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なぜX(twitter)のSpaceで参加者同士の関係が破綻するのか?距離感と会話のポイント
X(Twitter)のSpaceという会話を楽しむ機能で、スピーカーではなく、リスナーや匿名で聞いていると、まるでリアリティーショーを見ているような感覚になるのが面白い。最初は仲の良さそうなアカウント同士が、少しずつお互いのことを知っていく過程が微笑ましく思えるのですが、そのうち険悪なムードに変わるケースが意外と多い。
元々、顔も実名も、住んでいる場所も、個々の背景も知らない人たちが集まっている空間。鍵アカウント以外では公開SNSというX(Twitter)の仕組みの上で、完全に「本当の自分」を出している人はほとんどいない。それでも、「Xで本当の自分をさらけ出すべきか」と問われれば、それが良いとも言い切れない。
興味深いのは、そんな匿名性や不完全な情報の中で築かれる人間関係が、まるで皮が一枚一枚剥がれていくように変化していく様子。初めは共通点や軽い雑談から始まった関係が、思わぬ方向へ進んでいく。信頼が崩れたり、見えなかった本性が浮かび上がったり。その変化は、まるで実験?っていう感じ。
「素性がわからない者同士がどう関係を築き、どう破綻していくか」を観察する、ある種の社会研究の場とすら言えるかも?
Spaceは単なる雑談や情報交換の場を超えて、人間の本質を映し出す一種の鏡なのかもしれないですね。
こうやって「皮が剥がれていく」過程を、これからもListenerとして観察してみたいと思います。(完全な野次馬ですね、すみません)
ところで、素性のわからない者同士が仲よくうまくやって行くにはどうすればいいのでしょ?
X(Twitter)のSpaceでは、多くの人が本当の自分を隠している。顔や名前、住んでいる場所、背景など、少なくとも8割以上の「本当のこと」は表に出していない場合がほとんどだと思うのです。そのため、素性がわからない者同士がコミュニケーションを取る際、疑心暗鬼になったり、逆に相手を過剰に美化したりしてしまうことがよくあります。
リアルな人間関係でも相手を深く知り、本当に良い関係を築くのは簡単ではないですよね。それが匿名性や不完全な情報が混じる環境では、なおさら難しくなります。
Spaceでの関係が破綻しないためには、「踏み込みすぎないこと」が鍵だと思います。雑談や、言っても問題のない事実だけを会話の軸にすることで、無駄な誤解や期待を避けることができるのではないでしょうか。
「深入りしない」ことで、軽やかで心地よい距離感を保ちながらコミュニケーションを楽しむ。これが、Spaceのような場で良好な関係を築くコツなのかも。リアルでも匿名でも、関係性には適切な距離感が必要なんだと、改めて感じました。