Xmas List ① 熊本亜記さん

今回のXmas Listに出演された7名のキャストさんの中で面識のある方は3名いらっしゃったのですが、トップバッターは熊本亜記さんにお願いすることにしました。

去年の3月にお会いした時には喉が本調子ではなく本領発揮出来ず寂しそうになさっていた印象があったのですが、今回は本当に圧巻でした。

例えるなら「薄暮」。少しくぐもったダブルリード楽器のような郷愁感のある独特な声が何とも心地好く、聞けば大学ではオーボエ専攻だったとのこと。ストンと腑に落ちました。

歌われたどのナンバーにも心酔したのですが中でも、レ・ミゼラブルの「夢やぶれて」は何度聞いてもパブロフの犬よろしく涙腺が決壊してしまうのでその時だけはどうしてもシャッターが切れず歌唱中のお姿が一枚も無いのはそういうワケなのです、ごめんなさい。

「A Chorus Line」の「What I Did For Love」の歌唱スタイルを客席に座って歌って下さいと演出をお願いしただけで収まらず、身体を折り畳んで寂しそうに歌ってみては？というあるまじき提案に快くチャレンジして下さり、出来上がった絵は心の中で小躍りしながらフィルムに収めさせて頂きました。

あ、そうそう、竹内まりやも大好物なので思い出しては口ずさんでいるんです。素敵なクリスマスプレゼント、有り難う御座いました。