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一条麗子(48歳)/銀座クラブ「おママごと」のオーナーママ/銀座の日常やママの人生、マ…

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一条麗子(48歳)/銀座クラブ「おママごと」のオーナーママ/銀座の日常やママの人生、ママをとり囲むホステスや客の人間模様を綴った、コミカルかつドラマチックな2/3フィクションの物語です。

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【2/3フィクション小説】一条麗子でございます。–第2話「改名」

北川玲子。 わたしが25歳まで下積み生活を送る店 クラブ・藤島のナンバー1ホステス。 身長が155cmほどの細身で、 真っ赤なネイルとルージュが トレードマークだった。 あの頃わたしは、 「一条真(まこと)」 という源氏名を名乗っていた。 嘘を着くと耳が赤くなり すぐにばれてしまう性分で、 「真実と真心の真で、まことがいい。」 と、会長・上村が ママに提案したのが由来だった。 わたしは割と気に入っていたが、 実際は 上村が手帳に記載したり、

    • 【2/3フィクション小説】一条麗子でございます。–第1話プロローグ

      銀座の女になって、 気がつけばもう28年。 育った境遇から 逃げるようにして 上京した18歳。 本当にお金の無かった時代。 最初の2年は、 渋谷円山町のラブホ街に 静かに佇む呉服屋で 昼間アルバイトしながら、 夜は、道玄坂の古びた雑居ビル ファイブビルのミニクラブで、 中途半端な水商売に片足突っ込んだ。 そこで出会った 「会長」と呼ばれる 正体不明で只者ならぬ上村というおじさんに、 ある日 『君は銀座に行きなさい』 と言われ、 連れられる

    【2/3フィクション小説】一条麗子でございます。–第2話「改名」

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