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旅する冷蔵文庫

こんにちは、冷蔵文庫です。

2021年最後の日、謎のタイミングで冷蔵文庫としてのnoteを始めてみました(笑)。

というのも、「旅する冷蔵文庫」と題して12月に冷蔵文庫を巡る旅をしたので、その記録をnoteでもひとつの記事としてまとめてみたいと思っていました。

インスタでは巡った場所ごとに分けて投稿をしたのですが、Twitterに同じ内容を投稿しようとするとものすごく長くなってしまう…そうだ、noteだ!と(笑)。私はどうしても文章が長くなってしまうので…

そしてせっかくなら年内のことは年内のうちに…!と思いましたのでこのタイミングとなりました。

もちろん、この旅の記録以外にも、今後の冷蔵文庫についての記事を来年から色々と書けたらなと思っております!

あと数時間で2021年も終わりますが、もしよければこの旅の記録にお付き合いいただけますと幸いです。


12/10 福岡県

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この際、せっかくなので冷蔵文庫のカードを各地の風景と一緒に撮影する遊びをしてみました。
こちらは福岡県周辺の上空です。久々の飛行機にとても浮かれています。


「ひらお文庫」

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そんな福岡でまず初めにお伺いしたのは、ひらお文庫さん!
ひらお文庫とは、「誰でも自由に借りて、自由に返すことができる小さな図書館」。
たくさんの優しさが詰まったリトルフリーライブラリーです。

BOOKOFF春日店さんにある冷蔵文庫を体験してくださったことがきっかけで、なんと先月の吉祥寺ZINEフェスティバルにも東京スタッフの方が足を運んでくださり、実際に冷蔵文庫も体験いただきました☺️
そのご縁もあり、私もぜひ福岡で実際にひらお文庫を見たい…!と思っていたので実物を見ることができてとっても嬉しかったです。

さらに、前日に突然ご連絡したにも関わらず、わざわざお時間を作ってくださって…!😭✨
実際にお会いできて、楽しいお話もできて感激でした…!

しかも、私も本棚から本を一冊お借りできることに…!📗

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素敵な本ばかりで迷いましたが、1番ビビッときたムーミンの本を選びました。
いつかまた福岡に来たときにこの本を返すのが楽しみです☺️♩

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クリスマスが近いこともあり、ひらお文庫のキャラクター「ブックマ」くんのかわいいクリスマスオーナメントもプレゼントしてくださいました🎅🏻💫(我が家にはツリーがないので、リースの横に飾りました🎉)

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そのほかにも、オリジナルのシンプルで使いやすそうなメモ帳や「ひらおぶんこだより」も頂きました!

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毎号ピックアップ本や活動の紹介が掲載されていたり、優しさやワクワクが詰まっていて読んでいて楽しいおたよりなのですが、11月に発行された4号には冷蔵文庫のことも取り上げてくださっております…!✨

冷蔵文庫を始めた当初は、まさか遠く離れた福岡の方や取り組みとこうして繋がることができるなんて思ってもみなかったので、本当に感激でした…!😭

ひらお文庫さん、素敵な時間をありがとうございました!🙏🏻


「BOOK SHOP 本と羊」

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次に伺ったのは本と羊という本屋さん。
ひらお文庫さんに教えていただき、辿りついた場所です…!

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店内には読んでみたい本がずらり。

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その中でも特に、以前から気になっていた「26歳計画」という本が置いてあり、来年26歳になる私は買わずにはいられませんでした…
(まさか旅の途中に、ここで出会えるなんて…!)

