いまの投資はこんな感じ~これでいいのか?

2023年6月もあと数日ですが、日本株はおおむね絶好調のようですね。決算時期や大企業の株主総会もありますので、個別株は多少上下しそうですが。ただ今後、世界の経済の動き、とくに急激な利上げを続けるアメリカやヨーロッパが、利上げ終了後景気後退に入るのか、どの程度の後退になるのか、興味津々で、今頃過去の金融危機やユーロ危機の本を読んでいます。リセッション派とノーランディング派は、マイルドなリセッション派のだれが結局正しいのでしょうか。私たちは、ともかく、一時のブームに一喜一憂したり、踊らされたりせず、じっくりのんびり投資をしていきたいですね。
 さて、この3月にサラリーマン生活から引退したので、給料をもらっていたころ、おそらく30年くらいかけて投資をしてきたのが、今どうなっているのか、備忘録を兼ねて書き留めておこうと思います。ただこの投資は、いわゆるメディアで喧伝される「長期・分散・積立」の黄金ルールとは大きく異なります。自分ではこのくらいで満足しているのですが、投資といえども個人個人の日常の考え方や広くは思想を反映したものですので、「私はこうしている」という程度のお話です。投資はあくまで自己責任で、という決まり文句がありますものね。
 レビューは、結論から始めるのが自分でもわかりやすいです。今所有しているのはJT(2914)、ソフトバンク(9434)、ジャパンリアルエステート(8952)、アクティビア(API)(3279)、大和ハウスリート(8984)、大和証券リビング(8986)、エスコンジャパン(2971)、ケネディクス商業(3453)、積水ハウスリート(3309)、日本リート(3296)、NTT都市開発(8956)、カナディアンソーラー(9284)、エネクスインフラ投資法人(9286)、ジャパン・インフラファンド(9287)で、すごい偏ってるなあ、いわゆるFPや投資の専門家が「やってはいけないよ!」というような内容です。個別にいつ買った、何口所有している、のようなことは別の機会にして、全体のポートフォリオの配分は、JREIT 67.6%、インフラ投資法人21.7%、日本株10.7%です。

これまで一度買ったらほったらかしで、配当金は車やリフォームの足しにしたりで使い、余った分だけときどき再投資していました。特定口座にしていますが、現在は税引き後年間300万~360万くらいの配当金をもらっています。きちんとエクセルにまとめだしたのは今年の春からなのですが。
 ひとめで分かりますように、私の関心は不動産投資で、それを証券で買っているだけです。株投資でよく分散、積み立てといいますが、例えば老後のためにアパート、マンション、駐車場を買いたいとします。もちろん定期的に家賃収入を得るためで、全体を売却するためではないとします。アパートのオーナーになりたいとすれば、分散、積み立て(まあローンはありますけど)は考えられません。経験はないですけど、極限の選択・集中せざるを得ないのではないでしょうか。一つの物件が順調ならば、またアパートなどを買ったりされているかな、と想像しています。
 30年くらいのサラリーマン投資に変遷はありましたが、今年の春、持っていた株も売ってREIT中心にしてしまったのは、人は結局働き、住むための場所、買い物をしたり、楽しんだりする場所が必要で、すべての産業も不動産につながること、現物のアパートなどよりたくさんのREITにすれば、業種、地域的に(不動産としては)分散になる、と思ったことです。もちろん退職後に安定した分配金がもらえること、です。もちろん、現在東証リート指数は1850前後、PBRにあたるNAV倍率も0.59~1.25、分配金平均は年率4%強で、株のような熱気がなく、割安と思いました。
 インフラ投資法人どうなの、とか、吸収合併を発表したリートの疑問など、別の機会にいろいろ書きたいのですが、とにかく令和5年6月末の投資概要と基本的な考えを話しました。これでよかったのか、これからもこれでいいのか、退職後興味を持ちはじめた世界経済、など少しずつ書いていければ、と考えています。

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