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入社5ヶ月で大きな挫折を経験した僕が2年後に全社MVPを受賞した大逆転劇

はじめまして!株式会社スタメンの本間と申します!
株式会社スタメンが開催するnoteリレーの企画に参加し、個人でnoteを発信させていただくことになりましたので、ぜひご覧いただけると嬉しく思います!
noteリレーについてはこちら↓

簡単な自己紹介と記事投稿の背景

1997年生まれ、神奈川県横浜市出身。
17年間サッカー、一筋でプロを目指していました。
2020年に新卒で株式会社スタメンに入社し、2022年1stピリオドでベストマーケティング賞、2022年2ndピリオドでは全社MVPを受賞しました!
現在は、立ち上げフェーズの事業開発部門の司令塔として事業拡大に従事しております。
自己紹介に記載させていただいた通り、もともとサッカー小僧で新卒入社までPCも触ったことがなかった僕がなぜ全社MVPを受賞することができたのか言語化するいい機会だなと思い、投稿を決意しました!

サッカー少年時代

中学では神奈川県で優勝、高校では全国ベスト8、大学では関東1部リーグのクラブチームの入団テストに合格し、JFL参入(J3の手前のプロリーグ)を大学3年の冬まで目指していました。
17年間ずっとサッカーをやっていましたが、仕事をする上での価値観の大半がこの期間で形成されました。
具体的には、監督に評価されないと試合に出れないので、『監督に求められていること』+『自分の強みや特徴を発揮すること』=『他者との差別化や希少価値をアピールできるか』が重要だと考えていたがゆえに、周りからの評価を気にする人間になってしまいました。
なぜなら監督に評価をされないとそもそも試合に出れないからです、、、

そんな価値観が形成されたなかで、プロサッカー選手になる可能性が少しでもあればと思い、大学3年生まではプロを目指していました。
そんななか大学3年生の11月頃に前十字靭帯断裂及び半月板損傷という全治8ヶ月の大怪我を負うことになり、プロへの道はほぼ絶望的に。
その時期にちょうど就活をするべきか、プロの道を目指してみるか、悩んでいる時でもあったので、ある意味怪我をしたことで諦めがつきました。
その当時は、虚無感に襲われ、就活へのモチベーションなんて出るわけもなく。
ただ、サッカーをやっていたことで、仲間と結果を出すことを目的に行動している瞬間が楽しくて仕方なかったので、仕事にもこれを求めたく、当時上場前のベンチャー企業、スタメンに入社しました。
→入社に至るまでの背景はこちらの記事から

人生で一番の挫折経験

新卒入社しましたが、なんと言ってもサッカーしかしてきておらず、スキルも実力も何もない状態からスタートでした。
ただ、成果を出したいという想いは誰よりも持っていたので、とにかく量を誰よりもやって、打席に立つことを意識して日々の業務に取り組んでいました。

ISに配属だったので、日時で240件テレアポをやってみたりと"量質転化"という言葉がある通り、量が質に変わった結果、個人の成果もついてくるだろうと思っていました。(だいぶ安易な考えですね)
とにかく誰にも負けない量をやってみましたが、それだけでは全く成果がでず、自分のスキルや能力も全然伸びないことに気付きました。
自分の天井というか限界というか、自分自身の伸び幅の限界に気付いてしまいました。(実際はそんなことなかったのですが、当時はもうダメだと思っていました。)

新卒入社後にISを3ヶ月間経験した後、FSに転向し2ヶ月ほどで1件大型案件を受注できましたが、自分1人ではなく、99%上司のおかげでした。
契約前の最後の大事なプレゼンでも1時間のうち僕が話したのは3分ほどで、何もできなかった自分に失望をしました。
ここで現実と理想の圧倒的な乖離に気付き、精神的に潰れてしまい、仕事も休んでしまいました。

3ヶ月ほど休んでしまいましたが、こんな僕を採用してくれた経営陣や1番近くで見てくれていた東京拠点の責任者の方には本当に本当に感謝していたので、僕に関わってくれた方々をただただ見返したかった気持ちもありました。
このまま逃げてはおしまいだ。かっこ悪い。と思い、どうやったら成果を出せるのか勉強しました。
個人的には、モチベーションを高く持つことはあまり意味がなく、一過性でしかなく、持続しないと思っていますし、なんせ精神的にやられてしまった張本人だったので、個人のモチベーションに左右されないために、自分の強みを活かすこととゲーム(ビジネス)の勝ち方を理解することが大事だということを覚えました。

ゲームに勝つにはどうするべきか

自分の強みを活かすことの重要性

成果を出すための要素の一つ目に自分の強みを活かすことが大事だなと思ったのには、自分自身の原体験がありました。
サッカーを17年間やってきましたが、守備を一切やらなかったです。
攻撃のポジションだったので、とにかく自分の強みと求められていることは『ゴールを決めること』でした。
なので、ゴールを決めるための練習しかしなかったです。結果的にそれが評価と成果に繋がり、レギュラーを獲得できた経験がありました。
上記の原体験より、①自分の強みを見つけること。②弱みはバレない程度に隠すこと。の重要性を感じました。

