透花  touca
絵本が、そこにあるだけで
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絵本が、そこにあるだけで

透花  touca

こんにちは、Reiraです。今日はまったくの個人noteになります。仕事のnoteを書こうと思っていたのに、なぜか朝からタイトルにあるひとことが頭を離れず・・こんなこともあるんですね。

絵本がある、という空気感

以前、図書館で働いていたことがあります。担当がはっきりと分かれていたので、一般書担当だった私が児童書エリアに入るのは、返却本を棚に戻すか図書整理日の掃除の時くらいのものでした。読み聞かせ会やおはなし会も、ガラス張りの部屋の外から遠目に眺めるだけ。それでも、靴を脱ぎ児童書の部屋に入ると、いつでも色とりどりの絵本が出迎えてくれ、仕事中なのにふっと肩の力が抜けて、あたたかい気持ちになりました。

絵本のテーマは本当に無限。現在から過去や未来、ミクロな世界から宇宙、はたまた何次元か分からない空想の世界へと、絵本を開いた瞬間に私たちを連れて行く。こんな絵本(いや、世界)があるんだなぁ・・・大人になってから、改めて絵本が創り出す壮大で自由な世界、すべてを内包した愛の空気感に魅せられ、いつしかおばあちゃんになったら、自宅の一室?を開放して、子どものための小さな絵本ライブラリーをつくろう ♪ とぼんやり思うようになっていました。

時を越えて、大人が絵本に戻る日

あれから、10年。転居を繰り返して仕事も変わり、子どもが生まれ、そんな夢が自分にあったことなどすっかり忘れていました。子どもが1歳から絵本の定期配本サービスを申し込み、地道に集めていた絵本たち。毎晩読み聞かせをしたり、親子で楽しませてもらいました。でも、子どもは成長しもう絵本にはあまり興味がなく、『おしりたんてい』や『かいけつゾロリ』など児童書をひたすら音読(なぜ?)する毎日。子どもが手に取らない絵本が少しずつ増えていく中でも、私は絵本の配本サービスをやめられずにいました。

「この絵本たち、どうしよう?」途方に暮れていても、なぜか絵本ライブラリーの夢のことはまったく思い出せないまま。そんな中、先輩に誘ってもらって受けた絵本の読み聞かせ講座。子どものための読み聞かせ講座なのに、終了後は絵本という壮大な世界、愛ある世界の素晴らしさを思い出し、「子どもだけではもったいない、大人にこそ絵本!」と感じている自分がいました。

思い込みとは怖いもので、その日までの私は「絵本=子供のもの」と100%信じていましたから、大人も楽しんでいい、いや楽しむべきだ(笑)と心から感じたことで、本当に180°視点が変わり、世界も広がったように思えました。家の棚にギューギューと押し込められていた絵本たちが、突然キラキラ輝く可能性のかたまりに見え始め、その日から私はひとり自分のために、絵本を読むようになりました。

やっと思い出した夢

その後、自分も絵本の読み聞かせを学ぶ中で、毎晩1冊絵本を手にとって寝室に行くようになりました。そんな私を見て、子どもも時折、自分も絵本を持って「これ読んで」と言ってくれるように。絵本を自分が楽しむことを知ったお陰で、お互いの絵本へのスタンスの違いがまったく気にならなくなりました。

そんなある日、子どもと一緒に自分の夢を書き出す遊びをしていたら、いくつかの夢の中に「おとなと子どもが絵本を楽しむ場所をつくる」と書いている自分がいました。その時、やっと思い出したのです、かつて自分が絵本ライブラリーをつくろうと思っていたことを。・・・おばあちゃんになった頃の夢、と決めてかかっていたので、今の自分には関係ないと心の奥にしまわれてしまったのでしょうね。でも、別におばあちゃんになるまで待たなくてもいいんじゃない?とその書き出した夢を眺めながら思いました。
だって、ここに読まれるのを待っているたくさんの絵本があるのだから。

無駄になっちゃったかなぁ、と重く感じていた我が家の絵本たち。
今は、いつか誰かの心をあたたかくしてくれる、私の大切な宝物になりました。まだまだライブラリーにするには数が足りないけれど、おばあちゃんになるより前に、みんなに来てもらえるようになると嬉しいなぁ。

次はどんな絵本がやってきてくれるかな?今日も心ひそかに楽しみにしている私です。この瞬間も絵本を創り出してくださっている皆さまに、心から感謝しつつ。

本日もお読みいただきありがとうございました。
皆さまにとって、どうぞ良い1日になりますように。
感謝をこめて。

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