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どこでガンプラを買うのか?

3年前に想像できなかった世の中

自分史上、5回目のガンプラ復帰を果たしたのが2019年。あれから3年が経ち、今年で4年目を迎えようとしているのだけれども、たった3年前には想像もできなかった世の中になってしまった。

もちろん40年前、当時小学生だった私が、アラフィフになってもガンプラを作っているとは想像できなかったし、アラフィフになってもガンプラがなかなか買えない世の中であることも想像できなかった。でも40年先の日常を想像できないのは当たり前とも言えるが、3年先に世界が激変するとは思いもよらなかった。

コロナ禍も戦争も原因ではない

コロナ禍、ロシアの侵略戦争、こんなの誰が想像できた!?
いやいや、そんな聞き飽きたことが言いたい訳ではない。

そんな青天の霹靂は、たまには起こるだろう。
そんな大混乱の渦で見えにくくなっているけれども、霹靂が起こらなくったって実は世の中の「これまで」が大きく変わっていることに気づかなければならないし、変えている人がいることも分かっていなくはならないのだと思う。

3年前、ガンプラを買うことはコンビニでペットボトルのお茶を買う行為と大きな差はなかった。お茶は自販機でもスーパーでもコンビニでも、買おうと思い立ってから5分かからず手に入れられるのだが、2019年当時はガンプラも同じだった。コンビニでも扱っていた店舗もあったし、イオンでも買えた、当然家電量販店ではいつでも豊富な商品バリエーションと在庫が潤沢にあった。まあ5分は言い過ぎとしても、Amazonやヨドコムも選択肢に含めれば、買いたいガンプラを手に入れるのに2日以上を要することはなかったのである。

VUCAの時代を乗り越えた先にある不自由な世界

思い返すと、AIで失われる職業なんて話題が世を賑わせたのはそういえば2019年だったかもしれない。まあ、そうかもね、、、なんて思いながらも真剣に考えた訳でもなかったし、実際仕事でAIに関わっていたりもするので、まあそんな簡単に世の中変えるレベルのものでもないなんて思うのだけれども、、、真のAIかどうかは別として、、デジタルの力を借りて最適化・効率化を追い求める行為は、やらなければ競争相手に瞬く間に撃墜される世の中になってしまったのである。そう言えば、働き方改革が言われたのも2019年ごろ、、、あの頃既に世の中は変わってしまった後だったのかもしれない。知らなかったのは日本人だけ?私だけ?

日本人が日本の技術力や品質の高さに自信を持てていた10年前、気が付けば日本の電子・電気メーカーが輝きを失い電子立国ではなくなってしまっていた5年前、
そして、、日本の技術力や品質の高さは米国・中国企業の圧倒的な効率化の波にここ3年で一気に押し流されてしまったのである。

巣ごもり需要の高まり?転売ヤー?
ガンプラが店頭からなくなったのはこれが理由では全くない。

日本中の販売店舗に大量の在庫を抱えている状況で、企業が生き残れる世の中ではないのである。それに加えて人口が減少し資本を外国に牛耳られ、所得も上がらず衰退の一途をたどる国の購買層向けに動かない在庫を抱えていたら、全員のたれ死んでしまうしかないのである。

メーカーは生き残りをかけて、大きく販売戦略を変えたのである。生き残りをかける行動にでてくれたからこそ、ガンプラは無くならずに済んだとも言える。

今やガンプラはどこにでも簡単に売っているモノではない。
欲しい人が能動的に買いに行かねばならないジャンルの嗜好品となったのだ。それを受け入れなければ、存在自体がなくなってしまうのである。資本主義の行きつく先の姿はこれであったという事実。

文明が進めばもっと便利な世の中になると思っていたのだけれども、、VUCA(ブーカ)の時代を乗り越えた先には意外と不自由な世界が待ち受けているような気がしてならない。

ガンプラは我が町の頼れる模型屋さんで購入!

結局ガンプラをどこで買ったのか?を書くためにここまで引っ張ってしまったのだが、、
古くから通っている商店街の模型屋さんにて無事に購入。ガンダムベースに簡単に行けない地方民にとって、これが今では頼りの綱。40年前も商店街の模型屋に通ってガンプラを買っていた。40年で技術はこんなに進歩したはずなのに、ネット通販全盛期の時代なのに、、

22年6月再販のザクFZを無事に入手。実は作ったことがないので、楽しみ!
果たしてF2やORIGINザクの傑作キットを知ってしまった目線でどう見えるのか、、、


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