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「若者と同じ英語学習はしない」に込められた想い

こんにちは。
英語コーチの永木れいかです。

数年前に某会社経由で3ヶ月のオンライン英語学習サポートを受けてくれた方から突然、連絡をもらいました。

その節は大変お世話になりました。やったりやらなかったりではありますが英語は続けています。この度、地元自治体の支援のもと海外の展示会に出展することになりました。英語で準備するものがいくつかありアドバイスをお願いできないかと思いご連絡しました。

会社経由のお客様はサポート期間が終わると、講師からはご連絡をしないという会社との不文律があり「あの方は元気かな」と思っても現状を知る機会が少ないので、嬉しい驚きでした。

zoomで会って話を聞いてみました。


海外の展示会に出展する製品が、数年前に扱っていたものと全く違うものだったのでビックリ。ご本人もビックリしているとのこと。本流の製品じゃなくて「いつか何かの形で世に出したい」と思っていたオマケみたいなモノに、海外から高い関心を寄せられているそう。

自治体さんに提出する製品紹介と会社紹介はフォーマットが決められていました。結構いろいろと記載することが多く大変でしたが、準備をされていたので無事に必要なものを揃えることができました。

自分の会社だけで海外の展示会に出す、となると雲を掴むような話で何をしたらいいのか…となりますが、「これを用意してください」とアドバイスをもらいながらだと心強いですね。こんな素晴らしい支援が自治体から受けられるのですね。

ぜひ多くの方に知ってもらい、ご活用いただきたいな、と思いました。


さて、英語の方はどうですか。

そう聞いてみると、

相変わらずあの頃に使っていたテキストをやったり、映画を吹き替えじゃなくて字幕で観たり、マイペースでやっています。

とのこと。その後に語ってくれた言葉が、とても胸に刺さ去りました。

オンライン英語学習サポートを受ける前に、学習プランを作ってもらったじゃないですか(私ではなく会社の担当者さんに)。

英語力レベルチェックをして「あなたの英語力なら、これとこれとこのテキストをやってください」って教えてもらって。平日1時間+週末2時間は3冊のテキストを必ずやってください、と言われて。

最終目標は、英語を自由自在に使いこなせるレベルがいいですよね!?じゃあ、TOEIC900以上にしましょう!

そんなふうにアドバイザーの人に言われて、その場の高揚感で「わかりました!」なんて言ったけど、実際には全然プラン通りに英語できなかったじゃないですか…

そうでした。ちょうど仕事がお忙しくて、お子様が小さくて英語に時間が取れない時期でした。That's how life goes… 人生ままならない時ってありますよね。

すごい自己嫌悪になったりしたけど、週ごとのスケジュールに合わせて「この週はこれだけ」って決めたら10分とか15分とか毎日少しずつ勉強できるようになって。

「これを続けていったらいいんだ」って思えるようになったんですよ。それがあったから今でもマイペースで続けていけてるんです。

他人の尺度で作った目標とか学習プランって役に立たないと思いますよ。気力も体力も記憶力もある若者と同じことをやってもうまくいかない。
ガンガン長時間、次々レベルアップしてって英語をやりたい人じゃなかったんです、私。

そうだな…

私たち教える側って、学ぶ人が何を求めているのかをもっと真剣に考えなくちゃいけない。自分の尺度で「このくらい英語できるようになりたいよね!?」「このくらい勉強に時間つかわないと上達しないよ」とか何気なく言ってしまうけど、それは誰のためか。

これやらなくちゃ英語話せるようにならないよ」とか「こんなのやったら英語できるようならない」こんな言葉が溢れている今、頭を冷やしてマイペースで英語やるってカンタンじゃない。

「若者と同じ英語学習はしない」は「自分にあった方法でやる」ってこと。自分にあった方法を見つけるのはカンタンじゃない。でも、コレは大人の学習者の強みだと思う。


たまたまネットで見つけたやり方、「先生」に与えられたやり方を、自分にあった方法かどうか少し離れて眺めてみる

今の方法でいいのかしら…と悩んだら、英語学習の棚卸しお手伝いしています。


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