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「REICOの読書日記」No49

4C速読法 50 「お母さん、「あとで」といわないで」
宮原和子著  1995年

② 3Point
1.(子育てで大切なことがそこに隠されているのです。)
 それは、自分では当たり前と思っていることが実は当たり前でないことに気づく、ということです。あるがままを受け入れていたら、電柱が都市の美しさを阻害していることには気づきません。
 子育ても同じことです。子供はこんなものであろうと思っていると、子供のどこかに眠っているものを気づいてやることはできません。なにかあるのではと考えていくと、それまでに気づかなかった子供の魅力を発見することができるのです。
 ー--お母さんの子育てにとって大切なことは、それまでに気がつかなかった子供の能力を引き出すことです。その能力を引き出すには、技術が要ります。それも簡単な技術です。
 子供が「お母さん」と呼んだ時に「なあに」とすぐ答えるだけのことです。

2.人は知的な好奇心を持っています。その知的好奇心を最大限に活かすために私たちは社会への参加をおこないます。こういった知的好奇心の基礎は、実は子供が生まれた時からつくられ、大きくふくらんでいくものです。ー----   子供は自分の持っている情報とほんの少しでも違った情報を得ることによって、自分のまわりにある世界を興味をもって探索し、いろいろな探索行為をすることで何かを獲得し、もっと知りたい衝動に駆られ関心をひろげ、知識を深めていくのです。ー---
 この「これ、なあに」「なぜ」「どうして」に答えるお母さんの対応が、子どもの好奇心、探求心を育てる鍵を握っています。子供がそういった好奇心を示したとき、親がきちんと応える対応すると、子どもは伸びるし、反対であれば、子どもの好奇心の芽はつまれると言っていいでしょう。

3.子どもが幼いころ、その心を知るためには「ねぇ、ママ、私のおはなし聞いて!」という声をしっかり受け止めることが大切です。
「あとで・・・」では、遅いのです。子供は今すぐ聞いてほしいのです。子供には「あと」はないのです。「あと」では何を言いたかったのかを忘れてしまいます。「あと」ではどうでもよくなります。

③1Action
 子育ては終わったものの、今、2世帯家族で、小学校1年を筆頭に3人の孫と一緒に暮らしています。ときに「おばあちゃん、聞いて!」って言ってきますが、そんな時は、絶対「あとで」は言わないようにします。

④1Episode
 子どもを本好きにするには、わたしの経験では、子どもに本を選択する自由を与え、一度に何冊もの本を買ってやらないことです。しかも本へのかかわりは、子どもが本当に幼いときからスタートさせることです。
(クリスマスなどのプレゼントに本を送ったりしてましたが、自分で選ばせることが大切なんですね。)

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本好きが高じて、ついに自分でも本を電子出版しました!
「REICOの徒然草」(しんどい心とさよならできる言葉たち)


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