ラン

森絵都さんが好きだ。
大好きだ。

久しぶりに「ラン」を読んで、今読み終えちゃった寂しさにちょっと浸ってる。

生きていくことは時にしんどい。
自分だけの都合で進んでいけないのが人間。

どうしたって、人は人と関わって生きていくしかないわけで、そういう人間関係の中で成長したり、喜び合ったり、悲しみあったり、時には傷つけあったりする。

この季節、春に代表される別れと出会いだけど、その究極が生と死。

この作品はこの世とあの世を行き来できるようになってしまったある女の子のお話でね、

何がいいって、森絵都さんの作品には
「ちょっと困っちゃう人」がたくさん出てくるんだけど、そういうわちゃわちゃしたメンバーが、最後までそのまんまで、それがとっても愛おしい。みんなそのままでいいのだーと思う。

悪人とか心底嫌な人は出てこないし、
読後感がすっごくいいのだ。

今週末からちょっとずつ走ろう。
そう思った。

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