活動再開&オークス見解説・予想
∴活動再開のお知らせ&重大報告
お久しぶりです。今週から活動再開とすることに決めました。
競馬から一旦離れることで、生活リズムを見直したことにより体調が以前に比べ大きく改善されたので、また投稿を行っていこうと思います。
ここで一つ皆さんに隠してたことを公表いたしますが、自分現役の高校生なんです。
ですから、実際には賭け事は行えないので「俺プロ」という形で関わっています。競馬歴はかれこれ4年目に突入し、視点も新米物から若干成長できていると思います。これからはその点も把握していただいた上で予想をお楽しみください。これからも西園寺玲斗のことをよろしくお願いいたします。
∴オークス出走馬
桜花賞の勝ち馬:ステレンボッシュ を筆頭に巻き返しに燃えるチェルヴィニア/ライトバック等の桜花賞組、アドマイヤベル/タガノエルピーダ等のトライアル(&リステッド)組の堂々たるメンバーが揃った。
2歳女王:アスコリピチェーノが距離不安の為にNHKマイルCに進んだことにより"1強"とまで囁かれているが、この牙城を崩す馬は出てくるのか。
【オークス枠順】
1-1 ミアネーロ 牝3 津村明秀
1-2 クイーンズウォーク 牝3 川田将雅
2-3 エセルフリーダ 牝3 武藤雅
2-4 パレハ 牝3 田辺裕信
3-5 コガネノソラ 牝3 石川裕紀人
3-6 サンセットビュー 牝3 三浦皇成
4-7 ステレンボッシュ 牝3 戸崎圭太
4-8 ホーエリート 牝3 原優介
5-9 ラヴァンダ 牝3 岩田望来
5-10 アドマイヤベル 牝3 横山武史
6-11 ヴィントシュティレ 牝3 北村宏司
6-12 チェルヴィニア 牝3 C.ルメール
7-13 スウィープフィート 牝3 武豊
7-14 ライトバック 牝3 坂井瑠星
7-15 サフィラ 牝3 松山弘平
8-16 ショウナンマヌエラ 牝3 岩田康誠
8-17 タガノエルピーダ 牝3 M.デムーロ
8-18 ランスオブクイーン 牝3 横山和生
∴有力馬見解説
(☆)ステレンボッシュ
ステレンボッシュは桜花賞の勝ち馬。前走の桜花賞では1番人気のアスコリピチェーノを道中随時マークしての完勝劇だった。今回は
舞台が変わり東京2400mとなるが、東京は条件戦時に勝ち星を上げており適性はありそう。毎年桜花賞馬に付き纏う「距離不安問題」だが、父親のエピファネイアは勿論のこと、母親のブルークランズも条件戦ではあるが
2000mで好走出来ていたので距離は保ちそうだ。データ(下記参照)的にも適しており1強と言われても可笑しくはない。ただ鞍上が騎乗経験のある横山武史やルメールでないのは少し気がかりだが、勝ち負けは期待していいだろう。
評価→A
(☆)クイーンズウォーク
クイーンズウォークはクイーンCの勝ち馬。
桜花賞では精彩を欠き8着という不甲斐ない結果となった。今回は2400mとなるが、桜花賞の共同記者会見でも中内田調教師が「オークスの方が舞台が合う」と仰っていたように
距離的にも巻き返しがあっても違和感はない。しかしオークスで好走している馬の共通点として、「敗れていても勝っていても上がり3Fが3位以内」、「重賞やG1で複数掲示板」等がある。この馬の戦績を見るに特に重要視される「敗れていても勝っていても上がり3Fが3位以内」に該当されない。
対抗ではアリだとは思うが、本命視はやや危険か。
評価→B
(☆)スウィープフィート
スウィープフィートは桜花賞TRの勝ち馬。前走は馬郡を縫いながらでの
4着と健闘。上位3頭が外差しでの決着でのこの着順なら十分合格点だろう。
距離適性は血統的にも大丈夫だろう。折り合い面にも不安要素がなく、
十分本命候補でも通用する。東京も不利無くあの末脚を使えたなら、
