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ボーイフレンド(Netflix)ep7,8感想「覚悟」の回

涙のカフェモカを飲みながら書いています。ゲンセイさんが「カフェモカじゃないよ〜」って言いながらカフェラテ飲んでるインスタのストーリーが回ってきて、(実はカフェモカ全然好きじゃなかったりしたらより愛しくて爆発しちゃうかも)とか思ったり。好きな人のこと想って自分の一部分が少しだけ変化するの、なんて愛しい変化なんだろう…なんて、妄想力がたくましすぎる。多分ゲンセイさんは正直な人なので、ふつうにカフェモカ好きなんだと思う。あ〜、素直って最高!!
とまぁ、ゲンセイさんヲタクすぎる入りをかましてしまいましたが、ep7,8はboys全員に対する印象が結構変わった回でした。印象って何度でも更新されるんだなぁ…。


ep7,8のお気に入りの場面たち

①シュンの弱さと覚悟

私、シュンのことグッと好きになっちゃったよ。今回で。

◆ゴーカート
ゴーカート、多分楽しくなっちゃったのか突然覚醒してめちゃめちゃ走り出した挙句、「(願い事)発表して!!」と言われた後のポカン顔は芸術技だった(私はあれは、本気のポカンだと思ってる)。ep6まで見た我々は全員、あのポカン顔を見た瞬間に気づいたはずだ。「あ〜、こいつ、絶対に願い事言わないぞ!!」案の定すぎて面白かった。さすがシュン。いつでも腹の内を曲げない男。

◆「くらっちゃった」シュン
シュンはよく頭が痛くなってリビングで寝てるわけですが、本当に繊細というか、人と一緒にいること自体に(楽しくても)常に少しずつダメージが溜まっていくタイプなのかなという印象なのよね。なので、お酒を入れたパジャマパーティーについて、ゲンセイさんの投げたボールをもとにアランとダイが揉め出したの見て、本当にくらっちゃったんだなぁ…可哀想に…と思っていた。私はああいう穏やかな議論を見てるくらいだとあんまりくらわないんだけど、怒鳴ってるとこに居合わせたりしたら割と似たような状態(動けない)になっちゃうので、めちゃめちゃわかるようんうん!という感じだった。
そしておそらく謝らないんだろうな(彼の魂は高潔なので、自分が謝る必要があると納得がいくまで謝らないと感じていた)と思っていたのに、のに…!!シュン、ちゃんとダイにLINEで謝罪文送ってて、「え〜!シュンちゃん!成長!えらい!」と母親と2人でシュンをベタ褒めしてしまった。実はここが一番シュンのイメージが変わった場面かもしれない。
あと、ダイ意外と手厳しいな…とも思った。あの文面、シュンなりの最大限の謝罪だと思ったし、すごく伝わる謝罪だったけどなぁ…。ダイはきっとシュンにもっと成長してほしいんだなぁ…。それもまた愛か。

◆テホンさんへの相談
そしてもう、テホンさんへの相談の場面!!テホンさんは素敵すぎてシュンは本当に可愛かった。シュンは意外と、テホンさんみたいな「バッサリ本当のことを言う」タイプの大人のことは心底尊敬しているんだなぁというか、ある種父親的な尊敬の念があるのかもしれないとすら感じる瞳だった。全てを投げ出している潤んだ瞳が、テホンさんにずっと縋っているように見えて仕方なかった。テホンさんに納得させてもらえれば僕はダイくんに謝れる、お願い、僕を納得させて、と言っているみたいな、瞳。テホンさんの返答はまた思いやりに溢れていて素敵でしたね。受容、そして自分の意見。しかも彼の意見は、シュンが「本当はどうしたいか」を存分に汲んだもの。シュンは間違ってないよ、でもちょっとだけ想像してみよう。他人への客観的な意見の伝え方の参考になるよね。こんなに賢くて素晴らしい人間性を持っているテホンさんが自分のキャリアに自信がない、と零したのはとても意外だったけれど、こんなに素敵で思慮深いからこそ、自分を見つめる他人の視線にも敏感なのかもしれない。

最後のキスは、シュンの「覚悟」だと思った。試し行動の先をかき分けていった先に、覚悟を決めてダイとの関係性に突っ込んでいくシュンの行動力はあっぱれだ。ボーイフレンドナイトでも言ってる人がいたな。胆力。シュンはいつも胆力がすごい。

