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今までで1番衝撃を受けたボランティア活動

おはようございます。レジュメ太郎です。
突然ですが、みなさんはボランティアってしたことありますか?

かく言う僕も、ボランティアかどうかはわからないですが、大学時代にゴミ拾いをしたり、地元の祭りを手伝ったりなど、いわゆる無償で社会に貢献する活動を行っていました。

そんな僕が1番キツく、そして1番衝撃を受けたボランティアを1つ紹介します。
それは、

マザーハウスボランティア

ですね。これがダントツで衝撃を受けました。

今回は、このマザーハウスボランティアというものを詳しく説明していこうと思います。

1.そもそもマザーハウスボランティアって何??

まあこうなりますよね。
みなさんは、マザーテレサという人物を知っていますか?

まあこんな方です。
彼女は元々オスマン帝国のそこそこ裕福な家庭に生まれました。彼女は敬虔なキリスト教徒であり、アイルランドの修道会に入りました。しかし、神の啓示を受け、最も貧しいカルカッタ(現在のコルカタ)で貧しい人を救うために身を捧げることになります。

では、このコルカタとは一体どんな所なのか。
コルカタはインドの東部にある都市で、バックパッカーの間では「世界一汚い街」と言われてます。
どれくらい汚いかというと、もはや最悪です。

コルカタの街並み

汚さポイントその① 生ゴミ
コルカタは基本的にライフラインが終わってるんですよ。特にスラム街なんかはゴミが回収出来ずにそのまま放置されてる場合が多いです。
それにインドってめっちゃ暑くて、すぐ腐るんですよね。そこから放たれる匂いは強烈です。その強烈な匂いを放つ生ごみがそこらじゅうに転がってます。
しかもコルカタって狭い街なのに人口がめっちゃ多いんですよ。その分生ゴミも出ますよね?人口は1000万人くらいいてすごい光景でした。
昔ゴミ処理場でアルバイトしてたんですがそれ以上にやばかったです。

汚さポイントその② 排気ガス
コルカタって人口も多いのでアホみたいにタクシーやバイクが走ってるんですよ。
現在の日本のタクシーってハイブリッドやったり環境対策がある程度されてるんですがインドは違います。いわゆる昭和時代の、死ぬほど環境破壊しまくってたタクシーやバイクばっかりです。それがめっちゃ走ってるので、まぁ空気やばいです。もはや公害レベル。さすがです。

汚さポイントその③ 牛
まぁ基本的に汚いと呼ばれてる国とかって排気ガスとゴミが原因やと思うんですよ。そういう国なら探したらあると思うんですが、それプラスインドには牛がいます。
ヒンドゥー教の影響からか、マジでその辺に牛がいっぱいいるんですよ。野良猫ならぬ野良牛ですね。
普通に道路とか歩いてます。
その牛が、その辺に落ちてる生ごみを食べてその辺で糞を落としてるんですよ。それも道路中に。もはや最悪です。牧場特有の牛の糞の匂いが町中に充満している感じですね。もはや最悪です。

あとは、牛や犬、人の死体などが腐って汚くなってるのもあるかと思いますが、僕が見た感じそこまで多くなかったので、恐らく上記3つが原因なんやろなあと思ってます。

そんなコルカタで、マザーテレサは貧しい人のために生きることを決めます。
マザーテレサが残した言葉でこんなのがあります。
「人間にとって最も悲しむべきことは、病気でも不幸でもない。自分はこの世に不要な人間だと思い込むことだ。」
この言葉こそがマザーテレサの行動の原点です。
コルカタのその辺の道端で死にかけてる人を担架で施設に運び、最期の時をみんなで見守るという活動を行いました。
いわゆる「死を待つ人の家」というやつです。

その「死を待つ人の家」でマザーテレサの意志を継ぎ、シスターらと共に死にかけてる人の最期の時を見守るボランティアこそが「マザーハウスボランティア」なのです。
中々やばそうな活動ですよね。
それではどんなことをするか実際に紹介します。

2.マザーハウスボランティアって何をしてるの?

