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自分って本当は何がしたいんだろう?

POOLOで過ごした8ヶ月は、自分は本当は何をやりたいのか、何が自分の原動力なのか、いつもより自分と向き合い続ける時間だった。入った頃に「あなたの自己ビジョンはなんですか?」と問われ、今までの自分が考えていたことを言葉にして置いてみたけれど、卒業する今この時にもう一度同じことを問われた時、自然とその言葉は変わっていた。この8ヶ月という短い時間の中で、自然と自分の中で変わっていたことがおもしろかった。きっとより深く自分のことを知ることができて、少しは自分の本質に近づけたんじゃないかな。今回は自分の「自己ビジョン」や「本当に実現したいと思っている世界」というと、なんだか固いけれど、「本当はわたしは何をやりたいんだという」という問いの答えがどう変わっていったのか、その軌跡について振り返ってみようと思う。

情熱の源泉って?

POOLO最初の講義でわたしは衝撃を受けた。「あなたの情熱の源泉はなんですか?」自分の原動力とかモチベーションとかはよく考えることがあったけれど、それよりもっと根本にあるような、自分を動かす源。その時ちょうど転職活動もはじめたころだったので、自分の軸みたいなところと相まってぱっと答えを出せずにいた。

新しいことを知るのが好き、新しい人に出会うのが好き、新しい場所へ飛び込むのが好き、新しいことをやってみるのが好き。いつも自分の行動の原動力には新しいことへのわくわくが潜んでいる気はしていた。でもわたしはどうして新しいことを知りたいんだろうか、新しいことを知ってどうしたいんだろうか。

そこでその時の自分なりに出した答えは、
『自分の新しい感情を知ることが好き』
新しいことに飛び込むこと自体が好きというよりは、自分が知らない世界に飛び込むことで、自分が今まで知らなかった感情を知れるのが好きなんだと気づいた。

と同時に、『自分の新しい感情を知ること』を外にベクトルを向けてみると、『共感幅を広げるのが好き』ということにも気づいた。

わたしはできる限り色んな経験をスタンプラリーのようにして行くのが好きだ。余談なのだが小さい頃はスタンプラリーが好きで、旅先でスタンプを見つけては絶対に押さないと気が済まない子だった。これも何か関係しているのかな。大学までは進学校に通い、いわゆる都内にある日本の大手企業に新卒で入社、レールに乗った人生を歩んできた。この人生も楽しかったけれど、ベンチャー企業も経験してみたい、離島に住んでみたいという気持ちから、宮古島へ移住しスタートアップ企業に転職するという一見真反対のことにチャレンジすることになる。

このように一通り経験して全体を把握してから、自分に何が一番合っているのかを判断したい節がある。やりたいと思った選択肢はやってみることで『自分の新しい感情を知れる』と同時に、さまざまな経験をすることで『共感幅を広げるのが好き』というところにつながっているんだと思う。

自分が同じような経験をすることで、共感できる幅が広がると同時に、共感できる深さもより深くなっていく感覚がある。わたしは人の人生のストーリーを聞くことが好きなのだけれど、さまざまなシチュエーションに感情移入できるようになることが自分的に豊かになっていく感覚があるのかもしれない。これもまた余談なのだが、わたしは小さい頃からファンタジー系の作品をほぼ選択しないで生きてきた。超名作のハリーポッターでさえ1年前に初めてみたくらいだ(笑)小さい頃から自分では少し悲しいくらい現実主義で、世の中にありえなさそうなものではなく世の中にありふれていそうな現実を元にしたリアルなドラマや映画ばかりを選択してみる傾向がある。ストファイも3位が共感性なので、共感すること自体が自分のモチベーションであるとともに、共感力を養うことで自分の直感を日々研ぎ澄ましているのかもしれない。

わたしは夢なし族

情熱の源泉がなんとなく自分の中で形が見えてきたあと、今度目の前に立ちはだかったのが「あなたの自己ビジョンはなんですか?」という質問。小さい頃からずっと未来のことを聞かれるのがすこぶる苦手。というのも、これといった夢ができたことがなかったのが自分の中で一つコンプレックスだったように思う。ちなみに幼稚園生卒業時の将来の夢は、”なんでも屋さん”。もうこの時から1つに絞れていないし、なりたいものが見つけられてなかったことが窺える(笑)