今読むか、年が明けたら読むか、26歳の誕生日を迎えたら読むか……この本とどう向き合うかを考えるのも楽しいです。
装丁も素敵なので年内は眺めていようかな…(笑)

店主の方ともたくさんお話させていただいて、改めて本の魅力について考えるきっかけとなりました。ありがとうございました…!
本は、自分を見つめ直したり、時空を超えて(勝手に)仲間をみつけたり、知らない世界を知れるから楽しいです。
昔から本を読むタイプではなかったけれど、大人になって読書が楽しくなった今はそう思います。🐏

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本と羊さんにはシェア型の本棚があり、本屋さんの中に小さな本屋さんが並んでいます☺️📚

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その中でも、冷蔵文庫の取り組みを知ってくださっていた、マガリ書房アイネコ堂さんの本棚の中に、最近読んだ坂口恭平さんの本が並んでおり、これも何かの運命…!と感じてお迎えしました。

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帰り際、オーナーさんから「BOOKS KUBRICK」という福岡のおすすめの本屋さんを教えてもらったのでそちらへも行ってみました!
静かだけどあたたかい、ほっとする雰囲気の店内で、本と一緒にパンを販売していたりと、とっても素敵な本屋さん。

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本と羊さんも掲載されている、本屋さんにまつわる雑誌を購入しました。
普段は埼玉か東京の本屋さんにしか行く機会がないので、こういった本との出会いも、旅ならではだなぁと感じました。
この本を通して、全国の様々な本屋さんの取り組みを知るのが楽しみです…!


「冷蔵文庫 BOOKOFF春日店号」

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福岡での最後の目的地は、BOOKOFF 春日店さん!

こちらのBOOKOFFさんは、初めて冷蔵文庫のしくみを利用して独自の冷蔵文庫(BOOKOFF春日店号)を運営してくださっている本屋さん。

まだ大学生だった私に、初めて「冷蔵文庫のしくみを利用してよいですか?」と連絡してくださって、本当に嬉しくて、いつか絶対体験したいと思っていました。
その夢を、今回の旅で実現することができて本当に嬉しかったです…!

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こちらの冷蔵文庫に入っている本は、メッセージを見ていると様々な年代の方(特に小中学生?)が利用されているような印象を受けました。

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まだ私は大学やイベントでしか冷蔵文庫を出したことがないので、こういった場所で継続的に設置された本を実際に見ることができたのはとても新鮮でした。

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数ある本の中から私が手に取ったのは、「芸人の話」とシンプルに書かれ、紙袋に包まれた本。
私はお笑いが大好きなので、どんな本かは分からないけど芸人さんが関係してるならこの本にしよう!と即決しました。

もう一つの決め手が、多くの本がその場に用意されている紙でラッピングされているのに対し、紙袋で包まれていたこと!
わざわざ家にある紙袋を使って(選んで)本を包んだのかな?と勝手に想像したりしました(笑)。
紙袋の柄もまた落語のような雰囲気もあるような気もして…!

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そして私が入れた本は、行きの飛行機の中で読み切って包んだ一冊。(メッセージの漢字間違えてて恥ずかしいですが…笑)

埼玉県に住む私が入れた本は、福岡の冷蔵文庫を通して誰の手に渡るのか楽しみです😌♩

12/11〜15 広島県

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次は広島県へ向かいました。
今回、別件でしばらく滞在させてもらった島は、みかんやレモンの栽培が盛んな地域。
目に映るたくさんの黄色やオレンジのひとつひとつが美しくて、その空間の中で読書をしたり写真撮るのが楽しくて…🍊♩

前日に収穫させてもらったレモンと本を持ち込んで、これからリノベーションされる空き家で遊ばせてもらったりしました(笑)

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そのお家に残っていた本の中に、丸善のカバーがかけられた本を発見して…!
私は梶井基次郎の「檸檬」という話がとても好きなので、本を積み上げて最後に檸檬を乗せたりして楽しませていただきました…🍋

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ちなみに、ここでの滞在中に福岡の冷蔵文庫、BOOKOFF春日店号で交換した本を読み終えました!🎉
交換した本の紙袋をあけるとまさに「芸人の話」!
読んだことがない本で、読みやすくてとても面白かったです。映画化もされていたので観てみようと思ったり…!☺️

こんなに柑橘に囲まれて本を読むことなんてないので、本を読む空間についても楽しく考えられたひとときでした。


愛媛県(12/15〜16)

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続いては愛媛県今治市!

