見出し画像

炎節


古い街が好きで、
カンボジアやタイや京都や、そんなところへ行くのだが、決まってそこはどうしようもないくらい暑い。


眩暈のするくらいの暑さの中に、
そこに住まう人の逞しさがあるように思えて、
「ああもう耐えられない」
とか思いつつも、繰り返し出かけてしまう。


カラリとした暑さもよいのだが、あのまとわりつくような熱さに、そして時折吹く風の気持ちよさに、
いっときの後悔も忘れて、
また、会いにいく。

早朝のバンコクにて


#炎節 #旅する日本語 #バンコクにて #コラム #ショートコラム #絵のない絵本 #日日の音

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?