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ネットビジネスで初めて5000円を稼ぐまで

世の中にごまんとあるネットビジネス。実は私は怪しげな情報商材を買うのが好きなノウハウコレクターを20代の頃からやっていて、今までに費やした金額はおそらく数百万円。数えたくもない。でもそれは、私にとって趣味に投じているのと同じ感覚なので、後悔はしていない。

さて、なぜこんなに費用をかけてまで商材をあさっては買い続けたのか。それは、純粋に「ネットを使って商売がしてみたかった」というとても単純な理由である。「楽だから」ネットビジネスに手を出したわけではない。

むしろネットビジネスはオフラインで商売を仕掛けるよりずっと難しい一面があると思う。たとえば、情報商材コレクターならおそらく一度(や二度ではないはず!)は手を出したことがあるアフィリエイトがその例だ。

今から10年ほど前であれば、アフィリエイトで収入を得ることは、スキルがそこまで高くなくても可能だった。なぜなら、参入者が少なくまだ今のようにレッドオーシャン状態ではなかったからだ。

デザインにこだわらなくても、文章にそれほどこだわらなくても、サテライトサイトをつくれば、集客でき、それに比例するようにお金が集まった。しかし、今は違う。

決定的な違いは企業もアフィリエイトに参入してきている、ということだ。マイナビをはじめとする巨大な資本を持った企業が、良質なしかも中身の濃い記事を量産している。そしてそれが多くの人に読まれ、集客に成功している。企業のアフィリエイト収益を伸ばすために、Webライティングという仕事が生まれた、という側面もあるだろう。

2020年、その流れはますます加速し、今や大手が手を出しているジャンルは、個人ではかなわないというところまで来てしまった。その意味において、「もうアフィリエイトでは稼げない」と叫ばれるのはおおむねあっていると思う。ちなみに個人で戦うのであれば、SEO対策とSNS集客はセットで考えなければいけない。これもまたなかなかハードルが高いものだ。

さて、そんなレッドオーシャン状態であるにも関わらず、私はやはりアフィリエイトを選択した。2019年のことである。「勝者をまねろ」というセオリーのもと、わたしはとにかく先駆者たちのセオリーをとことん真似し、はじめてネットビジネスで稼ぎを出すことができた。むろん、これまでに投じてきた費用のほうが莫大だが、その感動は間違いなく「プライスレス」であった。

しかし、そんな収入も長くは続かない。半年ほど調子が良い時が続いたが、SNSの凍結とともにあっという間に収入は途絶えた。私の生命線はSNS頼みだったからだ。その後凍結されても、されても、私はアカウントを作り続けた。やっきになってアカウントを買うこともあった。それでも凍結はやってくる。そこで私は思う。「みんな、こんなに凍結されても心が折れないの??」

2020年、わたしはSNS頼みの集客から切り替え、SEOを意識したブログアフィリエイトに切り替えることにした。それから1年。収入はまだない。

Twitterやインスタにあふれる「アフィリエイトで稼げました」という文句。わたしは、あれは半分が嘘で、半分が本当だと思っている。アフィリエイトで稼ぐにはとにかく労力がいる。なぜなら、ライバルは個人のほかに企業もいるからだ。

「ライバルが少ないところを攻めればいい」たしかにそうだ。そのためにはリサーチ力がいる。

それからワードプレスを立ち上げてきれいなサイトをつくるにはデザインやサイト制作の知識も必要だ。こうなるとマルチスキルを身につけなければ、アフィリエイトで稼ぐことは難しい。これは私は20代から数えて少なくとも10年、研究wしてきた成果である。

それでもアフィリエイトをやりたいなら、1年間は稼げないと思っておいたほうがいい。そして、もう少し楽に稼ぎたいなら情報販売、コンテンツ販売をしたほうがいい。

今悩んでいる人へ、そしてこれからアフィリエイトを始めようと思っている人へ。少しでもアドバイスになりますように。

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