note初心者によるHeresyライブの感想〜お蔵入りならぬお墓入りしてしまうかも〜


2020年1月22日(水曜日)

Heresy 

new single [I:CON]リリース企画

at.渋谷サイクロン




---さぁ、墓の話でもしようか---

---またその話!?---


あれおっかしいなぁ。私今日死ぬのかしら?危ない薬でも売り付けられないかしら?こわいなぁこわいなぁと辺りの壁には無数の落書き。

さも地獄の入り口かのような不気味な階段を下る。ライブハウスはここであっているはず...なのに入り口が見当たらない。一抹の不安で押しつぶされそうになりながらゆっくりと何段も階段を降りて受付にたどり着いた!がしかし受付が既に鬼門であった。

それは何故か?

それはHeresyというバンドの読み方が"ヘレシー"or"ヘルシー"か分からなかったから。

受付の方に"ヘルシーで予約していたreiと申し上げます..."と告げるようなことがあったら金棒を持った鬼が現れ、"ヘレシーすれ読めないような君のお墓はもうないし天国にすら行けないんだよ!とヘルシア緑茶地獄で健康的に溺れさせられると。

まぁ、そんな茶番はさておき、私はライブハウスが大の苦手です。薄暗くて怖くて見た目が厳つい方が沢山いらっしゃる場所。それがライブハウスなのです。ただお目当であるHeresyの本番を見るまでサバイブする覚悟を決め室内に一歩踏み込みました。

入るといきなりバーカウンター、左脇にステージ...あれ、ここの構造どうなってるんだ?早速迷い狼狽えていると、チケットを予約していたバンドメンバーの方に偶然遭遇することができました。周りの空気とは一味違う、一際天使の様な彼の笑顔にホッとはしますが、緊張感は拭えず。

ぁあ心細いなぁと思いながらも端からステージを眺めていたら、そこでたまたま演奏していたバンドにノせられていたのです。ライブハウスの入り口は地獄かもしれないですが、入ったら天国のような感じ。

でも、その心細さが心地良さに変わってきた辺りでバンドの持ち時間が終了してしまいます。空き時間に何をして待っていたらいいのか分からない私は、賽の河原で積んだ石を崩された子のように途方に暮れていました。

なんとなーくどこにいたらいいのかわからない不安定な立ち位置でHeresyのライブがスタート!

ボーカルの方の出立が変わってる...それが素直な第一印象でした。一年前に拝見した時はシャツを着ていたのに、今回は裸サスペンダーに黒のジャケット。普段ムキムキの男性を見る機会がない私はこれがいわゆる筋肉美というやつなのね!とまじまじと見てしました。変態チックですみません。 

裸にサスペンダーって聞いたら超いかっちい人なのかと思われるかもしれないんですが、歌を歌われる方の印象は白い歯を見せ笑顔、スカッと爽やかでギャップがまたすごいなと思いながら見ておりました。

どうやら"Heresyこわくないよキャンペーン"をしていたらしいです。清々しくて爽やかな印象とゴリゴリのサウンドを合わせるとギャップが生まれるんだと。

厳ついお兄様たちがステージで真剣にライブをしてるのはそれはそれでめちゃくちゃカッコいいんですが、どちらかというとニコニコされてる方が私は好きでした。

ライブはめちゃくちゃ盛り上がり、途中のMCタイム。ボーカルの方が少し話してから上手のギターの方にバトンタッチ。

いきなり墓を買っておこうと言う趣旨の話を始めました。しかも前回に引き続きとのことで二週連続のようで。

そのギターの方が言うに

「今そこで〇〇さんが死んだら誰が後処理するんだ!」とたしかにそうですね。→お墓がを買っておこうということ

また、「生きてるなって実感するのは死にかけた時なんですよね。」と死について話していました。それに対して納得してしまう私。

笑い屋がいるわけでもなかったその空間でみんな納得したような、ふに落ちないような不思議な空気。 

普段ライブハウスに行き慣れてない人間から見ると如何にも地獄の入り口の様な空間で墓の話をされると思ってなくて、あーこのギターの方は閻魔大王様なのかなとしみじみ思いました。

後に宗教団体を立ち上げたら、白装束着たファンの方が入団することでしょう。

まとめ

書きながら思ったんですが、これはなんのレポートでしょうか?

地獄?ライブハウス?Heresy?

Heresyはお墓をお勧めする渋谷でその日一番熱い夜を作り上げたゴリゴリさとチャーミングさを兼ね備えたスーパーバンドでした。

果たして私にまともな文章が書ける日は来るのか。では。