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ただの音ゲー好きがDTMした2年間のまとめ

はじめまして、冷凍です。
僕は2022年の3月くらいにDTMを始め、
なんだかんだ2年間くらい続いています。

ただの音ゲー好きから始まり、音楽好きに変わっていった今までの経験を1回まとめてみようと思い、
「初めてDAWを入れた日」から
プラグインはまあまあ持ってるのに曲が一生完成しない奴」
になるまでと、今の心情を書き残しておきます。



初めてのDAW

初めから有料のDAWを買うのはハードルが高く、
とりあえず無料で探してダウンロードしたのが
Cakewalkでした。

音楽知識が全く無かったので音楽理論をYouTubeで勉強しながら付属音源とSynth1でそれっぽい曲を作ってました。
(セカンダリードミナントだけ理解するのに1年かかった)

曲が完成しない

1 完璧主義

最初は多分、

「4536進行でペンタトニックのメロディで完成!」
でいいと思うのですが、

「プロの曲よりダサいな…没!」

を繰り返して今まで治ってません…(マジで治せ)


2 揃っていない音源

1の要因として、プロと同じ音が出ない事があり、

自分の曲を聴く事のストレス
作曲モチベーションの低下

がかなりありました。
それと同時に、

作曲が上手ければ関係無い部分

これは少し後からですが、今もずっと悩んでいます。
それと音ゲー曲と言えばかっこいいシンセサイザーの
音色ですが、それも1つの悩みを生みました。

3 可能性に溢れた楽器、シンセサイザー

シンセサイザーという楽器、扱うのが上手な人ほど
無限とも思える音色を生み出せます。
それ故に、

出せるはずのあの音が出せない…

と自己嫌悪してしまう事が度々ありました。

正直ここら辺も少し後なので始めたばっかりの頃は
そこまで気にしてなかったと思います。

あの頃使ってたプラグイン

Synth1

シンセサイザー入門として有名なSynth1、
ADSRやオシレーターの事を学んだ1台目です。

Vital

無料最強シンセ音源として紹介されていたVitalくん
今では少し使えますがあの頃は、
「ウェーブテーブル?ナニソレオイシイノ?」
って感じでした。

OTT

なんかハードコアがタノシそうな人が使ってたので
とりあえず入れた奴。
コンプレッサーの事も理解してなかったから
「なんかかっこよくなる!」
って感じで適当にかけてました。


曲が完成する瞬間の話

1曲目が完成するまでには、たしか4曲くらいの没がありました。
今までに無いほど作曲は順調に進み、
数日で曲は完成しました。
完成した瞬間思ってた事は今でも忘れません。

「なんか数日で曲できたしクソかっこいいww俺最強か?ww」

多少誇張してるかもしれませんが、こんな感じの事を思っていました。
正直あの頃の僕が羨ましいです、
今作った曲を聞かせたらきっと

「こんなかっこいい曲作れんの!?」

って驚いたと思います。
それぐらい耳が肥えてませんでした。

それから

数曲没にして完成、数曲没にして完成…
と繰り返していく内に徐々に完成のペースは落ちていきました。
その理由はおそらく

耳が肥えてしまったのでしょう。

「良い曲だと思うラインの上昇」が
「作曲の成長速度」を超えてしまったのです。

それには成長した先で見つけた新たな概念も関係して
いたと思います。

ミックス・マスタリング

始めた頃は1ミリも意識していなかった
「音質」
についてです。

音楽的な良さだけあれば気にしなくていいと思っていたのですが、今では
「音のかっこよさ」と「ミックスの良さ」は関係していると思います。

バチバチのSuperSawも高音がうるさければやかましいだけで、
低音が強いキックもベースと干渉すれば
気持ち悪い音なってしまいます。

それに気づいたのは、1年続けてやっと耳が少し成長してきた頃です。

そしてその頃から好きな曲の条件に「音質」が
追加されました。


過剰な焦り

自分でも焦りすぎとは分かっているんです、
でも自分には作曲しかないと思うんです。
良い曲を作らないと誰も興味を持ってくれないし
優しさで褒めてくれても嘘だろうなって思っちゃって

何より嘘だって思うくらいに自分の曲を愛せないのが辛いんです。

才能

音楽の才能

始めた数ヶ月は、結構才能あったと思います。
今聞き返しても余裕で今より良いメロディ書いたりしてます。
でも、いつからかその才能は無くなっていきました。

継続の才能

今の所は辞めようと思った瞬間はほとんど無いです。
音楽が無くなった自分に価値を感じ無いから、という理由もあります。
だけど、続けてる理由は「音楽が大好きだから」
なのは間違いないです。

