カドウ

現実世界で吐き出せない育児関連や、日々の事など、思うがままに書いていこうと思います。

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現実世界で吐き出せない育児関連や、日々の事など、思うがままに書いていこうと思います。

最近の記事

中学三年生

自閉症スペクトラムの長男は、中学三年生に進級した。 そのまま情緒学級に所属し、部活も続け、腹痛があって遅刻することもあるけれど、ほぼ毎日学校へ自力で行って自力で帰ってくる。 友人関係も楽しそうにしており、毎晩友達とライン電話をしながらゲームをしたり、ただ電話をしたりしている。 勉強は、どう贔屓目に見てもできていない。テストの点も、よろしくない。 何しろ、テスト勉強をしないのだ。できる筈もない。 一応、某ゼミは取っているけれど、本人の「ちゃんとやっている」は怪しいと思っている。

    • 義父にとても可愛がってもらったから

      義父は、子どもが好きだ。 元々子どもが好きで、息子である夫も義兄も全力で愛でており、初孫である長男への対応は、傍から見ても溺愛だった。 長男が「あそぼー」と言えば遊び、お店で「これほしい」と言ったら買おうとして義母に窘められる。車を二時間運転して我が家に来て、近所の公園で遊び、疲れつつも笑顔で帰っていく。 何しろ、長男が初めて呼んだのは義父なのだ。 「お父さん」でも「お母さん」でもなく「ジーチャン」が最初だった。 悔しさも何もなく、妙に納得したような覚えがある。 そんな義父

      • 目標は階段状

        自閉症スペクトラムの長男は、無事中学二年生に進級した。 通級+通常級で過ごそうとしたが、難しくなってしまったために、一年生の途中から支援級へお試しで入ってはいたものの、今年度から正式に特別支援級へ所属することになった。 特別支援級に所属するために、通っている病院でウィスク検査を受けたり、書類を提出したり、その間にも発生する長男への対応をしたり、とにかく目まぐるしい一年だった。 支援級になったら、今度は支援級に在籍することによって発生する書類を処理したり、突如イライラすること

        • 捨てた希望は棘となる

          「お母さんは、どうしたいですか?」 この言葉が、嫌いだ。 長男の事に関して、医師が、教師が、問いかけてくる。 長男の事なのに、長男ではなく私に問うてくる。 保護者だからと言われればその通りなのだけれども、だからと言って私の希望が必ずしも叶えられるということはなく、というより私の希望など最初から聞く必要はない。 私の希望は、通常級で、パニックを起こすことなく、過ごすことなのだから。 通級で頑張ろうと思っていた。 頑張るというのは、長男はもちろんなのだけれども、私も日々学校

        中学三年生

          閉じ込めておけたらいいのに

          家で過ごす長男は、時折感情の波に襲われたとしても、生活するのに支障は出ない。 ところが、学校に行って授業を受ける、という状況になると、途端に感情の波に溺れてしまう。 他人が見れば些細なことで自己否定をし、自分を苛める。 額を打ち付ける。 ご飯を食べない。 ペンで体を傷つける。 窓から飛び降りようとする。 その行為で何が解決するのかは知らないけれど、衝動的にそうしたくるなるのだそうだ。 「穴があったら入りたい」状態の時に「だから穴を掘る」をする。 その行動力を他で生かしてほ

          閉じ込めておけたらいいのに

          セカンドオピニオン

          ASD中一長男は、授業を教室で受けられない。 ちょっとしたことでイライラして、パニックになって、控えの部屋に行ったり、保健室に行ったり、中学校が用意してくれた部屋に行ったり。 とりあえず毎日学校には行くけれど、一日中教室で過ごすことができなかった。 連日のパニックに、学校側からセカンドオピニオンを勧められた。 過去、学校が勧める病院で受診した生徒が、落ち着いた例があるそうだ。 是非にと勧められたので、長男を連れてセカンドオピニオンを受けることにした。 学校側に受診する日を伝

          セカンドオピニオン

          そして支援級へ

          「このまま他校通級で頑張ろう」といった四月のノートを見て、ああ、四月はまだ通級でいけると思っていたんだなぁと、ふふ、と笑ってしまった。 結論から言えば、早めに支援級へ移る。 というか、正式に支援級へ行くためには時間がかかるため、お試し状態で支援級に移れるように学校側が配慮してくれることになった。 長男は、自閉症スペクトラムだ。ASDとも言われる。 このASDというやつが、色んな特徴が多々ありまして。 長男に該当するのは「1か0かの極端性」「ネガティブ情報を過剰摂取」で、更

          そして支援級へ

          中学校、始まる

          自閉症スペクトラムと診断された長男は、中学校に入学した。 色んな小学校からも生徒が来るので新たな友達が増えるだろうし、部活動に入れば部活動という新たな活動が始まるし、教科ごとに変わる教師や45分から50分になった授業時間だとか、ともかく新たなことが目白押しだ。 そして、通級。 通う中学校には通級教室がないため、他校通級となる。 自転車で15分、徒歩25分。 週に一度、放課後に通うこととなる。 他のクラスメイトと一緒に授業を受けたい、という希望を叶えるため、中学校にも通級教

