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国税徴収法 合格するためにやったこと

はじめに

令和6年度税理士試験 国税徴収法を受験予定の皆さん、毎日勉強お疲れさまです。
このnoteは、去年(R5)の税理士試験で国税徴収法に合格した体験から、少しでも皆さまの勉強の助けになればと思い、書きました。

このnoteを読んでほしい人

このnoteを読んでほしい対象は、理論暗記がある程度進んでいるけど合格する自信がない人です。言い換えると「理論は覚えたけど、周りの受験生も覚えているだろうし、どうやって上位10%に入るのかわからなくて不安」と感じる人です。
私自身も去年の今頃、「暗記は進んできたが、どうやってライバルに差をつければいいかわからない」と感じていました。そんな時、某予備校で答練の採点をしている先生からとあるアドバイスを受けました。以下では、そのアドバイスをもとに私が実践したことを綴っています。私は、そのアドバイスのおかげで合格できたと心の底から思っています。

国税徴収法で最も重要なこと

国税徴収法を合格する上で、最も重要なスキルは「答案作成力」であると考えます。ここでいう答案作成力とは、「問われたことに答えてますアピールする力」です。どの税法にもいえることですが、国税徴収法は特に「問われたことに答える能力」が大切だと筆者は考えます。その理由は、国税徴収法は他の税法と異なり理論100%の試験だからです。他の税法の計算問題では、数字を使って「問われたことに答えている」ことを伝えることができる一方で、国税徴収法は文字のみで伝えなければなりません。また、国税徴収法は、1つの問いで2つ以上のことを問われることが多々あります。大事なことなのでもう一度言いますが、1つの問いで2つ以上のことを問われることが頻繁に起こります。去年の本試験でも同じことが言えます。上述したとおり、問われてたことに答えることが重要なので、1つ問われたら1つ、2つ問われたら2つ、3つ問われたら3つ答えるべきです。

答案作成 2ステップ

では、具体的にどうしたら「問われたことに答えてますアピール」をすることができるのでしょうか。百聞は一見に如かずということで、去年(令和5年度)の本試験の答案と下書きを再現したものをご覧ください。

国税庁 「令和5年度(第73回)税理士試験試験問題及び答案用紙」より引用。
(https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikenkekka/73/touanyoushi.htm)

STEP1 (問われたことを把握する)

上記画像のように問題文に下線などを用いて、問われたことを正しく把握する。

STEP2(問われたことに答えてますアピールする)

問われたことを把握するだけでは、点数はもらえません。「自分は問われていることを把握し、その問いに答えているんだぞ」というアピールが欠かせません。

ここで重要なこと言います!このnoteで一番伝えたいことはここです!
単刀直入にいうと、「解答に題名つけろ!!!」です!

題名さえあれば、採点者の読みやすさは格段にupします。問われたことに答えてますアピールできます。例えば上記画像 問1(1)であれば、「1.共同的な事業者の第二次納税義務の要件」「2.責任の限度」ってのが題名です。本文では、①要件と②責任の限度の2つのことが問われているため、解答欄にしっかりと「1.共同的な事業者の第二次納税義務の要件」「2.責任の限度」と題名を記した上で、覚えた理論を披露することが大切です。

某予備校の模範解答では「1.成立要件」「2.第二次納税義務の範囲」というふうに、表現を変えて解答しています。個人的な意見ですが、表現を変えるのは難易度が高く、誤変換した場合、減点につながると思うので素直にそのままでいいと思います。現にそれで合格できました。いずれにせよ解答の題名は、必須です。題名が無ければ採点者は、解答者が何を書いてるのかわからず採点する気にならないという声を風の噂で聞いたことがあります。

だらだらと綴りましたが、題名を書くことを意識すれば、「何を問われているのか」「問いは何個あるのか」が自然とわかってくるようになります。(問題文への書き込みは重要です…)上記のことを意識して、これからはじまる全国模試や答練を解いていただきたいです。筆者は過去問を用いて、実際に問題自体は解かずに、題名を付ける練習をひたすら行ってる時期がありました、、

おわりに

ここまで拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございます。どの科目でもいえることですが、国税徴収法は特に6月からが勝負だと思っています。6月以降は理論暗記が完成されていき、どの問題にも対応できるようになる時期だからです。理論暗記と理解が固まり、点と点が線で繋がる瞬間が訪れます。私の場合は、7月中旬でした。。その時期がくれば確実に合格レベルに達し、きっと国税徴収法が好きになります。お身体にお気をつけて直前期がんばってください!




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