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猫ちゃんもワンちゃんも守りたい!(れいわ新選組 山本太郎)

山本太郎:
もうねぇ…。猫ちゃん、守りたい! ワンちゃんも守りたい! でね、犬猫の話をしているときに、吐き捨てて行った人がいるんですよ。「なんだお前ら、人間よりも犬畜生かよ」みたいなこと言って通り過ぎて行ったんですけど。違うんですよ。違う、違う。この国において命の価値が著しく低いんですよ。著しく低い。人間の価値も低い。はっきり言って。けれども私が昔ね、芸能の仕事やってる時に海外に取材行ったんですよ。LAの警察。アメリカの警察LAPD。そこ部署があるって言って、何かといったらアニマルポリス。要は虐待受けてる動物だったりとか扱いが酷い動物を救いに行って、その家の者を逮捕したりとか色々する係なんですね。で、そこのオフィサーが言ってたことですごく覚えているのが、「その国の中において最も弱い立場の命をどう扱っているかによってその国の成熟度が分かる」 この国は? あまりにも命に対しての価値低すぎるでしょ。

やらなきゃいけないことは何か。
一目惚れみたいな形で簡単に買えちゃって、もう大きくなってきたしなんか面倒くさいから捨てようみたいなことだったりとか、そういうことで命がどんどん捨てられてしまうということに対して。殺処分。私、その番組の最後にね、覚えてるんですよ。福岡だったんです。取材している途中に殺処分してる現場見たいって私、思っちゃったんですよ。どんな形で死んでいくのかって、殺されていくのかっていうのを見たいって言って連れて行ってもらったのが福岡の当時ね、もう10年くらい前、保健所だったんですよね。動物愛護センターみたいなところ。本当に切なかった。順番にね。とにかくそのガス室的なところに送り込まれる手前がその次の子たちで、その前に置かれているところがそのもう1日猶予がある子。1日前、2日前、3日前みたいな形で処理されてて。鉄の壁があってグーって押し出されていくんです、1日ごと。でね、一番小さな命たちはワケわかってないんですよ、赤ちゃんたちは。赤ちゃんたち、ワケわかってない。人間が入ってきたことを喜んでね、もうすごく構ってほしそうな感じになるんだけど。子猫・子犬以外は分かってんですよ。もう自分がどういう目に遭うか。もう空気で分かってんですよ。本当に苦しかった、それ見てね。

政治でやれることがある。それは何かったら生体販売は禁止しなきゃいけない。命に責任を持って飼えないという社会であるならば、この間は命の売り買いというものは極端に制限されるべきだと思います。ブリーダーであったりとか譲渡会であったりとかそういう形からしか手に入れられないような形を進めていく必要があると思います。一方でこのことに関しては民業に対する圧迫という部分も含まれるので、そこをどう解決していくかという課題もあると思います。けれどもフランスでは実際に生体販売禁止というものが法律化されたということもあるので、そこに関してもしっかりと深めていって、これを提案していけるような、私たちやっていきたいと思っています。

もういっこ、私たちが食肉として命いただいてるじゃないですか。こういう動物たちも酷い飼われ方してるんですね。もう死ぬことわかってる。人間の食べ物として捧げられなきゃいけない命が、生まれた時から死ぬまでの間、地獄みたいな環境で過ごさなきゃいけないなんてありえないでしょ。アニマルウェルフェア。これもしっかりやっていきたい。これはヨーロッパといい関係性を結ぶためにはこういったこと当たり前のようにヨーロッパではされている。世界的な基準に持っていくべきですよね。私たちそれを目指してます。ありがとうございます。


れいわ新選組の動物愛護政策

ペットショップでの生体販売禁止。 ブリーダーからの直接譲渡や、保護犬猫の譲渡を促進。 動物実験の削減を強化、義務化。 畜産動物のアニマルウェルフェアを世界レベルに。
依然として動物虐待や劣悪飼育といった問題が後を絶たない現状を改善するため、最低限の飼育環境・設備の基準を定め、立入を義務化。実験動物使用数の削減を義務と強化。畜産業においても動物福祉が守られるよう国際的な基準を踏まえた飼育や処分方法に関する基準を定める。犬猫殺処分ゼロに向け自治体による引き取り・収容・殺処分を改善します。

参議院選挙2019「れいわ緊急政策」より

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