突然だが、”あいのり”という番組を知っているだろうか?同世代の皆さんは知っていると嬉しいな。アラサーのわたしが小学生くらいの頃に人気で、わたしの旅の原体験でもある番組である。ラブワゴンに乗って男女が世界一周をするというもので、主は恋愛リアリティ番組ではあるのだが、番組の半分くらいは各国の文化や歴史にフォーカスが当てられていて、実際に戦争などを過ごした人に話を聞いたりする場面もあるなどドキュメンタリー要素もある作品。ちなみに大きくなったら本気で出演したいと思っていた(笑)

その時の参加者が夢がないと悩んでいる参加者に伝えたのがこの言葉。「僕も、"夢なし族”だよ。夢を作ろうとしなくても、自分がいつもどういう状態でいたいのかが明確になっていれば幸せな人生なんじゃない?」この言葉に当時のわたしは衝撃を受けた。今思えば当たり前のことだけれど、心が一気に軽くなった気がした。そこで自分が思ったのは、わたしは人生を賭けて何かやり遂げたいという夢や野望はきっとできない人間、でも日々のやりたいはたくさんあるからそれを1つでも多くチャレンジできる自分でいよう。

そんなことを思い出して、
わたしが最初に自己ビジョンを聞かれた時に答えたのが、
『自分のやりたい。に心の赴くままに行動できる状態。
:時間や場所に縛られず、金銭的、精神的、体力的に余裕があって、安心して帰る場所(コミュニティ)がある状態。』

この自己ビジョンは自分なりにとても納得感があって、しばらくこれで生きてきたのだが、POOLOに入ってまた変わることになるとは。

自分が本当に嬉しいときって

ということでここまでがPOOLOに入って最初の頃のお話し。そしてPOOLO卒業間近にもう一度聞かれた「あなたの自己ビジョンはなんですか?」

すっと出てきた答えは、
『みんなが素直になれるきっかけと居場所であり続けたい。その瞬間に立ち会いたい。』

POOLOに入ってみんなと対話する中で気づいたことがある。
それは、自分が人と接していて一番嬉しい瞬間は、
『心を開いてくれたと感じた時』や、『本音をさらけ出してくれた時』だということ。通常の友達だとそういう関係になるのって時間がかかるけれど、POOLOは理的安全性が高いから、こんな短期間、数回しか会っていなくても、自然とそんな関係性になったりする。この感覚がとても心地よいとともに、8ヶ月の間でそういう瞬間に出会うことが多く、その中で自分はこういう瞬間が好きだということを再認識することができた。もちろん、何が引き金になってその人の心を開いたのかはわからない、けれど今までの人生の中でも親しみやすい、話しやすいと言われて、自分にだけ心を開いてくれる人も多かった人生だった。そんな存在であり続けたいし、そういうきっかけや居場所のような存在でもあり続けたいなと、ふっと舞い降りてきた感覚だった。

というのも、ここまで言語化できていない段階で転職活動をしていたのだが、先月から始めた新しい仕事がまさにこんなことをしている会社だったからだ。主に企業向けの研修を提供している会社で、日々経営層クラスのおじさんたちの鎧をはずして、もっと素の自分で向き合ってもらうこと、感じてもらうことを大切にしている社風なので、自分の価値観とも合っていたんだなあとこれを書きながら感じていたりする。

これからの人生の旅

これからもきっとわたしの自己ビジョンはこうやってコロコロと変わっていくんだと思う。POOLOで8ヶ月間向き合ってみてわかったことは、答えを必ず見つけなきゃと焦る必要はないし、決めたことがあとで変わってもそれでいいということ。こうやって向き合い続けたり、自分の心に問いていくこと自体にとても意味があるということ。

わたしはこれから、自分の気持ちや感情が変わっていたり、考えや言葉がアップデートされていったりして、もっと自分らしい『自分の本当にやりたいこと』の言葉を紡げるようになっている未来が今はむしろ楽しみだったりする。


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