語彙力をつける際に役立つ本『日本語チェック2000辞典 新装版』
こんばんは。
LGBTQライターのなつめれいなです。
ライターのひとりとして、使っている言葉が正しいかどうか、常に慎重にチェックしています。
小学生の頃は、家にある本を片っ端から読んでは、祖母に言葉の読み方や意味を聞いていたものです。
もっとも、小学校中学年の頃に「辞書を買ってあげるから、自分で調べなさい」といって、大人が使う辞書を買い与えられましたが…。
それはさておき、言葉を知るために活用している本について、紹介させていただきます。
前作は多くの高校で副教材として採用
京都書房とは、名前の通り京都市内に本社のある出版社です。主には、中学校・高等学校国語科の副教材を発行・販売しています。
今回ご紹介する『日本語チェック2000辞典 新装版』の元となった『日本語チェック2000辞典』は、昭和38年(1963年)に法人設立された同社の30周年記念として発行された書籍です。
前作は1993年の発売以降、多くの高校で国語科の副教材として採用されたので、「使ったことある」という人も多いでしょう。
日常で使われる慣用句・四字熟語などを解説した本
当たり前ですが、私たち日本人が日常で使う言葉が日本語であることはいうまでもありません。しかし、本当の意味まで把握していない言葉も多いでしょう。
たとえば、「いやだと思っているその上に」のように、誤用している人が多い言葉。「いやがおうにも」や「太鼓判を押す」の本当の使い方・意味などを詳しく解説。
その他、さまざまな言葉の語源が載っているなど、読み物としても楽しめる一冊です。
高等学校の国語科教科書30冊を中心に調べて掲載
本書の特色は、高等学校国語科で使われている教科書30冊を中心に、共編著者の先生方が掲載する言葉を厳選している点。
掲載されている言葉は、私たちが大人として社会生活を営む上で「正しく使えないと恥ずかしい」言葉です。
実際、私も本書を読んで正しい意味を知った言葉があり、今まで間違えていたことに恥ずかしい思いをしました。
ページごとに、正しく理解するための例題も載っているので、言葉の復習にももってこいです。
最後に
発行者の京都書房は、高等学校国語科で使われる副教材を発行している出版社なので、学習者向きに作られています。
また、辞書的な説明ではなく、語源や使い方の説明も豊富です。
初版は、丸善津田沼店にて新版が出た昨年までで、約3000冊売れたロングセラーなので、持っておいて損はありません。
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