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基準を下げよう

ミスや失敗は自分を責めるためのものではありません。学びや成長の機会です。自分に厳しくし過ぎていませんか?自分に優しくしましょう。自分に厳しくしてもあまりいいことはないような気がします。自分を厳しく律した方がやる気が出る人ならそうした方がいいかもしれませんが、多くの人は自分に厳しくしてもやる気は出ないと思います。

よく基準を上げようって言います。ここまでやるのは当たり前だよね?という基準を上げることでより成果が得られるというわけです。だけどそれは逆なんです。基準は上げるのではなく下げるんです。基準を上げてしまうと、その基準に満たなかったときに、自分のことを責めてしまいます。ミスや失敗が許せなくなってしまいます。

例えば、自分の基準が90点以上で合格だとすると、89点では失格になってしまいます。基準を下げて60点以上で合格だとすると、65点で合格です。89点で失格と65点で合格だったらどちらの方がいいかは単純には比較できないかもしれませんが、きっと65点で合格の方が幸せだと思います。

もしかしたら、基準を下げると怠惰な自分になってしまいそうって思うかもしれません。でも実はそうでもないんです。基準を上げて合格点を取れずに自分を責めてしまってふさぎ込んでしまっては、それこそやる気も出ないし、結果もついてきません。それだったら基準を下げて簡単に低い合格点を取った方がやる気につながるものです。

つい自分を責めてしまう人は、自分に対する基準が高すぎるのかもしれません。もしかしたらそれがプラスに働くこともあるかもしれませんが、正直あまりないように思います。

自分の基準を下げてみましょう。ちなみに基準というのは、そこを超えたら終わりというノルマではありません。基準を超えたら終わりでもいいし、もっとやってもいいんです。そうすると、基準以上のところからは、主体的な行動になるんです。基準をクリアしているので、気分的には楽です。自分を責める必要もありません。

自分を責めても何もいいことはありません。あなたはもう十分がんばっているんです。それを認められないのは辛いものがあります。基準を下げましょう。いい意味で適当になりましょう。そうすることで、人生に余裕が生まれます。自分に優しくなれます。


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