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不登校児の保護者が求めていること

「不登校児と親の居場所」を運営している団体さんで支援させてもらっています。
そこでお母さん方とお話をしていて気になった事。

この「居場所」を見つけるまで(子どもが不登校になってすぐくらいからしばらくの間)のお話を聞きました。

  • 自分たちが取り残されているようだった

  • 学校にも行かない子どもとそれを見守る親で時間がとまっていた感覚

  • まず始めに相談するのは担任含め学校、その後のことをどうすればいいのか分からない

「スクールカウンセラーさんには相談しました?」
との問いには
「したけれど、傾聴してくれるだけ。あまり意味を見出せなかった」
とおっしゃっていました。
「カウンセラー」とはそのようなものとは分かっているけれども、モヤモヤしていたようです。

X(旧Twitter)でも、カウンセラーに話したけど意味を感じなかった。
との言葉を目にしたことはあります。

この気持ち、とてもよく分かるんですよね。

私は自分がうつ病を発症してから、何度か病院のカウンセリングを受けたことがありました。
でも、意味を見出せなくて嫌になって数回しか行きませんでした。

カウンセリングを受けた時の私も、スクールカウンセラーさんとお話ししたときの保護者さんも気持ちは同じだったと思います。

「この現状をどうにかして!!」
「解決策を教えて!!」

私も社会福祉士の勉強などでカウンセリング等については学びました。
なので、カウンセラーさんの対応が悪いとかは思わないです。

ただ、相談者さんは切羽詰まっている、追い込まれている状況なんですよ。
藁をもすがる思いで行っているのです。
だから、話を聞いてもらうだけでは物足りなさすぎるんですよね。
相談者さんは「解決策」を知りたいのだから。

カウンセラーさんの立場から、「だったらこうしたら?ああしたら?」とは言えないのも事実だと思います。

ここまで自分で書いていて、じゃぁどうすればいいのか?というのもなかなか答えが難しいところかもしれません。
でも、少しでも一歩先に進めるようなことがあればいいのかなと思いました。

今日の保護者さんの話では
「○○さんにつなげてもらった」「親の会を紹介してもらった」
などがありました。

いろんな支援団体さんがいますが、こういう情報って自分から歩いて取りにいかないと見つけられないってあるあるだと思います。

保護者さんは学校やスクールカウンセラーさんにお話に行くと思うので、そこである程度の情報が得られるといいのにな。

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