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noteアクセシビリティ施策

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noteには現在、読み書きはじめ、さまざまな機能にアクセシブルではない点が多く存在しています。色覚特性やロービジョン、上肢障害など、今回のカイゼンとは異なる方向でアクセシビリティ… もっと読む
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アクセシビリティ強化の一環で、スクリーンリーダーによる読み上げのカイゼンを行いました

4月7日(水)に開催した「note7周年 事業発表会」で発表させていただいたとおり、noteはいま、アクセシビリティ強化に取り組んでいます。その第1弾として、noteをスクリーンリーダーで読み上げて利用するケースでのカイゼンを行いました。 スクリーンリーダーとはスクリーンリーダーとは、視覚障害のある方がパソコンを使用する際に、画面の表示内容とキーボードからの入力内容を音声で読み上げてくれるソフトです。WindowsやMac、iOSやAndroidなど、多くのパソコンやスマー

スクリーンリーダーがさらにつかいやすく! アクセシビリティ強化に向けた6〜8月の取り組みをご紹介します

noteは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」というミッション達成に向けて、あらゆるクリエイターが創作活動をたのしめるよう、ウェブアクセシビリティ(※1)の向上に力を注いでいます。 2022年6〜8月は、社内勉強会でアクセシビリティに対する意識を社内に浸透させるほか、ウェブのカイゼン、ユーザーインタビュー、社内整備などをおこないました。この記事では、具体的にプロジェクトチームがどのような活動をしたのかをすべてご紹介します! noteのアクセシビリティ強化not

アクセシビリティ向上にむけnoteが実施しているユーザーインタビュー

「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」ために、noteではウェブアクセシビリティ(※)の向上に力を注いでいます。 2022年3〜5月は、ウェブのカイゼン、ユーザーインタビュー、社内整備やアクセシビリティ関連のイベント登壇などをおこなったのでご紹介します。 noteのアクセシビリティ強化noteでは、2021年からアクセシビリティ強化に取り組みはじめ、あらゆるクリエイターがnoteでの創作を楽しみ、その過程や作品を発表し応援しあえるように、プロジェクトチームを発足

「つくった人、天才ですやん」 - リサーチと開発のサイクルによるエディタの大幅なアクセシビリティ向上

みなさんがnoteで利用しているエディタ(=記事の編集画面)のアクセシビリティが大幅に向上しました 🎉 ※ 改修対象は2021年に公開された新エディタになります 具体的には、キーボードのみで操作可能にしつつ、スクリーンリーダー(=画面を音声だけで操作するための支援技術)で適切に読みあげる改修を行いました。 キーボード操作を改修することはアクセシビリティの向上だけではなく、様々なユーザーのユーザビリティ向上にもつながっています。 以下は、キーボード改修を必要とするユーザ

アクセシビリティ強化の一環で、ページごとの見出し要素を揃え、スクリーンリーダーの読み上げをカイゼンしました

さまざまな利用者が、さまざまなデバイスを使い、さまざまな状況でウェブを使うようになった今、あらゆるウェブコンテンツにとって、ウェブアクセシビリティ(※) は必要不可欠な品質になりつつあります。 noteは、2021年からアクセシビリティ強化に取り組みはじめ、あらゆるクリエイターがnoteでの創作を楽しみ、その過程や作品を発表し応援しあえるように、プロジェクトチームを発足しカイゼンを進めています。 スクリーンリーダーによる読み上げのカイゼン iOSアプリのアクセシビリティ

VoiceOver、Dynamic Typeなど、iOSアプリのアクセシビリティ機能の強化を行いました

noteは、アクセシビリティ向上のカイゼンを進めています。 前回は、Webブラウザで閲覧した際、スクリーンリーダーによる読み上げをカイゼンしたことをお知らせしました。 そして今回は、noteのiOSアプリでのVoiceOver、Dynamic Typeなど、アクセシビリティに関する7つのカイゼンを行いました(ver 5.8.0以降)。 iOS、iPadOS)VoiceOverとは iOSに標準搭載されているスクリーンリーダーのこと。画面が見えなくても、ジェスチャ操作によ

Android版noteアプリもどんどん使いやすく!記事一覧の表示変更など、カイゼンした施策をまとめてご紹介します!

noteでは、カイゼンチームがnoteをより使いやすい場所にしていくために、日々施策を重ねています。 今回は、Android™ 版noteアプリのカイゼン施策についてご紹介します! Android版アプリでは古いコードと新しいコードが混在しており、機能の追従に時間がかかっていました。それが徐々に新しいコードに対応され、web版noteと同様の機能追従や、Androidらしいカイゼン施策にようやく取り掛かれるようになってきました。Android版アプリでも、もっと創作を楽し

noteの「アクセシビリティ」に関するインタビューに協力してくださるかたを募集します

noteでは、さまざまな状況でもクリエイターが利用できるように、スクリーンリーダー最適化や画面拡大といったアクセシビリティ向上のカイゼンを進めています。 このたび、より多くの声をカイゼンに活かすため、アクセシビリティに関するインタビューに協力してくれるクリエイターのかたを募集します。 とくに、以下の機能を使いながらnoteを利用しているかたを募集します・拡大鏡、ズーム機能 ・キーボードのみで操作、スイッチで操作、音声入力で操作 ・発話の字幕化ツール(UDトークなど)、動画

プロジェクト発足から1年。noteのアクセシビリティ向上を振り返る

noteでは2021年に入ってから、本格的にアクセシビリティの向上に取り組んでおり、今では社内でもかなり浸透してきました。 そこで今回は、今年6月に公開した記事「noteのアクセシビリティ向上プロジェクトが始動」のアンサーとして、アクセシビリティチームの仙田が2021年のnoteのアクセシビリティ向上の取り組みを時系列でご紹介します! 機能の改修だけではなく、社内浸透のために行った勉強会や仕組み作り、外部での登壇、ユーザーインタビューなど、アクセシビリティに関わる取り組み

noteのアクセシビリティ向上プロジェクトが始動

「アクセシビリティ」と聞くと、対応が難しそうだと考え、リソースが確保できずにいる企業も多いかもしれません。noteでも社内にそういった考えがあり、今年までなかなかアクセシビリティ向上のプロジェクトを始めることができませんでした。 アクセシビリティとは 一般にアクセシビリティとは、アクセスのしやすさを意味します。転じて、製品やサービスの利用しやすさという意味でも使われます。 似た意味をもつ言葉にユーザビリティがありますが、アクセシビリティはユーザビリティより幅広い利用状況、多

160個あったアクセシビリティのエラーをエンジニア全員で改善しました

noteではアクセシビリティ向上を行うために、チームを結成して日々対応に取り組んでいます。 ただし、アクセシビリティチームは発足したばかりで人数も少なく、参加メンバーは基本的には兼務で作業を行っています。そのため、着手できていない課題もまだまだ山積みです。 特に顕著だったのだが、lintによるコードの自動チェックで、検出された警告の数は160を超えていました。それらをアクセシビリティチームのWeb側を先導しているエンジニアの深谷さん(Tai Fukaya)が少しずつ直して