②人を必要以上に傷つけない必殺仕事人・カズト

誰かが「モテる人の切り方」と言っていて、なるほどねぇ…となった。
「モテる」って全然良いことじゃないよねって言っても周りから納得を得られない人たちは、ボーイフレンド視聴会をした方が良いと思う。明らかに疲弊していくカズトの顔を見れば「あ〜モテるって全然良いことじゃない」って身に沁みて理解できると思う。贅沢な悩みとかでもない。多分ストーカー化もしないだろう、比較的思慮深くて、言葉も通じて、その上魅力もちゃんとある人たちにモテてもあれだけ疲れるんだから、一般社会でモテる人たちなんてその何倍も疲れるに決まっている…。
途中から可哀想になってきたもん。それでも、最後までモテることが納得の人でした、カズトは。気遣いの人だし、かわいさまであるんだもん。

◆イクオとの場面
イクオに「みんなでいる時のイクオのことは…知りたいとは思わないかも」って言った時、ちょっとハッキリ言いすぎてて驚いちゃったし、これ言われたら傷つくかも…って思ったけど、それでもここで「君との可能性はない」って伝えるの、すごく大事だよね。
そういえばep7が体感古代くらい昔のことに感じられて書くの完全に忘れてたけど、イクオの「好きになっても良いですか?」は絶対年上に言ってるという予想だったのでプチ当たりして嬉しかった。本当はテホンさんとかに言っててほしかったけど。

◆リョウタとの場面
リョウタとの場面はイクオとの場面よりも美しかった。
リョウタももう、何を言われるかわかってる、知ってる答えをもらいにいく覚悟を決めていたように思えたし、カズトもずっと伝え方を考え続けてたんだろうな、という丁寧な言葉選びだと思った。
「親友」って言われて、嬉しくないわけがない。でも辛くないわけがない。「親友」なんて言われたら諦めざるを得ない。でも、諦める覚悟で来たし、何を言われるかわかってたし、何を言うか覚悟を決めているから、2人とも目の縁だけ赤くして、ほんのちょっとだけ瞳に水分を浮かべて、柔らかい時間を過ごしていたんだと思う。

リョウタとシュンがおふざけ隊なの一瞬意外だなと思ったけど、確かに明るめのダイアランイクオは真面目だし、カズトとゲンセイさんとテホンさんはそのまんままっすぐまじめだし、意外とおふざけはこの2人しか担当しようがないのかも。それ見て笑ってるカズトも素敵だね。

初っ端はお顔の大変美しいシュンちゃんが爆モテ(本人気が付かず)だったわけですが、経験値が高くて比較的メンタル安定気味の大人たちは「シュンちゃんはかわいいねえ」スタンスになっていき、付き合うならカズト、に移り変わっていったのがすごく「大人」って感じでよかった。
自分のメンタルが安定してないと、カズトみたいな安定感ある素敵な人の「よさ」「付き合いたさ」ってなかなか分からなくない?

必殺仕事人カズト氏が、2人との関係をしっかり清算した後、ぐっすり眠って疲れを癒せてるといいなと思ったけど、アランとのお泊まりでガラス窓にぶつかってるの見て「あ〜まだ全然疲れてるね」と思いました。でも確かに、アランに「ゆっくり始めたい」って伝える前だったし、タスク山積みだったよねまだ…。お疲れ様…ふかふかのベッドでちゃんと電気消してリラックスしてよく眠ってね…

アランはすごく「攻め」と「待ち」のバランスが良くて、すんごいなと思っていた。カズトにぐいぐい行き過ぎたことを理解して反省して、でも「好き」という気持ちはひっきりなしに態度で伝えつつ、それでいて答えは求めたりせず、決して肉体的距離は詰めすぎない、を徹底した結果が、あの「最後のデート」に繋がったんだと思う。人間力の高さエグい。あまりにも見習いたい。
カズトもずっと覚悟決めててかっこいい。お似合いだなと思う。

③テホンさんのカミングアウト

あそこ、私はケアの教科書にするべきだと思う。
テホンさんもケアに長けてるタイプなんだとシュンちゃんとの場面でよく理解できたけど、同時にダイもアランもケアが身についてるタイプなんだなと思う。
ダイもアランも、「カミングアウトしてもし親の反応にショックを受けたとしても、あなたはあなただし、俺たちがいる」という内容のことを話していて、「親に話したほうが良いという前提」で話を進めてるのが引っかかってる人も散見されたけど、テホンさんが「親に言いたいけど、勇気が出ない」という前提を先に投げたから、2人はこういう言い方をしたのかな、とは思った。だから、受容し、それぞれの意見を言う、というベストのケアができていたように感じられた。

