Key=Cでコード進行を見ることは大事

好きな音楽を耳コピして演奏したいと思ったときに、♯とか♭が大量についていると、それだけでやる気が無くなるが、Key=Cへの直し方を知っておくと、楽に演奏することができる。また、曲の流れを予想するのが簡単になり、耳コピするときも速度が早くなる。

Key=Cのとき、三和音のダイアトニックコードは、

C Dm Em F G7 Am Bm となる。

後はノンダイアトニックコードとしてE7、Gmなどを覚えれば良い。

【例】 Official髭男dism Pretender の前奏のコード進行の場合

(原曲) A♭ E♭ C7 Fm B♭m E♭7 を直すと、

(Key=C) C G E7 Am Dm G7 となる。

ディグリーネームでは、I V III7 VIm IIm V7 となる。

原曲が何のキーがわからなくても、探すことはできる。見つけ方としては、J-POPの場合、曲のAメロのフレーズ、歌い始め、もしくはサビの終わりのコードがKey=CのCに当たる場合が多い。ギター、ピアノでCコードを弾きながら調べれば良い。

すべての曲をKey=Cになおして考えるようになると、これは「王道進行」の流れだ、とか、これは「1-6-2-5」だとか、よく使われるコード進行が自然と浮かぶようになってくる。

注意が必要なのは、ギターコード譜のサイトで「簡単弾き」などで移調して演奏するとき、♯や♭がない状態で演奏できるが、このときはKey=Cになっているとは限らない。Key=FやKey=Gになっている可能性もある。

いかなるときもKey=Cに移調してコード譜を見ることが大事。音楽に調は12個あるが、全部Key=Cだけで覚えれば単純計算で労力は12分の1になるのではないかと思っている。

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