Xiaomi Redmi Note 10 JE (XIG02) Fastboot ROMについてのお話。

前回言っていたFastboot ROMを作っていた人

の内容をぼーっと眺めていたところ、OTAの直リンがありました。そのzipの中にはPayload.bin。これは「Payload-Dumper-Goを使えば余裕やろ」と思っていました。img化を終えてFlash.batを起動しROMを焼き終えてOSを起動をした結果、FASTBOOTの画面がループする状態に…何故だと思い、再びFlash.batを起動してログを眺めた事で理由が判明しました。

super.imgが見つからねぇよってエラー出てた。

これでした。そもそもsuperって何?って思う人(自分もだった)という方の為にざっくりと解説。現在流通しているAndroidの機種(Treble対応な物)は動的パーティションという機構を使用する事でアップデートを簡易化させるようになっています。

動的パーティションの構造

その動的パーティションがsuperになります。これには「System」「Vendor」「Product」「System_Ext」「ODM」が入っています。(参考)
記事内にsuper.imgを生成したと記述があった理由も納得です。どうやら自分が使っているツールのPayload-Dumper-Go自体が自動的に展開をしてしまう仕様っぽいようですね…代用できる物と色々調べましたが、殆どアンパック(展開)をする話がメインでリパック(生成)をWindows上で行うのは無理っぽいという結論でした。MIUI自体がsuperの領域にクセがあったり(OSもクセ強いのに)と見た限りではリパックをするまでの道のりはかなり面倒だったようです。

という経緯があったので「SUが入ったGSIをDSU Sideloaderを使って起動してダンプさせる方が楽」と理解したのでした、そこそこ内部ストレージの容量使うけども。しかしOTAのリンクを見つけた奴は何をやってURLを解析したんだろう…

因みにPayload-Dumper-GoはMagiskを使う為の要となるboot.imgを抜いたり、vbmetaを抜いたりが簡単にやれるのでオススメです。特にOnePlusの機種を使うときに重宝するでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?