外差しでも馬券圏内は堅いだろう。「豊人気」もあり、上位人気は避けられなさそうだが信頼はできる。
評価→A
(☆)ライトバック
ライトバックはエルフィンSの勝ち馬。前走の桜花賞では、勝ち馬/2着馬同様に外から伸びてきての3着。後にNHKマイルC2着のアスコリピチェーノよりも速い上がりで伸びてきているので、末脚の爆発力は世代でもトップレベルに近い。距離的にも父キズナの産駒は東京巧者が多いので2400が長いということはない。しかし、折り合い面にはやや不安があるので精彩を欠かなければ堅実な1頭になるだろう。東京は2歳時にアルテミスSで4着と馬券には絡めなかったが、1勝クラスながら格上挑戦でのあの結果なら評価できる。
評価→A
(☆)アドマイヤベル
アドマイヤベルはトライアル覇者。前走のフローラSは完勝とも言える順当勝ち。今回は桜花賞組との初対戦で前走からかなりレベルが上がるが、
底力が試される東京中距離で安定な成績を残せているのは能力が高いことを表しているのだろう。フローラSの走破タイムもかなり優秀で、過去10年でウインマリリンが勝った2020年に次ぐ二番目に速いタイムである。
今回は中2週となるが、仕上がりも十分。馬券圏内は熱いと見てもいいだろう。
評価→S
∴コース紹介
(☆)東京芝2400m
ホームストレッチの半ば辺りからスタートする。この時に観客の目の前での発馬なのでエキサイトしてしまう馬が多く、無駄な体力を使わないように精神面で強いタイプは有効。スタートしてからは、スタンド前を通過しながら先行争いが繰り広げられる。1コーナーまでの距離は約350m。バックストレッチの中盤に上り坂があり、ここでペースが緩んで馬群が固まることが多い。3コーナーにかけては緩やかな下り。直線に入るとすぐ160mで2m上るタフな坂が待ち構える。上り切ってから残り300mはほぼ平坦。最後の直線(525.9m)では、前半の坂でスタミナを振り絞ってから、平坦な後半部分でキレ味を競う。距離のロスを避けるためには内めを動ける器用さも必要で、競走馬として多様な能力が要求される。チャンピオンを決めるのにふさわしい。
∴データ解説
(☆)前走別データ
前提だが桜花賞組が圧倒的な数値を誇っており、【7/5/6/63】と出走数が毎年多いのもあるが、やはりG1戦線組が優勢である。
次に優勢なのは、トライアル組ではなく忘れな草賞組である。【2/0/1/3】と出走数自体が少ない中、2頭の勝馬を輩出しているので中々にハイレベルなレースとも言える。
トライアル組は【1/3/1/39】と馬券には絡んでいるものの、苦戦傾向にある。勝ち馬もユーバーレーベンの1頭のみと限られており、
取捨選択がカギとなるだろう。
(☆)血統別成績
一世代前までは名種牡馬:ディープインパクトが無双していたが、今レースで注目していきたいのはドゥラメンテ産駒。スターズオンアース&リバティアイランドが連勝しており、このコースには合いそう。次に高いのはゴルシ・エピファネイアだが、この2頭はそもそも出走数自体が少なくデータが不十分のために信用性がない。今回は三連覇のかかるドゥラメンテ産駒に期待したい。
(☆)馬体重に注意
このレースでは、馬体重が480kg以上の馬で優勝したのはカワカミプリンセス1頭のみ。最も勝率が高いのは、460~479kgの間で現在4連覇中。500kg以上の大型馬は複勝が過去10年でわずか1回のみと苦戦傾向。大型馬はなるべく消した方がいいだろう。
(☆)前走人気馬に注目
前走2番人気以内に支持されていた馬が好走傾向にある。大前提だが、人気が高いということはそれだけ実力が認められているということだろう。
