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美しい人生に意味を与えよう(64日目)


Stars展に選ばれた6人の美術界のスターは
それぞれの想いを強く抱いていた。

でも、同じ思考もあったのではないかと思う。


まず、
この世には境界線などなく、
違いを追求することに意味はない
という事。

性別、人種、国家、国境。
このような全ての境界線は、
ただ、人間が作った幻想で、
私たちにあるのは個体としての違いのみだ。
正しさや間違いだって、何かとの比較や優劣から生まれる。

境界線を作ったのはわれわれ人間であるのに、
私たちはその境界線の為に、争い、血を流し、人を身体的にも精神的にも傷つける。
同じ生物が、自分たちの作った幻想の為に殺しあう、いがみあう、共喰いをしている。
それはおかしいことなのではないか。

この世界に境界線など本当はない。
当たり前や常識だって、私たち人間が創り出した幻想だ。優劣だって、万人に当てはまる正しさだって本当はない。
平和は訪れるべきはずなのに、なぜかまだ世界中で争いが起こる。それが、戦争という言葉に当てはまらないものであっても、人は他者と比較し、優劣をつけ、そして傷つける。



この人たちはただ強く、
平和を願っている気がした。





次に、
永遠などないということ。

人は生まれ、そして必ず死ぬ。永遠など存在しない。この当たり前を、人はよく忘れる。
当たり前の日々が、目の前の大切な人との時間が、ずっと、永遠と続いていくんだろうと無意識に信じて、願っている。

目の前の人を大切にしない。自分の時間を大切にしない。人に合わせ、自らの意思を曲げて生きる。
時間は当たり前にあるものだと思い、
日々を何となく過ごす、無駄に使う。後でいいやと、5年後でいいや、40になったら、50になったら、引退したらあれをやってみようと
永遠などない人生に与えられた貴重な時間を簡単に捨て、後回しにする。

いつだって、大切なものは消える可能性がある。
そして、自らに与えられた時間は有限であり無限ではない。

だから、時を無駄にするな。時間を捨てるな。
限られた時間を、永遠ではない命を、後悔なく使えと、言われている気がした。






そして、
人生とは自分自身を知る旅だということ。

真実
この言葉が、全てのアーティストの言葉の中にあった。自分自身の真実を知るということ。
自分とは何か、人生とは何か、生きるとは何か、自分自身は何のために生まれてきたのか。

どんなに探しても見つからない答えを、自分自身の中で見つけ、生きる意味を自らに与えること。
それが人生なのではないか。

人生とはたった1人の旅である。生きている中で多くの人に関わるが、どんなに頑張っても自分にはなれない他者である。人生とは孤独だ。たった1人で戦い、自分が生まれてきた意味を見つける為に生きる。



この考えが皆の根本にある気がする。
だからこそ、他者との違いを見つけることに意味はないのだと思う。






今日も多くの人がstars展にアートを見にきていた。始まった時から今まで、多くの人が足を運んだと思う。


それはなぜだろうか。
人は、アートに何を求めているのだろうか。

それは多分、『人生を生きる意味』という正解の無い問いの答えを必死に探しているからなんじゃないかな。


自分とは何か、
生きるとは何か、
それを知りたくて、
人はアートを観にいくのだろう。





観にいったからって特に、
自分の人生を変える出会いはないかも知れない。
けど、自分の人生を考えるきっかけにはなったかも知れない。


六本木にあるStars展
興味ある人はぜひ。







あれ、なんか宣伝みたいになっちゃった。







今日、このnoteを書いた時間。
そしてStars展を観にいった時間。

自分の有限の時間を、大切に、価値のあることに使わせてもらった。今日の選択に後悔はない。








Stars展のある1人に
極限まで『美』を追求している人がいた。

私も、
自分の人生をただただ清く美しく生きれたらなと思う。



ちなみに、今日書いたことはStars展に行ったら書いてあることではなく、完全に、自分がアートを鑑賞して、背景を知って感じた事です。
こちらは私の完全なる主観noteですので、自らの思考プロセスや思想を隠すことなく書かせていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!