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「無理やり」はムリ というお話

今日の保育で、
無理やり何かさせようとするのは
うまくいかない事を改めて感じた。

水筒をはなさない女の子

早朝保育で見ている子。
2歳になったばかりのかわいい女の子。

あれやりたい、これはいやと
身振りやつたない言葉で伝えてきてくれる。

今日はお茶を飲みたいと、自分で水筒を持ってきた。
「飲みたいのね」と言って、
コップを取りお茶を注いで渡す。

すると・・・

もっと飲みたいと言い出す。
しかも、自分で注ぎたい。

こっちは、「こぼれる!!」とハラハラ。
しかし、手を出すと怒る(笑)
床が水浸しになるので、さりげなく手を添える。
気付かれて怒られるけど(笑)

多少ぬれても拭けばいいのだけれど、
ぶちまける勢いなので、ハラハラしてしまう。

その後はお茶を注ぐのが楽しくなったようで
水筒をはなさない(笑)

無理やり終わらせようとするわたし

このとき、わたしは
「このままでは水筒が空になってしまう!」
と思い、何とかやめさせようと必死。

「『おしまい』だよー」
「コップくるくるしてしまおうねー」
など、いろいろと声掛けをするがうまく行かない。

そのうち、通常時間に登園してきた子たちが
それぞれ自由に遊び始めると・・・

みんなが遊んでいるおもちゃが気になり、
そっちへいく女の子。

そーーっと、水筒を片付けるわたし。
女の子は、チラっと水筒を見るがほかの遊びを続行。

そして、ハッとするわたし。

子どもの気持ちを受け入れてなかった

女の子は
「じぶんでやりたい」
「もっともっとやりたい」
(お茶を注ぎたい)
という気持ちがあった。

なのに、私は自分の都合だけで
(お茶がこぼれるて、服とか濡れるのが嫌)
それをやめさせようとしていた。

そりゃ、イヤイヤするよね。
自分でやりたいんだもんね。

まずは、相手の気持ちを受け入れることが大切。
そんな基本的なこと忘れてた。

どうすればよかったか

相手の気持ちを受け入れる。
とはいえ、そのままではお茶がドバドバこぼれるのは必然。

代替案を提案!
まぁ、相手は2歳児なので提案してもイヤイヤと言われるのがオチ。

そんな時は、楽しそうに他のもので遊んでみる。
何に興味を持つかは分からないので、
その場で色々と試す。

興味を持ったら楽しく一緒に遊ぶ。

そのうち、水筒のこと忘れる。

子どもは今を生きているので、
あまり過去の事を引きずりません。

まとめ

 作用反作用の法則を知っていますか?
物理で習うアレです。

これって、人にも同じように作用するのです。

北風と太陽のお話

無理やり脱がそうとして
風を吹かせば
脱がされまいと、必死になる

脱ぎたかったら脱いでいいよと
ぽかぽか笑顔で見守っていれば
いつの間にか脱いでいる

そんな感じです。

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