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鰤(師)曰く。


①子曰く、学びて思わざれば罔(くら)し。思いて学ばざれば殆(あやう)し

【意訳】
先生は言われた。読書や先生から学ぶだけで、思考を怠ると、知識が身につかない。しかし、思考ばかりで読書を怠ると、独断的になる。バランスが大事よ

鰤ver

鰤曰く、浮かびて泳がざれば沈む。泳ぎてて浮かばざれども沈む。

【意訳】
鰤は言った。例え浮かんだとしても、泳がなければいずれ沈んでしまう。また、泳いでいても浮かび続けなければこれまた沈んでしまう。両立せよ。

②之れを知る者は之れを好む者に如(し)かず。 之れを好む者は之れを楽しむ者に如(し)かず。

【意訳】
ある物事を理解している人には知識があるが、好きな人には敵わない。 ある物事を好きな人は、楽しんでいる人には敵わない。

鰤ver.

鰤を知るものは之を好む者に如かず。
鰤を好む者は鰤の調理法を楽しむ者に如かず。

【意訳】
鰤の名前を知っている人は、鰤を好んで食べる人には敵わない。鰤を好んで食べる人は、鰤にアレンジしながら様々な味わいを楽しむ人には敵わない。

③ 子曰く、学は及ばざるが如くせよ。猶(なお)之を失わんことを恐れよ。

【意訳】
成長を実感する瞬間は嬉しいものだ。しかし決して「自分はもう十分に学んだからできる」と調子にのるのではなく、常に学ぼうとする姿勢を維持する必要がある。

鰤ver.

鰤曰く、骨はは取らざるが如くせよ。猶(なお)身の食べ忘れんことを恐れよ。

【意訳】
鰤は美味しい。しかし、決して骨を取り切ったと慢心する事なく骨をしっかり取ってほしい。ただ、骨取りに夢中になって身を食べ忘れてしまう事もこれまた恐ろしい事だ。

鰤の塩焼き
あたくしは鰤を好むだけでなく
楽しむものでありたいと常々思っております

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