同調効果とその恐ろしさ
こんな体験談を聞いた。
2人のうち1人がまっすぐ立ち、もう1人が横から体を押す。当然、押された側の人間はふらつき体制を崩す。
今度はただ立つのではなく、自分の両手の指先同士を軽く触れる程度にくっつけて立ってもらう。
しかし、意識は触れている指先に向ける。
そして先程と同様に、もう1人が体を押すとどうなるか。
なんと、今度はふらつかずにしっかり立ったままである。
この実験では、指先に意識を集中させることで外部からの影響を受けなくなったのだ。
「影響を受けないぞ!」と、そんなことは意識していないのにも関わらず。
この記事で皆さんにお伝えしたいのは、
「何に意識を同調させるかで、結果が変わる」
ということである。
自分の波動を上げるにはネガティブなものに意識を向けない、と宇宙の法則ではよく言われる。
理由は明らかで、我々は外部からの影響を受けやすから。いや、受けるのが当たり前とまで言ってもいい。
ネガティブなエネルギーに長時間晒されていると、いつの間にか思考がネガティブに偏ってしまうし、その逆も然り。
そこでこの方法である。
「何に意識を同調させるか、意識すること」
たとえば職場でどうにも馬が合わない人がいたとする。
その人に意識を同調すると、どんどん沼に嵌っていく。
些細な言動でイラつき、最悪のパターンでは自分が体調を崩してしまい、愉快とは程遠い時間を過ごすこととなる。
相手はこちらのことなどまったく気にもせず、ケロリとしているのに、だ。
それが嫌なら、別のものに意識を同調させるのだ。
次の旅行の計画を練ったり、推しの好きなところを脳内で並べてみたり、昨日読んだ本について考えてみたり。
そもそも、「気分が悪くなる」ということは、「内なる自分と同じ意見を持っていない」を意味する。
このことについては長くなりそうなので、また別記事で述べたいと思う。
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