うちの母はこの場面を見ながら、「え?別に血が繋がってるってだけで、離婚してすぐにおばあちゃんに預けて、テホンが若い頃にカミングアウトしてもらえるような関係性作れなかったのは向こうじゃない。カミングアウトしてあげる価値もなければ、テホンがわざわざ傷つきに行く必要もない」みたいにめちゃくちゃ怒っていたので、本当に千差万別の反応があって良いんだよね。私も血が繋がってるから、親だからといって必ずしもカミングアウトする必要はない、と思っている方だけど、相手がしたいと思うなら全力で相談に乗りたいなと思う。でも、相手がすごく傷つきそうなら、カミングアウトしないっていう選択肢もあるよって伝えちゃうかもなぁ。

カミングアウトをセクハラだって言う人、ずっと全然意味がわからなかったんだけど、「カミングアウトはセックスの話じゃなくてアイデンティティの話なんです」ってドリアンさんが言った時に「あ、カミングアウトをセクハラって言う人たちって、みんな『同性愛者で…』って言われた時にセックスの話されてると思ってたの!?」と頭かち割られたくらいの衝撃を受けた。なかなか想像するのが難しい感覚だったなぁ。

とにかく、彼の話を誰も否定することなく受け入れて、それぞれが自分の話をして、こうやって人はお互いに共感を覚えたり、それぞれの経験を知ったりして、仲を深め、連帯を強めていくんだなぁ…彼らの中に生まれた絆ってそうそう解けないものになっていくんだろうなぁ…と思いを馳せたりしたのでした。

④ゲンセイさんのすべて

ep7,8、結構元気がない場面が多かったように思えて、ゲンセイさんのヲタクとしては1周目かなり悲しい気持ちで見てた記憶があります。

◆カフェモカ事件
初っ端から、ゲンセイ専用だと思ってたカフェモカ事件(思わずファミレスにカフェモカを飲みに行ってしまった、リョウタのカフェモカはこの数百倍美味しいんだろうな…)で、「いや、ゲンセイさん専用なわけないじゃん可愛いなもう」という気持ちと、「え、ゲンセイ専用だと思ってた…って言われても無言でカズトのとこ行っちゃうの?ひどくない?」みたいな気持ちに挟まれて圧死しかけた上、「もう…僕がここにいる意味って…」みたいなこと言い出すからもう、画面に縋り付いて「え、ねえ、ちょっと!!帰らないで!!」と泣き叫んでおりました。私、一時期海外の恋リアにハマっていた頃、やたらと推しが途中で「もう恋愛はいいや」とか言いながら大変清々しいお顔で帰っていってたんですよね。ゲンセイさん帰っちゃうのかと思ってマジで焦りました。よかった帰らなくて。

◆足が届かな〜い
ゴーカートの「足が届かな〜い」何?マジで。いやもう全人類がメロメロじゃんあんなの。しかも本当に足が届かなくて不安な目してるのよ。あざといとかじゃなくてあの人は本気なんだよねいつも。本気で、足が届かないことに困ってる。本気の4位。テホンさんも本気の4位。2人ともかわいすぎ。最後くっついてたしね2人。みなさん、ゲンセイさんのインスタ見に行ってる?ギャルテホンさんが最高のコメントしまくっててまじおきゃわです。見にいってほしい!!
でも冷静に考えて足届かないことある?ゲンセイさんで届かないなら154cm私は走らせることすらできないのでは?座り方間違えてるとか、調整の仕方がよくわかんないとか、そういう感じだったのかな。いつかゴーカート乗りたいのでそう信じてる。

◆パジャマパーティー論争
あれは、あの、私はすごくわかります。同じ理由かはわかんないけど。私は誰かと喋る時は常に120%頭が回転してる状態で喋りたいと思っていて、お酒を飲むとどうしても能力が低下するし、その上飲んでもテンションが落ちるだけで上がることがあまりないので、わざわざ飲んでもあんまり本音も出てこない、という感じがあるんだよね。周りが飲んでリラックスしてるのは良い、というかどっちでもいいんだけど、自分も飲むのはちょっと…という感じ。本音はシラフで覚悟決めて喋りたいんだよね。ゲンセイさんが同じなのか、はたまた全然違う理由なのかはわかんないけど、でもあの場ではゲンセイさんに「私もー!!」って言いたかったな。
その後特に何の説明もなくパジャマパーティー参加してるのもなんか良かった。ゲンセイさんの良いところの一つだと思う。「あれ?勘違いかも?」って思ってもリョウタの名前を書き続ける、そんなちょっとマイペースな彼の良いところに通じ合うものがある気がする。BBQでも1人でニコニコパン焼いてたし。ep3また見たくなってきたな。

