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【シティリーグ優勝】 カプ・コケコVMAXデッキ解説(有料記事)

・はじめに

皆さんこんにちは!よつぎ一門所属のゼンジャーです。
今回シティリーグアディショナルシーズンの愛知県一宮市の会場にてカプ・コケコVMAXを主軸としたデッキを使用し優勝することができましたので、そのデッキ紹介・解説をさせていただきます。
今後のシティリーグなどの競技シーンに向けて使用・対策等で役立てていただければと思います。

・軽い自己紹介
普段はよつぎ一門のデッキビルダーとして裏方的な役割を担いながら活動しています。(最近公開したレシピだと、セレビィV入り三神ザシアンや、連撃インテラオスなどを作成)
自身での目立つ成績はほぼなくCL完走や過去のシティリーグでベスト8に入る程度で優勝という結果を残せたのは今回が初。



・大会結果とマッチング


1.W ドラパルト+インテレオン 
2.W 黒馬バドレックス 
3.W ムゲンダイナ
4.W 黒馬バドレックス

決勝トーナメント
1.W ドラパルト+インテレオン
2.W マッドパーティ
3.W ドラパルト+インテレオン

全勝優勝


・環境予想とデッキ選択

今回自分が参加したシティリーグは4月25日開催で、新弾である「白銀のランス・漆黒のガイスト」発売直後でした。そのため、大きくメタゲームが回るというよりは、純粋にパワーの高いデッキが使用されることが多い環境となります。
そしてその純粋なパワーが高いデッキという条件に合致する、「白馬バドレックス、黒馬バドレックス、三神ザシアン、ムゲンダイナ」が今回の環境を作るTop4になると予想し、少なくともこのうちの3つには勝てるデッキ・あわよくばこの全てに有利をつけるデッキを選択する必要があると考えました。
予想していたtier表をあげるとこんな感じです。

tier1  ムゲンダイナ・黒馬バドレックス

tier2  白馬バドレックス・三神ザシアン

tier3  連撃ウーラオス・悪パーフェクション・レッドパーフェクション

前環境でtier1に君臨していた「連撃ウーラオス」はまだ「黒馬バドレックス」への対策がはっきりしていなかったこともあり、握る勇気がある人は少ないと思いtier3に下がりました。
また、「ミュウツー&ミュウGX」主軸のデッキは「頂への雪道」の登場により、多少はパワーダウンするだろうと考えtier3に落ち着いています。



そして調整を開始し、まず初めに候補に挙がったのは「ムゲンダイナ」でした。先ほど挙げたTop4に有利に立つことができ、また「レパルダスV」の登場で「三神ザシアン」の「大きなおまもり」の無力化が可能になりました。よってこれまでより更に有利にゲームを進めることができるようになった点が大きな魅力です。

ですが何度か調整を続けているうちに、動きが安定しないデッキにもかかわらずメタカード(「混沌のうねり」や「ウィークガードエネルギー」など)を多数採用する必要があったり、その他にも自身の動きの安定を阻害しかねないカードを多数採用する必要があったことから、安定感に欠けると感じた為、使用を見送ることにしました。

こうして候補の1つを失い、家のデッキをすべて見直していると、過去に組んだ「カプ・コケコVMAX」のデッキが目に留まりました。
状態異常マヒと「リセットスタンプ」を合わせることで相手の動きを止めて戦えるデッキで、幅広い範囲のデッキに対応することが可能です。
上位デッキのどれに対しても有利にこちらのゲームプランを押し付けられるデッキであると感じ、これを軸に調整を開始しました。


カプ・コケコVMAXデッキの利点

画像3

・「ポケモンいれかえ」や「あなぬけのヒモ」を多く採用するデッキが減り、マヒがより一層刺さりやすい環境となっている点
・上位デッキの大半がその「ポケモンいれかえ」が少ないデッキに該当するため、前述した握るデッキの条件に合致する点
・「黒馬バドレックス」の影響により、天敵であった「連撃ウーラオス」や「マッドパーティ」が一時的に減少傾向にある点
・デッキの再現性が高く、安定して立ち回ることが可能な点
・先攻をとるのが望ましいが、いわゆる捲るタイプのデッキタイプのため、後攻をとってもあまり支障がない点。また、そのためじゃんけんの結果に依存しない点


そして完成したデッキレシピがこちら
以下、有料部分となります。

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