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1年使って良かった「ホワイトハウスコックスのメガネケース」

1年使ってみて良かった僕のメガネケースをご紹介しようと思う。
それが、ホワイトハウスコックスのメガネケースである。

作りは非常にシンプル。初めてこの商品を手にとった人も十数秒、ケースの外と中を確認すれば、どんなパーツがどのように組み合わさっているのか、きっと理解できるほどに。

全ての部品はレザー(ブライドルレザー)でできている。

正直言って質はよくわからない。ホワイトハウスコックス自体、1875年創業のイギリス老舗のレザーブランドで、革小物とかに多少興味がある人であれば、1度は聞いたことがあるブランドかと思う。老舗のブランド、しかもいいお値段ということで「きっと質も良いんだと思うよ」くらいのことしか言えない。

それでも、一度触って見てみれば、その革の厚みにはきっと驚くと思う。表皮がこの厚み、きっとすごく立派な牛だったんだろう。そう思うと質量以上の重さを感じる。これからも長く、付き合っていきたい。

1年使ってみて、使い勝手の”悪さ”は感じない。…敢えて含みのある言い方をしてみた。

いや、シンプルな作りである以上、メガネの気持ちになって考えてみると、もしかしたらメガネケースとして居心地が極上に良い空間ではないのかもしれない。

だって今のメガネケースといえば、メガネの形状が完璧に計算されて、滑らかな曲線の窪みの中に、ぴたりとメガネを沈めていくようなイメージがある。

たいして、本商品は鼻当ての部分を支える盛り上がりがわずかに用意されているだけ。もちろん、それがメガネにとって不快であるとは思わないが、必要最低限のシンプルな作りであるということだ。そこが僕は好きなんだけれど。

ミニマムな機能であるほど「これで十分」と思わす納得感がある。何かを搭載するほどにリミットという概念は消失して、際限ない改善が求められる。
それでいて、あの肉厚な革は確かに信用できる。素晴らしい商品だと思います。

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