マガジンのカバー画像

電子書籍『キウイ基地――ポルノ女優と過ごした夏』関連

25
2023年6月23日発売(匠芸社・シトラス文庫)の「キウイ基地──ポルノ女優と過ごした夏」関連の記事になります。
運営しているクリエイター

#恋愛小説

好きな女を守るためなら、何のちゅうちょもしないのが、男だ

   黒いコウモリ傘を差した、黒いスーツにオールバックといういかつい風貌の男は、祐介の自…

柚木怜
13日前
18

【キウイ基地】最後の最後まで、そんなことを……。

   また会える? いつ戻ってくる?  一番聞きたいことはいまだに聞けていない。いや、聞…

柚木怜
4週間前
17

お母さんの喘ぎ声が聞こえてきた、「離れ」の前で……

こちらは『キウイ基地ーポルノ女優と過ごした夏』(匠芸社・シトラス文庫)のワンシーンを抜粋…

柚木怜
3か月前
21

【キウイ基地】僕の彼女は〝ポルノ女優〟。

※ こちらは『キウイ基地ーポルノ女優と過ごした夏』(匠芸社・シトラス文庫)のワンシーンを…

柚木怜
7か月前
22

【キウイ基地】郷愁のショートムービー

 官能小説の朗読チャンネル「ちづ姉さんのアトリエ」では、過激な描写のある動画は年齢制限を…

柚木怜
8か月前
28

今日一日、一緒にいて…すごくしたくなったの

こちらの記事は「キウイ基地ーポルノ女優と過ごした夏」(匠芸社・シトラス文庫刊)から抜粋し…

柚木怜
9か月前
39

途中で嫌になったら、言ってね……すぐに出るから

こちらの記事は『キウイ基地ーポルノ女優と過ごした夏』(匠芸社・シトラス文庫刊)から抜粋したものとなります。 (第三章 ピンク映画と、セーラー服の彼女)  進めば進むほど、怪しい雰囲気は濃くなった。十八禁と書かれたビデオ屋さん、「大人のオモチャ」と大きく掲げられた看板も目につく。二階建てのゲームセンターが見えてきた。煙草の煙が漂ってきて、臭かった。店の前に不良っぽい学生が数人たむろしていて、煙草を吸っていた。ゲームセンターは窓のすべてにスモークフィルムが貼られ、中の様子がま

出演女優と一緒にピンク映画を観た

 祐介は食い入るように映画を観ていた。  利香子さんはいまも手を握ってくれていた。  スク…

柚木怜
9か月前
25

十六歳──自分がなんのために生まれてきたのか

 亀頭が、柔らかい湿地に嵌ろうとしていた。  利香子さんが両手を祐介の背中に回してきた。…

柚木怜
11か月前
29

官能ショート『プロが教える人妻のイカせ方!?』

「祐介、これ、なあに?」 利香子さんの一重の瞳が妖しく光り、潤んでいた。 裏山に設営され…

柚木怜
11か月前
28

官能朗読「それ、だめ…声、出ちゃう」

 YouTubeチャンネル「ちづ姉さんのアトリエ」では、1分間の官能ショート動画を投稿していま…

柚木怜
1年前
23

一糸まとわぬ彼女は森の妖精みたいだった

「ほんと、暑いわね。汗が止まらない。外のほうがまだマシね」  利香子さんは四つん這いのま…

柚木怜
1年前
27

1分間の官能朗読と淫靡映像「ひみつの万華鏡」

 YouTubeチャンネル「ちづ姉さんの官能朗読」(現在は「ちづ姉さんのアトリエ)では、21歳…

柚木怜
1年前
19

負けてなるものかと、機関車の車輪のごとく──。

 嫌な予感しかなかった。利香子さんの身に何かがあったとしか思えなかった。  利香子さん、利香子さん……。  祐介は胸の中で何度も彼女の名前を呼び続けていた。夕焼けの赤が、祐介の汗まみれの顔を輝かせていた。  やがてこの峠最大の勾配である、ヘアピンカーブにさしかかった。さすがにここは漕ぐより、走ったほうが早い。素早くチャリンコから飛び降りて、手で押しながら猛ダッシュした。  夏、裏山で利香子さんを背負ってトレーニングしていたおかげか、祐介は自然と気合いと根性を振り絞っていた。「