D&Iワークショップ〜アクセシビリティ編〜を開催しました
こんにちは。
令和トラベルPRチームインターンのアンジーです!
今回は、8月3日に開催された、第5回D&Iワークショップ〜アクセシビリティ編〜のリポートをお届けいたします。
令和トラベルでは、創業当初よりDiversity, Inclusion and Belonging Promise(DIB Promise)を制定しています。
代表の篠塚は、令和トラベル創業前に国内外問わず大企業からスタートアップまで他社調査していた際、欧米企業は会社の大小問わず、ダイバーシティに関する取り組みを発信している一方で、日本企業ではスタートアップでも上場企業でもダイバーシティに関する宣言等を制定している会社は少ないという現状を目の当たりにしました。
「DIBは社会の共通の価値観であり、人間として生きていく上で絶対に守らなくてはいけないもの」だと感じ、「新参者として社会に新しい流れをつくるリーダー的存在にもなりたい」という想いから、創業時という早い段階からDIBの制定に至りました。
こちらから詳しくお読みいただけます。
令和トラベルでは、Diversity、Inclusion、Belongingsを以下のように定義しています。
令和トラベルに関わるすべてのメンバーがDIB Promiseに対し、正しくその意義を理解し、日頃意識しながら働くことができるよう、D&Iワークショップを定期的に開催しています。毎回全メンバーが参加し、DIB Promiseを体現する組織づくりを目指しています。
<過去開催テーマ>
第1回:アンコンシャス・バイアス
第2回:令和トラベル的アンコンシャス・バイアス
第3回:D&I基礎編〜数値目標の制定〜
第4回:1on1〜DIBを体現するスキル〜
第5回:アクセシビリティ←今回はこれ
第5回となる今回のワークショップでは、note株式会社の沢登 達也さんにゲストスピーカーとしてお話いただきました。
アクセシビリティとは?
どこかで一度はこの言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。身近な例だと、スマートフォンやパソコンの設定の中にアクセシビリティという項目があります。
アクセシビリティ(英:Accessibility)とは、日本語に訳すと「近づきやすさ」「利用のしやすさ」「便利であること」などと表現できます。一般的に、「利用者が製品やサービス、機器を円滑に利用できること」を指すときに使用されています。
ここでいう”利用者”は、様々な状況下で利用する人や多様なバックグラウンドを持っている利用者、何かしら困難を抱えている利用者などを前提としており、アクセシビリティそのものがダイバーシティ&インクルージョンの考え方と精通しています。
アクセシビリティに関する法規制も、障害者基本法をはじめとしていくつか制定されており、多くの公的機関・企業が利用者に合わせた多種多様な取り組みを行っています。
その一例として、note株式会社におけるアクセシビリティプロジェクトの立ち上げに携われた沢登さんに、取り組み事例をご紹介いただきました。
note株式会社の事例(一部紹介)
note株式会社が掲げているミッションは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」。「プロダクトを良くするため」だけではなく「だれもが使える状態でないとこのミッションは達成できない」というところにテーマを置き、プロジェクトが進んでいきました。
アクセシビリティは障害のある方に向けて、と捉えられやすいですが、noteのアクセシビリティにおいては「だれもが当事者になり得る」ことを観点として重視しています。
「当事者がだれか」を定義し「だれもが」使える状態をつくるために、noteとしてはプロダクト(記事をみんなが読める/作れる)とコンテンツ(クリエイター/note社の発信がアクセシブル)の2つの軸でアクセシビリティ向上に取り組んでいます。
そして取り組むうえで大切にされているのが、「仕組みとして取り入れ、続けていく」環境をつくることです。
そのひとつとして、いま行っている開発などの業務に追加してアクセシビリティ向上のための作業をするのではなく、普段の業務フローの中にチェックリストやツールなどを取り入れることで、自然とアクセシブルなアウトプットになるよう設計されています。
加えて、いきなり100点を目指すのではなく、段階別で指標をつくることで、業務を担当するメンバーの取り組みやすさを引き出す工夫もされているようです。
例えば、X(旧Twitter)におけるツイートで画像を使用する際のaltの登録について「まずは50点を目指そう!」をわかりやすく伝える工夫をされています。
「当事者」をどう捉えるか
どのような状態になっていたら「アクセシブルだ」とするか
そのために何を改善していくか
どのように「続けられる」仕組みをつくるか
など、わたしたち令和トラベルが今後アクセシビリティに取り組んでいくとなった際に、考えるべき観点のヒントをたくさんいただきました。
note株式会社のアクセシビリティに関する詳しい取り組みは、ぜひこちらのnote記事をお読みください!
令和トラベルとしてできることは?
今回のワークショップを受けて、受講者に学びや業務で活かせそうなことをアウトプットシートに記入していただきました!その一部を抜粋してシェアします。
noteさんを参考に、令和トラベルではあらゆる業種でプロダクトとコンテンツの2軸でアクセシビリティに取り組んでいけると考えます。
例えば、私の担当業務のひとつに、社内報の発刊があります。発信したい内容が多いと、どうしても文字数が多くなり、見づらくなってしまいがちです。
プロダクトでもコンテンツの観点においても、フォントをユニバーサルデザインフォントに統一する・文字間隔を広げる・目にやさしい色づかいを心がけるなど、改善できる点があります。
また、「記事をみんなが作れる」という観点では、社内報作成に関するマニュアルやフォーマット作成も、アクセシビリティの一環と捉えることもできるなという気づきもありました。
私たちは、海外旅行予約アプリ『NEWT(ニュート)』を通して、スマートな海外旅行を実現する「あたらしい旅行」のあり方を提案しています。
スマートな海外旅行体験には、アクセシビリティ対応は、必須です。
今回メンバーから上がってきた意見を通し、どんな方でもアクセスしやすいアプリの仕様やデザイン、SNSコンテンツで利用する動画の見やすさなど、アクセシビリティの観点ではまだまだ改善できる点が多々あるな…と感じました。
そして同時に、今回の研修が、メンバーの意識を変える一つの重要なきっかけになり得ると思いました。実際、社内でもアクセシビリティを推進していこうという動きがあります。今回のワークショップを受けて、noteさんはじめ他社さんの取り組み事例を参考にしながら、令和トラベルでは何ができるか?を具体的に考えていきたいと思います!
おわりに
令和トラベルでは、現在全力で仲間探しをしていますので、少しでもご興味ある方はぜひ採用ページからご連絡ください。まずは気軽にお話を聞いていただける、ミートアップも開催しています。メンバー全員で温かく迎える準備はできています!
私たちが運営する海外旅行予約サービス、NEWTはこちらから。
********************
現在、NEWTでは『秋のWメガトク』を開催中です。ぜひこの機会に海外旅行をもっとおトクにご予約ください。
令和トラベルのエンジニアリングに関する情報発信を専門とした令和トラベルEngineers' Blogはこちら。