令和の言葉で読む古典

古典的名作を令和の今の日本語でわかりやすくお届けします! 難しい古典作品も、今の言葉…

令和の言葉で読む古典

古典的名作を令和の今の日本語でわかりやすくお届けします! 難しい古典作品も、今の言葉だと不思議なほどスラスラと読め、情景もよりリアルに浮かんできます。 食わず嫌いしていた作品を一緒に楽しみましょう🙌 中の人は東大卒の32歳。小さい会社を経営してます。漫画やエッセイも好きです。

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  • 令和の言葉で読む古典:夏目漱石

    夏目漱石の作品を現代語に翻訳したものを集めています。

最近の記事

"Kokoro" Soseki Natsume translated in 2024

Chapter 1: KamakuraI always called that person "Sensei(Teacher)". Therefore, here too, I will simply write "Sensei" without revealing his real name. This is not so much out of general consideration, but rather because it feels more natural

    • 令和の言葉で読む 夏目漱石『私の個人主義』

      この文章は、大正3年11月25日、学習院の輔仁会(生徒の会)で夏目漱石によって講演されたものです。 私は今日、初めてこの学習院という場所の中に入りました。もちろん以前からこの学習院はこんな感じだろうと大体想像はしていましたが、はっきりとは存じていませんでした。中に入ったのは無論、今日が初めてです。 さきほど岡田さんが紹介した通り、この春に何か講演をするようにという注文がありました。しかしその当時は何か差し支えがあって、―岡田さんの方が私自身よりもよくご記憶なさっていて、あ

      • 令和の言葉で読む 夏目漱石『こころ』中 両親と私

        はじめにこの文章は、夏目漱石の『こころ』を令和の人々が読みやすいよう、現在の言葉に翻訳したもので、「上 先生と私」の続きです。 高校生でも読みやすいような文章を意識しており、言語としての翻訳だけでなく、解釈の上での内容の調整も行っています。 節ごとのタイトルは、内容をイメージしやすいよう訳者が独自に付けています。 原文が気になる方は、ぜひ青空文庫などでご覧ください。 (原作は既に著作権が切れております) 『こころ』では、先生と私の関係や、過去の人間関係などに着目されがちで

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        • 令和の言葉で読む 夏目漱石『こころ』上 先生と私

          はじめにこの文章は、夏目漱石の『こころ』を令和の人々が読みやすいよう、現在の言葉に書き換えたものです。 高校生でも読みやすいような文章を意識しており、言語としての翻訳だけでなく、解釈の上での内容の調整も行っています。 節ごとのタイトルは、内容をイメージしやすいよう訳者が独自に付けています。 原文が気になる方は、ぜひ青空文庫などでご覧ください。 (原作は既に著作権が失効しています) 今回の翻訳を進める中で、本作が少しずつ謎を解明していくスタイルで複雑で繊細な人間模様を描いた作

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        "Kokoro" Soseki Natsume translated in 2024

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