マザーハウス

簡単に言うと、「死を待つ人の家」で死にかけているインド人の世話をしています。
シスターらの指示に従い、ご飯の支度、インド人の簡単な応急処置の手伝いや世話、掃除、食器洗い、洗濯などいろんなことをやってます。
ただやはり衝撃を受けることが多かったですね。
インドの中でもマザーハウスに運ばれるインド人なんで相当見た目が刺激強めな人が多いです、、
足や目がなかったり、寝たきりでずっと咳をしてたり、身体中蛆虫だらけの人もいます。
日本では中々見られない光景で衝撃を受けました。
これほど汚い環境で、衛生状態も死ぬほど悪く、気温も40度近くありますがクーラーもなく、当然治療薬も無く、そんな状態でみんなが生活しています。
健康状態の僕ですら1日ここにいるのもしんどいなと思ったのですから、ずっと生活してるシスターやインド人の苦労は相当なものでしょう。
1番衝撃を受けたのは、死を待つ人たちのご飯を装おうと思ってご飯を装おうとしたら、米粒が一斉に動き出したことです。
そう、あれはご飯では無く大量のうじ虫でした。
あの光景は未だに脳裏に焼き付き忘れられません。

3.感想

僕自身教職の授業の一環で老人ホームの実習はしたことがあります。
しかし、ここは日本ではなくインド。
死を待つ人の家では100人くらいの身寄りのなく、死にかけている人がいた。
病院に連れて行くお金も当然なく、日本と比べて有害な虫も入りたい放題で、街もめっちゃ汚く匂いも臭く衛生状態は最悪。それにめっちゃ暑いのにエアコンは皆無。人手も全く足りない。
ただ、この施設を支えるのは、シスターと全世界からやってきたボランティアの人々。
僕が行った時は、中国、フランス、スペイン、日本など様々な国からボランティアが来ていた。
これだけ過酷な環境なのに、わざわざコルカタまで来てくれるボランティアの人がいる。
マザーテレサが人々に与えた莫大な優しさは、確実に世界に広がっていた。
他の貧しい国では病気になったり年老いてもそのまま死ぬことが多い。しかしコルカタでは心優しい人に見守られながら最期を迎えることができる施設がある。
それに1番驚いたのは、ここの施設にいる人はみんな笑顔だったこと。シスターも、ボランティアも、それこそ死を待つインド人たちもそうだった。どれだけ過酷で汚い環境でも、たとえこの先死を待つだけの人生だとしても、みんな楽しそうにコミュニケーションを取り、寝食を共にし、一体感があったように思った。
そんなマザーハウスボランティアは、ある意味ボランティアの原点なような気がします。

人は会社からお金を貰って仕事をする。だが、それはお金を貰えるから仕事をしているのであって、会社と人とはお金というもので繋がっている。お金を貰えないのに働く人はいないだろう。
しかし、ボランティアは無償だ。お金も貰えずに働くのはアホだと思う人もいるだろう。
しかし、そこにお金以上の価値が生じているのは確かだ。それは、「人助けしたい」「喜んでもらいたい」という純粋な気持ちや、「いろんな経験をしたい」「いろんな人に会いたい」など、自分のためにやっている人もいる。
「お金が貰えるから仕方なしに働いている会社」ではなく「自主的にやりたいからやるボランティア」の方が遥かに人の温かさや優しさを感じられる。
その「人の温かさや優しさこそ」が、ボランティアが持つお金以上の魅力なのかもしれない。
だからみんな笑顔になれるのだろう。

他の国では病気になって年老いたりしても道端で亡くなったりする人が多い中、インドでは優しい人々に見守られながら最期を迎えられる施設がある。
貧しいかもしれないけれど、それを感じさせないほどの人の優しさがそこにはあった。
僕はこのボランティアをきっかけに、今後は人に小さなことで怒らず、笑顔を増やし、家族や友達に優しくなろうと純粋に思った。

ただ僕もこんな偉そうな事を言ってますがマザーハウスボランティアを1日やるだけで限界が来たのでまだまだ修行が足りなかったです。笑

はい!今回の記事はいかがでしたでしょうか?
次回こそは!もっとふざけた記事にしたい!!

おわり。

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