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あなたが打ち破りたい、性にまつわるタブーは?|REING NIGHT

Creative Studio REINGでは隔週の火曜日に『REING NIGHT(リング・ナイト)』というイベントを開催しています。主に広告・表現についてジェンダー的観点からお互いの意見や感じ方を対話するオンラインコミュニティです。

💜 REING NIGHTとは?
日本のジェンダーイシューについて視点を掛け合わす場、REING NIGHT。身の回りに溢れるTV番組、雑誌、広告、映画等、コンテンツにおける表現に触れることで、誰しもが知らず知らずのうちに「性別」によって、人としてのあり方や生き方を想定してしまっているかもしれない。これまで長い歴史の中で築かれてきた「男性として」「女性として」こうあるべきという見せ方や表現について、私たちは何をどう捉え、考えていけばいいのだろう。

あなたが打ち破りたい、性教育にまつわるタブーは?

ー 性に関する「タブー」を解こう。 REING × fermata 『RELATIONSHIP STORE』の開催を経て

2020年7月11〜12日、Creative Studio REINGはフェムテック市場の活性化を目指すfermataとコラボレーションし、「心も体も心地いい、セクシャルウェルネス」をテーマに、REING Livingにて2日間限定の『RELATIONSHIP STORE』を開催しました。

80名ほどの方にご来場いただき、展示・販売されているグッズに触れたり、参加者同士で自身のセルフケアについて話し合うなど、2日間を通して熱気に満ちたイベントに。

1日目には、私たちを取り巻く性のタブーや、セックスにおける「プレジャーギャップ」などの課題についてライブトークで語り合いました。

また、来場者の皆さんの意見を集めて作るVOICE Board(ボイス・ボード)には、来場者の方々が自分自身の身体や、これまで「タブー」とされてきた性と楽しく向き合うきっかけになるようなアイデアを自由に書き綴ってくれました。

その声の一つ一つを眺めながら、選択肢の少なさやポジティブなイメージの欠如から「仕方がない、どうにもならない、話題にしてはならない」とされてきた性に関する課題がたくさんあることに改めて気づかされました。

そこで、2020年7月21日のREING NIGHTでは『性のタブー』をテーマに、

・この領域であなたが打ち破りたいタブー、またタブー視されてきた理由
・これからの性教育には何が必要か

という問いを立てて、11名の参加者と一緒に、互いに経験をシェアしながら一時間半ほど話し合いました。

🗣セックスにまつわるタブー

・学生の頃、自分は性的なことにガンガン興味があって話したかったのに、男子は話す、女子は興味のないフリをするみたいな暗黙のルールがあって、興味を示すと「むっつり」だとか言われた。昔よりはオープンだが、いまだにパートナーにはあまり言えていない。いまだに縛られている。
・進学校の人は性的なことに興味がない、セックスはしないという偏見。逆に、勉強が苦手な人は性に奔放みたいなイメージがあること。
・日本では、セックスやAVはいいものではない。性を売り物にしている。歪んでいるのでは?オープンには話せない風潮がある一方で、みんなセックスの話題が好き。
・”性教育=セックス”みたいになっている。生理の話をする時は男女分けられて、女の子だけで生理の授業を受けた記憶がある。性教育に関して、知識は小学校で止まっている。中高で性教育を受けた記憶がない。

🗣ジェンダーイメージにまつわるタブー

・自分はビールや日本酒を飲むタイプだが、男友達と飲みに行った時、一杯目にビールを頼むと「やめたほうがいいよ」と言われた。「モテないよ」「見た目は女子っぽいのになんで中身は男っぽいの?」など、昔は外見と中身が(世間のステレオタイプと)一致していたが、今はギャップがあるだけに周りから否定される。
・ステレオタイプに嵌らないと相手にしてもらえない。「喋らなかったらかっこいいのに、残念だね」「見た目は男子にモテそうなのに、喋ったらモテないですよね」と言われたことがある。
・自分の顔立ち故に弱い存在だとみなされるのが嫌で、ずっとショートにしていた。自分はその気は無くても、男性に媚びているとみなされるのがすごく嫌な時期があった。
・カシオレが好きなんだけど、お酒には弱いけど美味しく飲みたいから飲んでいるだけなのに、周りから”可愛い女子”みたいに思われるのがすごく嫌だった。見た目だけで弱い・強い存在だと決めつけられるのが嫌。

🗣体にまつわるタブー

・生理の時、男子や体育の先生には言いづらい。学校では女性性を隠せというわりに、身体検査ではブラジャーを外せと言ってきたり、保守的なわりに、当事者がプライバシーを守りたいところでは守ってくれないことに矛盾を感じる。大人になってからは、病院で「服脱がなくていいよ」と言われた。なんで子供はやらされるの?
・(低用量)ピルについて、数年前には話す機会すらなかった。当時、生理現象を薬でコントロールすることに対して否定的な友人もいた。今は周りの反応も変わってきたし、もっと大きな声で話したい。
・ヌード写真に対する考え方。裸だからセクシュアル、というのは違うと考えている。家族からもポルノを作っているのか!と反対された。説明したら納得してくれたが、”体=性的なもの”という固定概念を壊したい。ミニスカなどが性的なものだとみなされることの解決にも繋がるのでは?


タブーを打ち破るために、どんな性教育が必要?

最後に、どんな性教育が今の日本に必要だと思うか、参加者全員が思い思いに話しました。

🌈 男女二元論で語らない
・日本はステレオタイプに嵌らない人を排除する社会。男女二元論だけで語るべきではないよね、という感覚を学校で知りたかった。
・いろんなセクシュアリティに関して知る機会。
・社会に存在するジェンダーギャップについて、人生に関わる問題なんだから説明してほしい。
🌈 多様で安全なセックスの知識
・男女間のセックス以外のセックスについても教えてほしい。
・いろんな体のタイプ(トランスジェンダーなど)のプレジャーの方法。授業で教えてくれれば、パートナーに対する理解をもっと深められると思う。
・男性と女性で観ているAV(アダルトビデオ)の設定がそもそも違う。性教育がないせいで、男性が誤った性知識をAVから得ることに危険を感じる。変なドリームではなく、日本のAV俳優さんたちがオープンに正しい知識について話せるようになれば。
・大学などで、安全なセックスの仕方などを教えるウィークを開催(アメリカ、カナダでは実際に行われている。)
🌈 選択肢の提示やオープンな場づくりの創出
・月経カップなど、ナプキン以外の生理用品の選択肢を教えてほしい。
・女性の生殖コスト。妊娠した際に、中絶にしろ出産するにしろ経済的身体的精神的負担がかかる。
・女性の性欲をもっとオープンに話せる場作り。コンドームの使い方実践やコンドームを配るなど、もっと参加型の授業になれば。


今回のコロナ禍では、中高生の望まない妊娠が増えたとの報道がありました。(参照:https://www.tokyo-np.co.jp/article/16811

例えば、アフターピルがもっと普及していれば、病院にアクセスしやすい環境であれば、中高生が望まない妊娠で苦しむことを防げるかもしれません。

正確な情報が、必要とする人に、必要な時にきちんと届くような社会に変えていきたい。そんな思いを込めて、これからもREINGは皆さんの声を届けていきます。


Writer : Ai O’Higgins
Editor:Yuri Abo

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