日本語教師って、英語必須なの？「直接法」と「間接法」について

こんにちは。日本語教師1年目のれいなです。

今日のテーマはこちら。
「日本語教師になるには、英語って必須なの？」
「他の言語が話せなかったら教えられないの？」
という、よくある質問。
日本語教師を目指している人は、
一度はこの問題に直面したことがあるはず！

ちなみに私は今、全てのレッスンを「日本語」で行っています。
今悩んでいる人はぜひ最後まで読んでいってください～

「直接法」と「間接法」

私が日本語教師になることを考え始めたのは、2021年の夏ごろ。
……えっもう2年経つの？(笑)

地元のスタバで抹茶ラテを飲みながら、
「よし、日本語教師になろう！」と思い立ち、
資格の難易度、時期、必要な知識、プラットフォームなどについて
調べてノートにまとめていたんです。

奇跡的にその時の写真が残っていました。

そこで「直接法」と「間接法」という教授法があることを知りました。
簡単に言えば、
「直接法」：日本語で日本語を教える
「間接法」：外国語で日本語を教える
という違いがあります。

英語で教えるとなると、この「間接法」を用いるということですね。

どちらが良い、とは言い切れませんが、
相手が全く日本語を知らなかったら？
「直接法」、授業として成り立つの？
という不安はありました。

「間接法」のやり方を学ぶ講座なども色々見ましたが、
当時はお金がなく断念。

どうしようと不安ではありましたが、
一旦「直接法」か「間接法」かは置いておいて、
まず資格を取ってから考えよう、と切り替えました。

日本語で教えてもどうにかなる！

そして無事に資格に合格したのが去年12月。
ここで再度、「直接法」or「間接法」で悩むことになりました。

3か月くらい悩みましたあはは

冒頭でもお伝えした通り、
今現在は全ての授業を「直接法」で行っています。

理由は本当に単純ですが、
・「直接法」の方が習得が早い気がする
・日本語の方がニュアンスが伝わりやすい
・私が英語が得意ではない
からです。

これはもちろん生徒さんのレベルによると思いますが、
ある程度日本語が分かる生徒さん（N3レベル程度）であれば、
日本語で授業をしても全く問題ありません。

分からない単語は英語で捕捉する時もありますけれど、
今の時代、スマホやPCで検索すればすぐに解決しますね。
特にこちらの英語力は必要なしです。

日本語教師を始めてすぐの頃は、英語で授業を行ったこともありました。
ただ、やっぱりニュアンスは伝えづらかったですね。
言語はその言語特有のニュアンスがありますよね～。

ということで、最初の質問に戻りますが、
「日本語を教えるのに、英語は必要か？」
答えは「NO!直接法であれば必要ありません！」です。

バイリンガルの母は「直接法」派

そういえば私の韓国人オンマ（母）、バイリンガルなんです。
ひいき目なしで、日本語を日本人みたいに上手に話します。

母に「日本語どうやって勉強したの？」と聞いたところ、
「授業は全部日本語だったよ。2年くらいで結構覚えられたかな」
と言っていました。
つまり「直接法」で勉強したということですね。

初めて授業を受けた時は「日本語だけで！？無理！」と思ったようですが、
そのうち慣れるし、習得が早かった気がする、と振り返っていました。

私も、学校ではALTの先生から英語を教わった記憶がありますし、
大学で外国語の授業を取ると、講師は決まってネイティブの先生でした。
外国語を勉強しようという人で、日本人から教わりたい！
と思う人の方が、最近は少ない気がします。

英会話ってこんなイメージ

先ほども申し上げた通り、レベルやゴールによって最適解は違うので
どちらが良いかは一概には言えませんけれど、
私は「直接法」が個人的にはおススメかなと思います。

特に「話せるようになる」を重要視するのであれば、
私たちネイティブの話し方から学ぶ方が習得が早い気がしますね。

悩みすぎ厳禁！ルールはあなたが決めて良い！

「直接法」を選んだ理由について、色々と挙げてきましたが、

一番の大きな理由は
「日本語の方が楽だから！」
これに尽きます(笑)

私が日本語教師を目指したのは、
「好きなことをして生きていく」を実現するため。
なので、労力がかかりすぎることや、苦手なことは辞めることにしてます。

英語自体は好きなので、勉強して、話せるようになったら
「間接法」での指導も取り入れようかな？とは思っていますが。

このくらいふわっと柔軟でも、意外となんとかなるものです。
「直接法」で始めたからと言って、ずっと「直接法」である必要もなし。
もちろん生徒さんファーストで考えた方が良いですが、
学校の先生ではないので、ルールややり方はあなたの自由です！

もし「直接法」であることを事前に伝えておきたければ、
プラットフォームのプロフィールに
「授業は日本語で行います」というふうに書いておけば、
生徒さんも予約前に確認できるのでおススメです。

始める前は、何かと不安が多いですよね。
でも、私も何とかなっているので、きっとみなさん大丈夫です。
悩んで結局やらない、なんてもったいないです。
まずはやってみましょ～！

参考になりましたでしょうか？
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それではまた次の記事でお会いしましょう～

れいな