          中学校、始まる

          ウィメンズパークが終了すると聞いて

          ベネッセが運営していた「ウィメンズパーク」には、本当にお世話になった。 子どもの病院から、地域の話。趣味の話を見たり、フリートークでいろんな話を見たり。 ちょっと時間があれば掲示板を覗いていた。ものすごく稀に書き込みもした。 そして長男が通級に通うようになってから、一番覗いた掲示板が 「障がい児を持つママの部屋」 だった。 この部屋には、いろんなママが集っている。 よく見る「子供のいいところ探し」を必死でやったり、本気で子どもを憎んだりっていう書き込みはあまりない。

          ウィメンズパークが終了すると聞いて

          遠くへ行きたい

          夕方五時、夕飯の支度にとりかかる。 米を研いでいると、携帯電話の着信音が鳴り響き、体をびくりと震わせた。 早くなる心臓の動悸を抑えつつ、発信先を見ると小学校。 喉の奥が息苦しくなるのをようやく押さえつけ、電話に出る。 長男についての電話だ。 クラス全体に言ったことを、自分が悪いと言い出して。 全部悪いからもう自分なんかいらないと言い出して。 体を傷つけ、ノートをぐちゃぐちゃにして、僕は迷惑なんだと言い放つ。 ご迷惑をおかけします。 肯定を5、否定を1言ったとして、伝わる

          遠くへ行きたい

          中学校での通級は

          長男は小学六年生、小学校の通級も卒業となります。 中学校はどうなるんだろう、通級はあるんだろうか、と尋ねてみたところ、ちゃんと通級は申請すればできるだろう、とのこと。 ただし、別の中学校で。 そっかー別の学区の中学校かぁ……って、どうやって通うのか。 週に一度、別の学区にある中学校へ一時間だけ通うのは、どうすればいいのだろう。 今の小学校は、ありがたいことに通っている小学校に通級があり、そこへは他校からも通っている生徒もいる。 その場合は、ほぼ車で来ているそうだ。 なら

          中学校での通級は

          薬は助けてくれるもの

          自閉症スペクトラムの長男、六年生になりました。 五年生の三学期は荒れに荒れまくり、一日教室で授業を受けられない日々が続いていました。 担任教師との性格が合わず、校長とも合わず、合わせようとするもののできないため、自分を責めて自分を蔑ろにしていたようです。 特別支援学級を勧められ、インチュニブ1mgが増え、様子を見ていたのですが ・爆発は相変わらずする ・爆発したときの激しさは変わらず ・その後、冷静になれるまでの時間が早まる ・冷静になった後は、爆発していた時の事を振り返

          薬は助けてくれるもの

          共感と事実確認

          マイペースなタイミングで書く、王様の耳はロバの耳場所、もといこそこそ自己主張ノートを、今年も続けていこうと思います。 宜しくお願いします。 12月になってから、妙に落ち着かなかった長男。 イベントごとは終わったのに、感情のコントロールが難しいらしく、ちょっとのことですぐへこんで「ああ、死にたい」とか「ごめんなさい」連発とか「どうせ僕なんか」とか。 主に学校で出てくるので、学校生活においては先生方と長男が大変だったようです。 (家ではそこまでではなかったので、あくまでも伝聞)

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          さめる気持ち

          コロナの影響で、イベントごとはことごとくなくなってきた、子ども達の通う小学校だが、なんとか野外活動は縮小しつつも行われることになった。 初めて親から離れ、同級生たちと一泊するという冒険に、長男は不安に思いつつも大変楽しみにしている。 というのが、前提。 さて、情緒学級に通う長男、薬もきちんと飲み、病院にも通い、比較的安定した毎日を送っていたのが、小さな出来事から不安感が増大し、久々に「僕なんか劇場」を開催してしまった。 その際、担任教師が切ったカードが、これ。 「そ

          さめる気持ち

          努力して治るのならば

          たとえ話です。 突如、鼻水がとめどなく出るようになった。 回りから「もっとこまめに鼻をかんだら?」だとか「免疫が下がっているんじゃない?」だとか、いろんなアドバイスをもらってやってみるものの、鼻水は止まらない。 これはおかしい、と病院に行ったところ、花粉症と判明。 薬を服用し、外ではマスクを着用し、なるべく鼻水が出ないように予防する。 しかし、それでも鼻水が出るときは出る。 友達はそんな状態を見て、言う。 「鼻水が出ない努力をしたら?」 多分、キレる。いや、絶対キレる。

          努力して治るのならば

          掃除機について語ってみる

          我が家にはキャニスター型とスティック型の掃除機がある。 どちらもメリットデメリットが当然ながら存在し、その事についてはもっと詳しい人が事細やかに、分かりやすく解説しておられると思うので、ざっくりとしか語れないのだけれども。 まあ、そのざっくり言えば コード繋げるキャニスター型と、充電式スティック型、 両方持っていたら便利だよ! ということです。 そりゃそうだろうよ、と思われるかもしれませんけれど、どちらか一方だけにしようか悩んでいた時期を経ての感想なので、語らせてください

          掃除機について語ってみる