◆リョウタとのデート確定の場面〜2人のデート
そんで、あの、覚悟決めたリョウタがゲンセイさんのネックレスつけてきて(ずっと外してたのに!)、リョウタとのデートが決まったところ…やっぱりゲンセイさんファンなら3回…10回は見たんじゃないかな。
まず、リョウタの名前を書いてる時のすごく辛そうな切なそうな顔。見た?見てるだけで苦しくなってくるような顔するの。本当に、感情が顔と身体にそのまま現れるその素直さに、声も出なくなっちゃう。
リョウタの名前が呼ばれた時なんか、もう半ば諦めた顔というか、傷つかないように自分の心を防御しよう、みたいな顔しててここも切ない。そしてそうやって用意してるから、自分の名前が呼ばれた時もちょっと覇気がないんだよね。でも、「オーケー」って言った後の目をぎゅって瞑ってから手を叩くところは、完全にお花の笑顔だった。この顔だよ!!この顔が見たかったの!!!リョウタも嬉しそうな顔しててさ、嬉しくなっちゃうよこんなの。
でも、途中から私、不穏な空気を徐々に感じていて…。デート、嬉しそうだし楽しそうだけど、とにかくゲンセイさんがはしゃいでないというか、もうちょっとはしゃぎそうなイメージだったのにあんまりはしゃいでなくて、リョウタと全然目を合わせないから、「も、もうちょっと目を合わせてやって!?」と終始焦っていました。照れてるんだよね…?伏目のあなたも美しいですが…。
リョウタが結構嬉しそうな顔で「え、なんで俺のこと誘ってくれたんですか?」とか聞くもんだから、「気になってるから」くらい言うのかなと思ってたら「デートしたい相手が変わってないから」ってそんなあなた…奥ゆかしすぎますよ…。そんなところも可愛いって思ってくれるといいんだけどなぁ。うーん、でもゲンセイさん的にはまだリョウタはカズトのこと好きなんじゃないかって疑いはどうしてもあるもんね。気持ちを伝えることでむしろ、引かれちゃうことが怖いのかな。
ゲンセイさんって結構お仕事充実してそうだし、あんなに可愛いけど意外と1人でも幸せにやれてしまいそうというか、あの感じで心のパーソナルスペースめっちゃ広いのかなとふと感じてしまった。心の宇宙が広そう。踏み込んだら何があるのかちょっとわかんないかも。意外と躱されちゃいそう。大人だしなぁ。
でも、おしゃれ度と声の大きさはダントツでお似合いだと思う。おしゃれの系統も近くて、2人並んだ時本当にあんまり違和感がない。

えーん。ずっとゲンセイさんに報われてほしい気持ちと、「別にゲンセイさんはお手頃な相手じゃないんだからね!!」という気持ちと(リョウタがそう思ってないことはわかるんだけどね)の間でぐちゃぐちゃです。
意外とリョウタが覚悟決まってて、ゲンセイさんが悩んでるのかな、と思えたデートだったな。
リョウタは一回自覚したり決めたりすると早いのかな。幸せを確実に掴めるタイプだ。だから即断即決でLINE送っちゃうのかも。絶対送っても意味ないタイミングでLINE送っちゃうのめっちゃわかるな。私も送っても意味ないなら送るか…という奥ゆかしさ0人間だから。
やっぱリョウタあんなに奥ゆかしい見た目してて全然奥ゆかしくないの面白いな。すごく好きだな。というかめっちゃ共感しちゃうな。奥ゆかしすぎるゲンセイさんにやきもきしながら、「あれ、いつの間にか僕の方が好きになっちゃってるなって感じです」とか言ってくれないですか!?!?お願い!!

終わりに

さてはて、今回のボーイフレンドナイトも最高で、不用意な発言がないかかなりドキドキしながら見てたんだけど、新たな刺客・ザマミィの酒井さんがゲンセイさん推しで(というか今回のゲスト全員「ゲンセイさん可愛い」の国の人で)大変満足度が高くて最高でございましたね…。繊細な人ほど、ゲンセイさん好きな気がするので、酒井さんがゲンセイさん好きなのは納得(私は彼ほど繊細じゃないけど)。
ボーイフレンドのこと考えてるとすぐ時間が飛ぶので、時間がない友達には全くおすすめできないはずなんだけど、もう全身からボーイフレンドが漏れちゃって、Twitterもすごく我慢してるんだけどボーイフレンド愛漏れ出てるし、友達と会うと誰かれ構わずボーイフレンドの話しかしない人になってます。世界でも日本でもこんなに見られていて、希望!

早く同性婚実現してくれ〜!!!!!!!出演者の誰も、システムに泣かされない日々を一刻も早く過ごしてほしいの…本当に…。
今日より明日を、少しでも差別の少ない1日にしたいな。おやすみなさい。

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