009 大奥小説に見るフロイトの「喪の仕事」
ポッドキャスト『ナミダの種まき』の第9回エピソードを公開しました。
医療や心理学の世界で、グリーフケアが大事だよと一番最初に言ったのは、精神科医のジークムント・フロイトだそうです。そのフロイトは、死者を悼み、喪失を受け止めていく心の働きを「喪の仕事」と呼びました。
この「喪の仕事」のイメージを、私が大好きな時代小説、江戸時代の大奥を舞台にした『大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―』(永井紗耶子著、新潮社)の、あるエピソードを紹介しながら、感じたことをシェアさせていただきました。
番組内でご紹介した本
『大奥づとめ―よろずおつとめ申し候―』
著:永井紗耶子 出版社:新潮社
ドラマや映画になった絢爛豪華で、愛憎渦巻く大奥のイメージとは全く違う、江戸時代の大奥で働く女性の姿を描いた作品。いろんな事情で大奥に上がって、与えられた役目を一生懸命にこなし、助け合い、心を通わせながら、自分の人生を選んでいく様子が丁寧に描写されていて、どの登場人物も愛おしくなりました。笑って泣いて、”よし明日もがんばろう”と思える時代小説です。
教えてください
番組の感想のほか、もし分かち合いたいグリーフのご経験をお持ちでしたら、ぜひこちらからシェアしてください。大切に読ませていただきます。
https://forms.gle/7qwwmifA9DGmWduN8
ポッドキャスト『ナミダの種まき』
いろんなプレイヤーでお聞きいただけます。
ブラウザ:https://tanemaki.buzzsprout.com/
Apple Podcast:https://apple.co/3x9Rdjv
Google Podcast:https://bit.ly/3xSAIIJ
Amazon Music:https://amzn.to/3iG6iV9
Spotify:https://spoti.fi/3r3qUtb
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?