Android TVまたはFire TVでプライベートDNSを使った広告ブロックやペアレンタルコントロールなどを有効にする。

Android 9からプライベートDNSというDNSのアドレスを入力するだけで広告ブロックやペアレンタルコントロール、サイト閲覧の最適化などが行える便利機能が実装されました。本来はプライベートDNSの項目からDNSのアドレスを入力してやれば良いのですが、Android TVやFire TVの環境にはそれがありません。設定項目はありませんが、実は設定可能です。ADBとWi-Fiの環境が必須になります。コードはAdGuard DNSを設定する場合になります。作業を行う前にUSBデバッグを有効にしてください。

adb connect 192.168.XXX.XXX:5555 (XXXはAndroid TVやFire TVのIP番号、5555はポート番号)
adb shell
settings put global private_dns_mode hostname
settings put global private_dns_specifier dns.adguard.com

これで設定完了です。TVerやブラウザなどで広告のブロックがされているはずです。戻す場合は↓

adb connect 192.168.XXX.XXX:5555 (XXXはAndroid TVやFire TVのIP番号、5555はポート番号)
adb shell
settings put global private_dns_mode off

で、通常に戻す事ができます。ペアレンタルコントロール系はNextDNSが良いでしょう。制限時間とか設定できます。YouTubeでDNSのアプリを使ってブロックをする方法を紹介している人を見かけたんですが、これにはデメリットがあって「DNSのアプリが動いてないとブロックがされない点」と「常駐させるので動作が重くなったり」とあまり頭が良くない感じなのでまとめました。adb connect時のIP番号を探すのに少し癖がありますが、覚えれば簡単でしょう...