見出し画像

成長の目盛りを細かくしよう

小さな成長を意識して認めるって大事です。
今回はそのための秘訣をお伝えします。

一生懸命がんばっているけど、ぜんぜん前に進んでいない。そう思ってしまうことってよくあります。

そうなると、がんばるだけ虚しくなってくるかもしれません。やっても無駄なんじゃないかって気持ちが出てきます。

だけど、ぜんぜん前に進んでいないのかというと、そんなことはありません。目には見えないような小さな成長かもしれないけど、何もしていないよりは必ず成長しています。

もしかしたら、成長の目盛りが大きいのかもしれません。成長の目盛りが1メートル単位だとしたら、1メートル進まないと成長を実感できません。

がんばって10センチ進んだとしても、1メートル未満はゼロです。これだと続けるのは大変です。99センチまではぜんぜん前に進んでいる感覚がないからです。

行動を続けるには、前に進んでいる感じや、成長している実感が必要です。この感覚は、実際に進んだ距離とは関係ないんです。前に進んでいるという感覚が重要です。

1メートル単位だと、1メートル進まないとその実感がありません。1メートル進んでようやく前に進んだ感じがしますが、それでもこれだけしか進んでいないのかって思ってしまいます。努力の量と成長の実感が一致しないんです。

努力の割に報われないと思ってしまうんです。これだと、ようやく1メートル進んだとしても、次の2メートルまでは到達できません。1メートル50センチくらいで挫折してしまいます。

これを、根性とかやる気とかモチベーションで解決しようと思っても難しいです。そうやって続けられるのも、せいぜい5メートルくらいです。

ではどうしたらいいのかというと、成長の目盛りを細かくするんです。1メートル単位の成長の目盛りを、1センチ単位にしましょう。

そうするとどうなるのか?
ここから一緒に見ていきましょう。

がんばって10センチ進んだとします。そうすると成長したなぁという実感は10回得られていることになります。

その実感が、次の行動のエネルギーになります。努力の量と成長の実感が釣り合う状態です。また次もがんばろうと思えるし、がんばった分だけ成長の実感があります。

そうやって50センチ、1メートルと少しずつではありますが、確実に前に進んでいけます。

おもしろいのは、成長の目盛りが1メートルでも1センチでも、前に進むスピードは変わらないし、努力の量は同じということです。

どちらも1メートルに到達するまでに時間に差はありません。大きく違うのは成長しているという実感です。成長の目盛りが1メートルだと1回ですが、1センチだと100回です。感情的にはぜんぜん違いますよね。

差がつくのはここからです。
成長の目盛りが1メートルだと、先にお伝えしたとおり、努力が報われないと感じてしまい、行動が失速していきます。やがって完全に止まってしまうかもしれません。

一方、成長の目盛りが1センチだと、これからも同じペースで行動が続いていきます。もしかしたら加速するかもしれません。

この先どうなるのかは、かんたんに想像できますよね。

変えたのは、行動量でも決断でもありません。自分の中にある成長の目盛りの単位だけです。

がんばっているのに努力が報われない。
新しいことを始めたけど、なかなか成長を実感できない。

そんなときって、つい向いてないのかなぁ〜て感じてしまいますが、向き不向き以前に成長の目盛りが大きいのかもしれません。

あなたの成長の目盛りはどんな単位になってますか?その目盛りを細かくしたら何が起こると思いますか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?