仕事における僕の強みは何か

僕の強みはなにかと言うと、BDRでした。一企業のキーマンを攻略する為の集中力や戦術を練り何もないところからの新規開拓には自信がありました。
これは、量ができると似ていて、1つの物事に全力で取り組めること、一企業を開拓することへの執念は誰よりもあると思っています。
逆に俯瞰して物事を見たり、仕組み化したり、チーム全体から見た最適な手段で戦うことが苦手であり、だから新卒入社後5ヶ月間は、全くうまくいかなかったんだなと思っています。

ゲームの構造を理解すること

個人の精神的なモチベーションに左右されないでかつ自分の強みを活かすことが重要だと思う中で、新卒入社したばかりの当時のように、ただ闇雲に量をやるのではなく、どうしたら成果を出せるのかを考えました。
成果を出すためには、ずばり『ゲームの構造を理解すること』だと弊社代表の大西さんより教えていただきました。
もう少し噛み砕いていくと、IS (BDR)をやっていたので、ターゲット対象先の組織構造の理解、顧客の理解、どうしたらこのゲームに勝てるかという観点でとにかく一次情報を得ることがゲームの構造を理解する上で大事だということです。
営業の商談に同席したり、CS担当に導入顧客の状況を色々ヒアリングしたりと、とにかくインプットを繰り返し、それを自分なりに咀嚼し理解することを実践してきました。

上記を実践していくとエンプラ企業をいくつか新規開拓で契約できたりと成果の形が見えてくるようになってきました。
そんな体験から、成果を出すためには、『ゲームの構造理解と一次情報のインプット』+『圧倒的なアクション量』=『その戦場で最適な戦い方を見出し、そこに全力でリソースを割くことで成果が出る』ということを覚えました。

チャンス到来

徐々に成果を出するようになってきた2021年12月頃に大西さんより、『新規事業開発部門のISを任せたい』と抜擢していただきました。
ISが僕1人のみだったので、自身の商談供給が途絶えた瞬間、事業が衰退していくので不安もありましたが、正直自信の方がありました。
なぜなら、僕は成果の出し方を知っているからです!!

僕なりの成果の出し方

①ゲームの構造理解
→対象とするマーケットの組織構造や現場の課題、一次情報を拾い、とにかく解像度を上げること
②戦い方、戦略戦術を決めるための仮説検証
→解像度を上げたら、どういう戦い方が最適か、小さく検証する
③アクション量を最大化
→小さい検証を数こなし、うまくいった戦い方に一点突破で全リソースを投下
④うまくいった要因を言語化し、横展開して、派生させていく

+αでもう一つうまくいった要因があるなと思っており、それは自分の強みを活かせる事業であるかどうかです。
先程の大西さんに抜擢してもらった一つの理由が、自分の強みを活かせる事業であったことが自分が求められた理由だと感じています。

全社MVP受賞

事業開発部門として立ち上げを1年間実施し、チームのおかげもあって圧倒的な成果を出すことができ、2022年1stピリオドでベストマーケティング賞、2022年2ndピリオドでは全社MVPすることができました!!

これから

今は、IS〜FS〜CSがそれぞれ2名ずついる事業開発部門にまで立ち上げることに成功しました。
現在は、一番の強みでありキャリアを築き上げた自信のあるISを今月からやめました。やめたというよりは捨てました。
"捨てれる人間は強い。"とCOOの森川さんより言っていただいたので、思い切って捨ててみました。
ただ、全て失敗した時の帰る故郷(ここではIS)があるからこそ何もかも捨てて挑戦できると思っているので、この1つ強みがあるのと無いのでは個人のキャリアという観点では大きな財産になると思いますし、捨てるという意思決定ができる大きな要素だと感じました。

今後は、個人の戦闘力を高め、どの領域でも成果を出すために、マーケティング活動から、CSを現場で実施したり、営業企画をやったり、 FSと連携して案件を前に動かすことをしたり、部門が成果を出す為に必要な全てのボールを拾うことからやっていきます。

一方で、成果を出すためにやらないことを決めることの重要性も認識しています。これも成果を出すための方法と一緒でリソース投下する先を見極め、やることよりもやらないことを削ぎ落としていくことが大事だと思っています。

最後に

どの領域でも成果を出す人間でありたいと考えています。
ちょうど先週まで事業責任者になりたいと思っていましたが、今は思わなくなりました。
思わなくなったというよりは、なりたいと思っている人がなるのではなく、どの領域でも先頭で旗を掲げ、成果を出し続ける人間が勝手に組織の責任者になっているんだと思います。
もう少し噛み砕くと、責任者になることが目的では、責任者になれないですし、逆を言えば責任者としての気持ちで責任者としての行動をすることは今からでもできると思います。
そこに雁字搦めになる必要はないし、余計なことだと思っているので、とにかく成果を出す人間になります。
そうすれば必然とキャリアが見えてくると思いました。

思い返せば、事業開発部門を僕ともう1人の営業メンバー2人で立ち上げると決まった時も、成果を出し始めていた時に抜擢されました。
サッカーでも成果を出していたから試合に出してもらえました。

綺麗なゴールでも泥臭い誰もが決められるゴールでも、同じ1点だと思ってます。
そのゴールを"決めた"という成果が大事。という気持ちを常に持っておきながら、目の前の1点を取ることに貪欲にこだわり、愚直に向き合い、どの領域でも成果を出す人間でありたいです。

めちゃくちゃ辛くて、誰にも言いたくなかったですが、今では笑って話せるくらいに、少しはなかったかなと思います。

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