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判明した名前

長男がどういう名前のものなのか、分からないという文章を書いた。
先日、通級の個人懇談があり、思い切って聞いてみた。

先生「ああ、自閉スペクトラム症ですよ。病院で、聞かれませんでしたか?」

当然のように言う先生に、そういえば、と思い出す。

確か、病院の先生は「薬を出すということで、自閉スペクトラム症としておきます」と。
あれ、そうしておくじゃなくて、決定だったんだ。

今更知る事実。

そして、私がネットや本で調べまくっていた時に「これじゃない? いやでもこれだとこれが違う」と悩ませていた名前の一つでもあった。

だって、特徴の説明文と、全然違ったんだもの。

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自閉スペクトラム症の特徴として

・視線が合わないか、合っても共感的でない
・表情が乏しい、または不自然
・名前を呼んでも振り向かない
・人見知りしない、親の後追いをしない
・ひとりごとが多い、人の言ったことをオウム返しする
・親が「見てごらん」と指さしてもなかなかそちらを見ない
・抱っこや触られるのを嫌がる
・一人遊びが多い、ごっこ遊びを好まない
・食べ物の好き嫌いが強い
・欲しいものを「あれとって」と言葉や身振りで伝えずに、親の手をつかんで連れて行って示す

などが挙げられるという。
大塚製薬さんの「すまいるナビゲーター」から引用させていただいた。

視線は合っていたし、表情は豊かだし、名前を読んだら向くし、人見知りもしてたしトイレまで追われたし、独り言は覚えてないけど、指を指したら見てたし、ごっこ遊びは「しゃきーん!」と言いながらしてたし、好き嫌いは家族の中で一番ないし、欲しいものが欲しいからと言って連れていかれたことがない。

小さいころから、それこそ今日に至るまで、特徴に当てはまらなかった。

どちらかというと、多動性・衝動性の方が可能性としてありそうだと思っていた。おさわりし放題の動物のところに行くと、とにかくおさわりしまくっていたし。

なので「自閉スペクトラム症」と言われて、びっくりした。

いや、やってることは近い事をしていたので、どれか選びなさいと言われたら、まあ、これに当たるのでは、とは思ってはいたけれど。

主に二次障害が。

これもまた「すまいるナビゲーター」の「二次障害」の文章を引用させていただくんだけれども

「一生懸命やっているのにうまくいかない」「わたしはダメな子なんだ」と自信を失い、身体症状(頭痛、腹痛、食欲不振、チックなど)や精神症状(不安、うつ、緊張、興奮しやすさなど)を生じ、不登校やひきこもり、暴言・暴力、自傷行為などに発展する可能性があります。このような二次的な問題が起きると、周囲から否定的な目でみられて理解を得ることがますます難しくなり、一層ストレスが増大するという悪循環に陥りかねません。

特に自信を失ってからの自傷行為が相当するな、と。

なので、どちらかというと「HSC」(人一倍敏感な子ども)に該当するのかな、と思っていた。

HSCについて、分かりやすくまとめられていると思った「conocoto」さんから引用すると

D(depth)=深く考える
O(overstimulation)=過剰に刺激を受けやすい
E(empathy、emotional)=共感力が高く、感情の反応が強い
S(subtlety)=ささいな刺激を察知する

この4つの特徴がそろっているのがHSCです。

とのこと(中略しています。詳しくは元サイトへ)

特徴としてある「自己肯定を持ちにくい」「被害妄想が強い」が良く当たっている。

ただ、HSCって医学概念ではないそうで。だから病院に行って「ああ、HSCですね」って言われることはない。
だからこそ、長男は病院で「自閉スペクトラム症」ととりあえずの診断を受けたのではないだろうか。
正直、長男の生活しにくさが解消されるならば、どちらでもいいのだけれども。

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もうすぐ、夏休みがやってくる。
長い長い春休みと休校が明けてからの長男は、荒れて大変だった。
今から担任の先生と、通級の先生は「大丈夫だろうか」と不安がっているらしい。
私も、ちょっと不安だ。

だけど、なるようにしかならないし「よーしなら学校行くか」とも「休むか」ともできないのだから、仕方ない。

なんとかなる。どうにかなる。なるようにしかならない。

その思いで、2学期を迎えるようにしたい。
だって、今は目の前に立ちはだかる「夏休み」の方が怖いんだもの。

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