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HSCとして生きる、を支える

こんにちは、Reiraです。ふたご座流星群、かなり寒かったですが、いくつもの流星を観ることができました。星を探して夜空を見上げる、なんて贅沢な時間。

先日、小学生になった娘の担任の先生と懇談会がありました。以前の投稿にも書きましたが、かなり繊細な部分がある、いわゆるHSC(Highly Sensitive Child)気質の娘。

ここ数年はかなり落ち着いてきていたので、小学校に入学してもあまり心配はしていませんでした。

ところが、今回先生から予想外のコメントが。
「授業や係活動ではとても元気の良いお子さんなのに、2日に一度は必ず午前中に『お腹が痛い』と言ってきます。休み時間、ほとんどの子供はお友達と校庭で遊んでいるのですが、彼女は友達から離れて毎日教室でひとりで過ごしているようです。お家での様子はいかがですか?」と。

保育園の頃から、毎日給食はおかわり、家でもお腹が痛いなんて言うのは、私か夫に強く叱られた時くらいです。つまり、娘の腹痛は精神的な問題ではないかということ。それと、お友達が大好きで休日も友達と遊びたいというくらいの子供なのに、まさか学校の休み時間を毎日ひとりで過ごしているなんて。

娘の性格、家での言動、これまでのこと。そして、先生からのコメント。それらが私の頭の中でなんとか整合性を取ろうとするのですが、結局はうまくはまらないパズルのピースのようで。

その場は先生からのコメントを持ち帰り、家で考えてみました。そして、思い当たったこと。先月、週末に実家に帰省した時のことです。旅行シーズンということもあり、混んでいた新幹線の車内で急に娘が「気持ちが悪い。」と。とりあえず衣服をゆるめ、私の膝の上に寝かせてようやく到着。外に出たら気分が良くなったようでしたが、気になったので娘に聞いてみたところ、

「・・・電車の中は、気持ちが悪くなっちゃう。だって、いろんなひとの気持ちがまざり合ってるから。」

なるほど、あぁそうか。忘れていたけれど、やっぱり根っこにHSC気質ゆえのエンパス体質、共感力が極度に高い性質がこの子にはあるんだな、と思いました。その時は、旅行や外出時には気をつけよう、と軽く考えていました。

その言葉と重ね合わせて考えると、おそらく娘は小学校入学後、新しい友だちや先生、自分を取り巻く環境が急に変化し複雑化したことによる過度な刺激を、未だどのように自分の中で処理したら良いか分からずに、腹痛という形で表すしかなかったのではないか。

休み時間ひとりでいるのは、友達と接し続けていると疲弊してしまうから、友達から離れる時間を持とうと無意識に感じているせいなのでは?

・・・ひとり教室にいる時間、いったい何を考え何を感じているのだろう?きっと寂しいだろうな。学校休まないように、なんとか頑張らなくちゃ。そんな頼りなげな横顔が目に浮かびます。

・・・この2年ほど、私は自分の事ばかりで頭がいっぱいでした。それを許してくれている家族に感謝していました。ですが、表面上落ち着いて見えた子供の様子に私はただ甘えていたのかもしれません。あえて踏み込もうとしていなかっただけ、なのかもしれません。娘が「助けて」って、言えない母親だったのかもしれません。。。

後悔しようと思えば、いくらでもできる。でも、今ならまだやり直せる。自分で乗り越えようという気持ち、自分の中で何とか折り合いをつけようという自立心は尊重しつつ、その個性を、娘が笑顔で発揮できるように、気持ちだけではなく行動できちんとサポートしていこう。そして、今の子どもたちの個性と可能性について広い視野でまた学び始めようと、心の中で誓ったのでした。

・・・手始めに今日は、娘が昨日寝てしまって見られなかった「ふたご座流星群」を、一緒に頑張って観ることにします^^

子どもたちが笑顔でいのちを満喫できる社会を、私達大人がつくっていくこと。そのために、私にできることを、ひとつずつ。

本日もお読みいただきありがとうございました。
心を込めて。

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