努力の才能

正直ほとんどありません。努力の才能がある人はもっと曲も完成させて自分の曲も愛せる努力をしてる人だと思います。

曲が完成する時の共通点

ある程度共通点は分かっていて、いつもその時完成しています。
それは

良い曲と勘違いしてる時

後で聞くと本当に酷いんですよ、でも、作ってるその時だけは最高の曲に聞こえて、

あの瞬間が世界一楽しいんですよ

プロも超えられるんじゃないかという「自信」と
作曲が上手くなったという「実感」で満たされて
置くノート全てが良く聞こえて本当に幸せでした。
あの時間を超えられる快感に今まで出会った事はありません。

でも、次の日になるとその魔法は解け
「そんな良くねーじゃん」
とがっかりして「自信」はただの「慢心」になるんです。

実はここ数ヶ月、その瞬間は現れてません。
僕が思うに、更に良い曲のハードルが上がったんだと思います。
結局は創作の世界は、「どれだけ勘違いできるか」
なんじゃないかと思っています。(どっかのイラストレーターの人も多分そう言ってた)
でも、所詮まだ2年間やっただけの人間なので
後で考えは変わるかもしれません。

買った物の話

FLstudio producer

いつかは忘れましたが、有料DAWに乗り換えました。
音ゲーコンポーザーの使用率が凄く高くて、何より
安かったのでFLにしました。
(みんなsignatureのがいいって言うけど無視してproducer買った)
今後悔してないからいいんですけど
後最近21から2024になって意味わからん

Spire

50%セールする度話題になり、みんなが良い音と言う
シンセ音源、Spireです。
個人的にはHardFMの音が好きでベースとかに使ってます。
もちろんシンセリードにも使ってコードバッキングにも使ってるのでシンセは基本全部Spireです。

UAD essential edition

突然LA-2A tubeが無料配布された時に、セールで
8200円くらいになってたので買ったやつ。
pure plate reverbやLA-2Aはかなり重宝してる。
中でも脳死で高域を上げられるPultec EQPは大好き。
(ちゃんと調整はしよう)
なんなら今Pulrecがプラグインブティックの無料特典枠になってたりして入手難易度かなり下がってそう

Synthesizer V Studio pro スターターパック

ボーカル曲に興味があったけど、自分で歌うのも嫌だからめちゃくちゃ助かってる。
人間に歌ってもらうのはかなり先になりそうだからしばらくはシンセVボーカルの曲作る
ちなみにスターターパックの無料枠はSaki AIにした

Ozone10 standard

ミックスは多少できるようになっても、マスタリングがマジで意味不だったからずっとやって貰ってる。
11の方がかなり良さそうだから次買うなら
Ozone 11 advancedがいいかなー

生楽器の音源は買ってない

実は買ってないんです。実は生楽器の良さに気づいたのがここ最近の出来事で、
ストリングスやピアノ、ベース音源の暖かい表現の
良さにやっと気づいたのが最近なんです。
次なにか買うとしたら、ピアノかストリングスになりそうです。

こんなに持ってるのに

まじで良い曲作れん…
宝の持ち腐れってマジでこの事だと思う。
でも実は、CakewalkからFLstudioに乗り換えた時って
作風がかなり変わったと思う。
実はそこに昔の才能の秘訣があったりして…?
考える価値がありそうなのでしばらく考えてみます。

まとめ

初めてのDAW、Cakewalkを入れ最低限の音楽理論を
学びながら数曲没にしてやっと完成した1曲目。
しかし自分の曲を愛す事ができず。
揃っていない音源、完成しない曲、それでも
ほんの一瞬だけ自分が作る曲を好きになる事ができて
その曲だけは完成させることができた。
でもそれも数回に1回しか起きず曲はなかなか完成しない。
そして目の前に立ちはだかるミックス・マスタリングの壁。
それにFLstudioやUADで対抗するも簡単には行かず
作曲能力を超えてしまう好きになれるハードル。
ボーカル曲も1つしか公開できていない。
さらに数ヶ月来ていない自分の曲を好きになれる瞬間
それでも音楽を辞められない理由は、

「音楽をやってない自分に価値を感じないから」

もあるけど、それ以上にもっともっと

「音楽が大好きだから」


そして今に至る。
2024年7月10日

こんな俺、冷凍の事を知ろうとしてくれて

ありがとうございます!!!!

みんなはこうならないようにしてね

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