逆に前走人気薄馬でこのレースを勝ったのは過去10年で一昨年のスターズオンアース1頭のみ。しかも当馬は前走桜花賞を勝利しているので、能力の高さが違ったのだろう。なので今回は前走で大きく人気を裏切ってしまったチェルヴィニア等をピックアップしたい。
(☆)当日オッズに注目
近年のオークスは2,3着馬に二桁人気馬が入り込む”波乱”が起きているケースが多いが、1着馬は意外と順当決着が多い。過去10年で3番人気以内での決着となっている。その理由として大体は、桜花賞馬券圏内馬かトライアル覇者が勝つ傾向にあるのもあるが、今年も順当決着と見ても良いかもしれない。
∴本命、対抗/穴馬予想
(☆)本命、対抗馬
◎ ライトバック
〇 アドマイヤベル
▲ ステレンボッシュ
〈◎ ライトバック〉
ライトバックは桜花賞3着馬。「有力馬見解説」でも記したが、あの末脚には正直ステレンボッシュにも勝ると思っている。折り合い面では不安はあるものの、鞍上の坂井騎手なら道中上手く運んでくれるだろう。阪神の外回しであれだけの末脚が決まるなら、東京だとどれだけの威力が出るのかがとても気になるところだ。2週連続キズナ産駒クラシック制覇に向けて弾みをつけてほしいところである。
〈〇 アドマイヤベル〉
アドマイヤベルはフローラSの覇者。前走のフローラSでは素晴らしい手応えで早めに抜け出して、重賞初制覇。無事樫への切符を掴んだ。今回は桜花賞組と初対戦で実力が疑われるレースとなるが、条件戦時に後の皐月賞4着馬:アーバンシックに0.4秒差の3着と健闘。また、2戦目から時期は違えど3戦連続の東京で複勝率100%は能力の高さが伺える。上がり勝負になりやすい東京2400mにおいて、上がり3Fが3位以内なのは好都合。距離不安もないので本命に等しい有力馬の1頭だろう。
〈▲ ステレンボッシュ〉
ステレンボッシュは桜花賞馬。前走は道中常にマークした状態で、言わば「アスコリ潰し」に徹したレースっぷりだった。何が言いたいのかというと、ステレンボッシュの強さもあったがマジックマンの神騎乗が密かにあったのである。今回、マジックマン不在で鞍上が戸崎騎手。正直不安要素の方が強い。切らなかったのはステレンボッシュの強さを見越しての”相手”である。しかし、絡めるからには桜花賞馬のプライドと意地を魅せつけて欲しい。
(☆)穴馬
・タガノエルピーダ
・チェルヴィニア
・ミアネーロ
・エセルフリーダ
今回はタガノエルピーダ、チェルヴィニアをピックアップする。
〈タガノエルピーダ〉
タガノエルピーダは忘れな草賞の勝ち馬。朝日杯FSではジャンタルマンタルの3着という戦歴があり、チューリップ賞では1番人気に推されるほどの素質馬だ。前走は桜花賞が除外されての、忘れな草賞参戦だったが、苦戦することなく勝利。今回は鞍上にM.デムーロを迎えての参戦だが、デムーロ騎手と言えばラヴズオンリーユーでのオークス制覇が強烈なインパクトを与えていることだろう。タガノエルピーダも同じローテでの参戦となり、十分期待できる。また、今回人気馬・有力馬が中団/後方での列にいる可能性が高いであろう中、この馬は先団でも自分の競馬を行うことができる。これはとても嬉しい誤算であり、前残りの有力な1頭であろう。
〈チェルヴィニア〉
チェルヴィニアはアルテミスSの覇者。この馬は穴馬のような人気薄ではないと思うがそこはご了承いただきたい。前走の桜花賞では、人気と一変して二桁着順と不甲斐ない成績を残してしまった。今回は叩いてのレースで前走よりは変わり身が伺える。距離延長がネックとなるが、東京はアルテミスSで勝ち星を上げているので不安はないだろう。阪神JF、桜花賞で舐めた苦汁を今晴らす時だ。
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