『ディストラクション・ベイビーズ』はマッチョで男クサい映画でした。
実は、このポスターと予告編を見て興味を持ち、音楽に惹かれて、観に行きました。向井秀徳さんのミニライブがあったので、予約していたのです。
映画の感想は、ズバリ、非常に男っぽい映画、マッチョな映画だと思いました。
監督の真利子哲也さんが影響を受けたお二人として、向井秀徳さんとマンガ家の赤井英樹さんが「ほとばしり」と表現したトキメキを、私は一切感じることは出来ず、これまでも数々の暴力映画を観てきたけれど、暴力は怖いと感じていることに、私は気づきました。
どうも、暴力を受ける側の気持ちになってしまうというか。
無意味に誰彼構わず叩きのめしていく主人公の横で、世界を手に入れたかのように狂喜乱舞している菅田将暉演じる高校生は、寒気を感じるくらい。
そうそう。私、こういう男たちが大嫌いだった。
ということも思い出し。
意味わかんねえよ。女の子に対する扱いも、粗野そのもので、男のロマンだかなんだか知らねえが、気持ち悪いよ。まっとうな人間じゃねえよ。
小松菜奈演じる女の子は、映画の中では、一番卑怯な存在で、本当、男ワールドだから、そういうもんだろう。
向井秀徳さんは、「誰一人として感情移入できない映画」と話していたけど、本当にそんな映画でしたね。
良かったのは、俳優たち。演技がみんな上手かった。
そしてミニライブもカッコ良かったです。
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