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Xmas List ④ 樋口麻美さん

今回お初にお目にかかるお一人目は樋口麻美さん。

劇団四季時代には沢山の演目で主役を務められてきた凄いキャリアのお方なのに、ミュージカルに疎い僕は何も存じ上げずにノホホンと初めましてと相成りまして、案の定リハーサルで度肝を抜かれました。

樋口さんはまさに「真夏の太陽」。

観る者の心の中にどんなに暗黒が立ち込めていてもあっけらかんと吹き飛ばしてくれるそのパンチのある歌声は一度聴いたら絶対に忘れない強烈な印象を与えてくれます。

マライア・キャリーの「All I Want For Chrismas」やエビータの「ブエノスアイレス」ではそこまで振り切って歌って下さると何だかもう僕も一緒にジョギングしているかのような気分になって気持ちの良い汗をかけました。

そんな元気いっぱいの樋口さんが良い意味で期待を裏切って下さったのがバンズ・ヴィジットというミュージカルの「Omar Sharif」という楽曲。調べてみると映画「迷子の警察音楽隊」が原作のミュージカルの中で歌われていた曲だったようで、この映画は僕がノルウェーとかハンガリーとかイスラエルとかのニッチな映画にハマっていた時に観た映画の一つだったのです。

エキゾチックな曲調と歌詞、そして樋口さんの妖艶な歌唱は時空を歪め一気にアラブの安宿へと連れ去ってくれる素敵な体験を与えてくれました。

恒例のミニエピソードはクリスマスメドレーの中での後述の雅原慶さんとのコミカルなやり取り。そういう一面を見せて下さるからシャッターを押したくなるのです。お茶目なクリスマスプレゼント、有り難う御座いました。

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