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2020 ベストプレイリスト(地獄川震)

月日とはドラゴンフライのように速々と過ぎていくものですね。ヒューマンが定めた"時間"とかいう概念は死ぬほどどうでも良いですが、今年のかっこよかったミュージック(地獄川ブルー編)を振り返っていきましょう!

「そうしましょう!」

Stalley - Tokyo Proverbs

アメリカのラッパー、スターリーがTOKYOの風土について歌う。そんなクロスオーバーすら困難になった一年だったね。

TOKYOの街がロックダウンし、列島がピシャピシャと凍り始めていたころ、あてもなく何駅分も歩きながら、この曲を何度も聴いていた。

2020年、夜に欠かせない曲でした。ありがとう。

SCARS - STARSCAR

ずいぶん前の曲の再録、ってかバース録り直してるのはSEEDAサンだけなんだけども、渋味の増した面々がユラユラとかますPVは楽しくてしょうがない。bay4kサンの復活に思わず涙が。これは"古き良き"とかではなくて、こういうのがHIPHOPダトオモウンダヨ。

舐達麻 - BUDS MONTAGE

何しろ2019年は舐達麻の年だったけれど、今年もこんな作品をドロップするんだから溜息が漏れる。曲を重ねるごとに最高を更新していくグループだとは思っていたけれどこれはすごかった。リリースされてむこう一ヶ月ほど、この曲ばかりリピートしていたのを覚えている。

PUNPEE - Wonder Wall feat. 5lack

楽曲単品ですでにパーフェクトだった兄弟のバイブスが映像で補完されて大変なことに。こーいう私小説的なレペゼンに俺は本当に弱いし、そこに説得力ありまくりなのが板橋兄弟のすげーところだ。

GEZAN - 東京

今年はGEZANから始まった。それから12ヶ月がたった今、ずっとGEZANの残響はこの惑星を流れていたことがわかるはずだ。

sagun - it's too late to keep it together (feat. The KTNA)

ローファイ・ビーツの文脈だけでなく、独自のメロウネスを追求していて今いちばんアツいビートメイカー(と、勝手に俺が考えてるだけでその実なんにも知識がない)であるsagunの、今年出たEPから。

シンプルなビート中心だったこれまでの作品から、わりと歌モノちっくな、浮遊系R&Bの趣が深い楽曲がちらほら。退屈な夜にもオーバーワークぎみな朝にもマッチ。2020年、音楽なんて聴きたくなくなった日にもsagunは寄り添ってくれた。

ISSUGI - 再生

ISSUGIとBudamunkはいつも俺の道標。言葉に尽くせぬほど骨身に染みたグルーヴとフロウが無敵の感覚に連れてってくれる。

変わらないものと変わっていくもののバランスが最強。

Kassa Overall - I THINK I'M GOOD

Kassa Overallのこのアルバムは、HIPHOPやJAZZ好きならずともナンラカの衝撃を与える怪作だったに違いない。と思っている。

ブルー、イエロー、レッドを経由してブラックやカオスに導くスーパー・トラック群。この動画はそんなアルバムからの良曲を元に構成されたイメージ・ムービー。Netflixに飽きた昼下がりに。

霊界ラジオ - Poltergeist

さて、2020年といえば俺たちの活動もいろんな転機を迎え、初のEPをストリーミング配信したり、チャンネル登録者数が1000人の大台を突破したり、初となるライブの機会をいただいたりと、怒涛のうちにやれるだけのことをやってきました。

メンバー3人、それぞれの中にまだやりキレていないことや、これから成し遂げたいことの数々を胸に秘めつつも、何はともあれ、これまで応援してきてくださったリスナーの方々へ感謝の思いを噛み締めながら、除夜の鐘へと参らせていただきます。

ゴーン。ゴーン。ゴーン。

年内に書くつもりがもう2021年になっちゃったよ。

今年もよろしくね❤️

by 地獄川震

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