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CEOの夏休み#2(小豆島ところどころ)

こんばんは「零細町工場の社長」です。昨日に引き続き小豆島です。

ぼちぼち飲んだ割には二日酔いはありません。そして最後に小豆島製のそうめんを友達が作ってくれたらしいのですが、記憶もありません。

基本、昨日の余り物で朝食の献立を考えます。ますが、結構多くの食材がちょこっとずつ残ってます。魚介と野菜。パエリアやるかあと腕まくりしました。しましたが、昨夜狂って全料理にオリーブオイルかけまくって買ったばかりの瓶一本まるまる空になっていたので方向転換。

炊き込みご飯にしようと。

生米の上に全食材を乗せて炊いちゃいます


残った食材は、鯛、アジ、タコ、イカ、ネギ、ミニトマト、マッシュルーム、生姜、ニンニク、レモン、大葉、ミョウガ、イタリアンパセリ。最後の3つ以外を食べやすい大きさに次々刻んでいきます。

その間にもお腹は減るので…

MORIKUNIベーカリーのコッペパン


昨日買っておいたMORIKUNIベーカリーのコッペパンをトースターで焼いてツマみます。MORIKUNIベーカリーは、小豆島唯一の酒蔵小豆島酒造が作っている酒米を使った米粉のコッペパンです。

日本酒をほんのり感じさせる甘くホクホクのパンが食欲にスイッチを入れてくれます。

そして本丸の炊き込みご飯は40分炊飯し、10分蒸らし完成。残り物をごちゃ混ぜに入れたのでかなり不安でしたが

朝にピッタリの軽さ


魚介とトマト、キノコの旨味が奥行きと立体感を描きつつも、生姜、ネギ、ニンニクなどの薬味がしっかりと味の輪郭を整える。朝食にふさわしい軽さと、旨味の綱引きがちょうど良い出来になっていました。

レモンを絞りかけての味変もしっかり収まります


結果、育ち盛りの高校球児ばりにお茶碗4杯のおかわりをしてしまいました。一塁にヘッスラ(ヘッドスライディングのことです)してギリセーフになった高校球児ぐらい白い歯がこぼれちゃいましたあ。三塁ベンチに向かってガッツポーズしてさユニフォーム泥だらけにして

洗い物や掃除など、綺麗に原状回復させてチェックアウト。ビーチへと向かいます。

ひとけのないビーチ。家族が数組いるばかりでのどかです
生まれ故郷のエーゲ海の島嶼を思い起こさせます(うそです)


日差しはかなり強く暑かったですが、水温はひんやりとしていて泳いでとても気持ち良い海でした。ブイまで泳いで陸側に広がる山々をぼんやりと眺めます。

今回の滞在で島民の方と色々話してわかったのですが、高松からの定期航路があった草壁港が利用客の減少で使用休止になっていたり。長らく本州との連絡を繋いでいた岡山・日生⇔大部の航路も今年中に無くなるらしいです。

一方、神戸からのフェリーが停まる玄関口坂手港周辺の衰退ぶりもものすごかったです。まともに開いてる店が日中ほとんどありませんでした。数年前までそんなことなかったけどなあ。

神戸港からの玄関口、坂手港。工事中でした


港の目の前にあった定食屋もご主人が亡くなったらしくつぶれていて、新しい住宅を建ててる途中でした。

あとかなり馴染みの深いフェリーターミナル(ただの待合室ですよね。)も新たに建て替える予定らしいです。昭和のにおいがかなりして好きだったのですが。シーズンオフの雨の日中、待合室で缶ビール買って誰もいない港の海を見るのが好きでした。

ジ・昭和のフェリーターミナル
椅子も貼ってるポスターも何もかも年季入ってます


じゃあ小豆島は衰退していってるのかというとそうではないらしく、島内の全人口の2%は移住者らしく色々と新しい風が吹いてきているそうです。坂手港にも一店だけ、クラフトビールのお店が出来ていました。

あと神戸、小豆島、高松を結ぶフェリーも新船におしゃれな感じに変わっていました。

ジャンボフェリー新船「あおい」


前の昭和を感じさせる船もすごく好きでしたけどね。でもまあこっちの方が喜ばれるんだろうなあと。あ、ジャンボフェリーに乗ったら必ず食べてもらいたいのが「うどん」です。安くてかなり高クオリティ。香川で変なうどん食べるより全然レベル高いです。

麺は冷凍を茹で直してるだけですが、それだけで食感のどごしは最高(小麦感は薄いかもしれません)。そして何より出汁です。澄んでいるけど、かっちりした旨味成分、申し分ありません。値段も良心的でうれしいです。

今回、新船になったついでなのかメニューのバリエーションも増えてました。選ぶ楽しさも増えましたよね。どれ食べても絶対美味しいと自信持っておすすめできます。

オリーブうどん450円。うどんが顔になってます


時代はうつろいます。その変化を好むと好まざると。ひとりの人間としてはどうにか抗えるかもしれませんが、会社として企業活動をして生き残るとなるとその流れに対応しなきゃいけない部分も大いにあるんでしょうね。

社会の要請と、こういう会社にしたいという二つの課題を同時に解決していこうと再確認した夏休みでした。明日からまた働きます

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