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Pleaseの使いすぎに注意

こんにちは!
英語が苦手は個人ビジネスの方の
英語力アップをサポートする
英語コーチ ながきれいか です。

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15年くらい前だったと思いますが
ヨーロッパに行くのに
中国経由の安い航空券を買いました。

北京で乗り換えるはずの機体が
何かの不具合で飛ばず
市内のホテルに1泊することを
余儀なくされました。

散々、空港で待たされて
バスにすし詰めにされ
航空会社が用意した
ホテルに移動しました。

何十人もの疲れた旅行者がロビーに大挙。
ほとんどがヨーロッパの方だったのですが
皆さん、すんごいお怒りの顔。

ホテルの人も必死で交通整理。
その時、

You, PLEASE come.
(あなた、来てく・だ・さ・い)
You, that counter PLEASE.
(あなた、そのカウンターへど・う・ぞ)

「You」で私たち旅行者を
指差して「PLEASE」をやたら
大声で叫んでいて…

そんな態度のホテルマンを見て
私たち旅行者も益々イライラして。

そのうち受付のカウンター前で
順番を迎えたおじさんとおばさんが
怒って長々と文句を言い始めて
さらにチェックインに時間がかかり。

「安いものを買うときは気をつけよう」
と固く誓いました。


前置きが長くなりましたが
今日は「Please」の使い所に
ついてです。
「Please = 〜してください」と
使っている方は
ぜひ参考にしてください。


1)「指示」にはPleaseはいらない

先日とある料理教室の
英訳レシピを見ていました。
材料や作り方が書いてあります。

作り方の全ステップに

Please mix it with a spoon.
(スプーンで混ぜてください)
Please shake the cup 10 times.
(カップを10回振ってください)

ここでのPleaseは不要です。

「Mix it ~」「Shake the ~」で
始める方が自然です。

「命令で失礼になっちゃう」と
心配しなくて大丈夫ですよ。

英語のレシピサイトを
見てもらうと手順は命令形で
始まっているのが分かります。
美味しいローストチキンのレシピです↓

(pleaseは)「指示」や「忠告」を表す場合は用いられない

ジーニアス英和辞典 第5版

辞書も語法まで細かく
読んでみると新たな発見が
あります。

2)そのPleaseは失礼かも

最初に書いた中国のホテルでの
エピソードでは言い方の問題も
あったとは思うけど
丁寧な口調で言っても
「Please come」
「Please wait here」
はお客様に失礼なことも多い。

pleaseは最小のていねいさしか示さない語であるため,「命令」 を表す文に pleaseを付けても「依頼」にはならない。Tell me about it.に比べ,Tell me about it, please. は言い方がソフトになっているだけで,「命令」であることに変わりはない

ジーニアス英和辞典 第5版

この説明をすると
驚く生徒さんがとても多い。

「PleaseをつければOKだと思ってたのに…」
とショックを受ける方も。

大丈夫です!
「Please」を代わりの依頼表現
差し替えればOK

例えば、

Could you wait here?
(ここでお待ちいただけますか)
Could you go to the counter?
(カウンターまで行っていただけますか)

まとめ

料理の手順にはPleaseは不要。
単なる指示は命令形でいい

家電の使用説明書もPleaseなし。
道案内もPleaseなし。

「依頼」をするときは
Pleaseを使いたくなるけど
あくまで「ソフトな命令」

代わりに「Could you ~?」と
聞けば不遜な印象を与えずに
お願いができます。

参考にしていただけると嬉しいです。


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