ここは私が小さい頃に住んでいた場所で、この機会に17年ぶりに来ることができました〜🛥

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今治では特に本屋さんなどは回れなかったので
港で写真を撮っただけなのですが、そこで少し本を読んでいたりしたら鳩がウロウロと遊びに来てくれました🕊笑


香川県(12/16〜17)

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最後は香川県の琴平町。
まずはこんぴらさんに登ってお参り。

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その後、最後の目的地である「栞や」さんに伺いました!

“人生というひとり旅を彩る” をコンセプトに、栞の制作を中心に活動している栞やさん。(HPより抜粋)

栞やさんとは、以前出させていただいたイベントにてオンラインでお話しする機会がありましたが、実際にお店に伺うのは初めて…!
栞やさんの存在を知ってから絶対にいつか行きたかったので、今回の旅でその願いが叶いました✨本当に嬉しい…!😭

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こちらのお店でも、冷蔵文庫のしくみを取り入れてくださった「旅する栞や文庫」という取り組みをされています📚

冷蔵文庫との違いは、その本に合わせた「栞」と「お手紙」が同封されていること。🔖
私も、福岡の冷蔵文庫で交換し、旅をしながら読み終えた本を交換させていただきました。

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旅する栞や文庫では、まず、この本に合った「お守り栞」を選びます。
この栞にも一枚一枚想いが込められていて見ているだけでも楽しいのですが、これから交換する本はこういうお話だったな…どんな栞がぴったりかな…と考えながら栞を選ぶ体験は、相手のことや本のことを思いやるような新しい感覚…!

同様に、同封するお手紙も、書いていくうちに気づいたら自分にとってどんな本だったのか、じっくり向き合って考えていました。
はじめはこの本を次に手にする誰かに向けて書いていたはずなのに、気づいたら自分と向き合っている濃厚な時間になっていました。

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栞とお手紙、そして一言メッセージが書けたら、スタッフさんが素敵に包んでくださいます。最後に「旅する栞や文庫」のスタンプを押してラッピング完了🕊

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私はこの本とじっくり向き合った結果、「何かに挑戦しようとしている人へ」というメッセージを添えてみました。

そして並んでいる8冊の中から私が選んだのは、「漠然と『勉強しなくちゃなぁ…』と思っている人へ」というメッセージが書かれた本。

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まさに最近の私の頭の中を覗かれているような気がして、思わず手に取りました(笑)。

開けてみると、「勉強の哲学」という本が入っていました!ものすごく興味あります……!!!
(京都で「笑いの哲学」という本を買ったので、今度は「勉強」だ…!笑)

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お手紙を読むと、なんと石垣島から旅してきた本でした。
本の交換だけでも嬉しいのに、栞とお手紙がついていると嬉しさが2倍3倍とふくらんでとってもあたたかい気持ちになりました🎈
この本との出会いを大切にしながら、勉強の哲学の世界に飛び込んでみようと思います!✨

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栞やさんでは、栞のほかにもカレーやカフェメニューも提供されています。こちらもとってもおいしかった…!ごちそうさまでした🍛♩

スタッフさんも皆さんお優しくて、楽しくてついつい長居してしまいました。
(私と同じ大学・学科に現在通われているスタッフさんや埼玉出身の方もいらっしゃってびっくり…!🥺🤍)

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看板猫のチャイ子さんにも会えて嬉しかったです!🐈自由気ままでかわいかった…


以上で旅の記録は終了となりますが、この旅を通して、奇跡のような出会いがたくさんあり、まさに「事実は小説よりも奇なり」な幸せな日々でした…!

出会ってくださった皆様、本当にありがとうございました!

そして、2021年は冷蔵文庫をさらにたくさんの方に知っていただいたり、この旅を含め素敵な出会いがたくさんあった1年となりました。

来年もさらに楽しく活動できたらなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!✨

良いお年を〜!

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