[実録]神仏との対峙 - エピソードナイン 神との和解
前回の続きです。
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詐欺まがいの行為で騙され、妙見と訣別した私は、しばらくはマッチポンプ霊障に悩まされることもなく、清々しい気持ちで過ごしていました。ある日、師匠から連絡があり「妙見は潜水艦になって海底に沈んでいる。」とのことでした。
師匠の独特の例えに笑いつつも、落ち込んでいるのは伝わってきました。でも私も頑固なので、許す気はありませんでした。
しばらくして、みたことのない龍神が現れました。
誰なのか聞いたら「妙見の遣いだ。」と言うのです。
どうしたのか聞いたら、「これで本当に良いのかと聞いてこいと言われた。」と。
「感謝はしてるけど、これでいい。」ときっぱり答えたところ、いきなり横から「いいのかぁーっ!!!」とじじいが叫びながら現れました。
そこにいたのか・・・
お遣いの龍神とは一体・・・
ちょっとおかしくて笑いそうになりましたが、無視しました。
でも、なんだか釈然としない気持ちも残っていました。
「龍神は嘘をつかない。」と師匠は言ってたのに、妙見が「あいつはお前の霊体だ」とはっきり言っていたことがひっかかっていました。こんなにあからさまな嘘をつくものなのかと。
それは同じく師匠も違和感を感じていた模様です。いくら妙見でも言葉を誤魔化すことはあっても嘘はつかないだろうと。
師匠が気になって霊能者の方と一緒に調べてくれたようでした。
師匠から連絡があり、調べたら「ペン」のせいだったと。
ぺ、ペン…????
「天界にはある龍神が創造主にねだって作ってもらったペンがある。そのペンで体に何かを書くと、本人の意識とは関係なく行動してしまう。そういうおそろしいペンがあるんだよ。」と。
なんですか、そのドラえもんの道具みたいなペンは…
さすがに理解できません…
「妙見の体に嘘をつくように書き込まれてた。」
「その龍神は、なぜそんなことをしたんでしょうか?」と聞いたら、
「妙見が〇〇さん(私)を手懐けていろいろ食べてもらってるから、嘘をつかせて嫌わせて胃袋を横取りしようとしたんだろう。〇〇さん(私)は優良胃袋だから。」と。
ななななんて賢い、すごい。
いや感心してる場合ではない、この龍神の策にしっかりはまってしまっていたわたくし…
「妙見は悪くないから許してやったら?」と言われました。
気がついたらおじいちゃんが目の前に立ってました。うるうるした目でこっちをみています。
とはいえ数々のマッチポンプ霊障については明らかに有罪です。日頃から疑われるようなことをしてたから悪いのではないかと思いました。
でも「龍神には人間にとっていいところも悪いところもある。人間はいい面しかみようとしてない。」と師匠が言ってたことを思いました。
自分にとって悪いところのある神を否定する気はせず、そもそも神だからという理由でこのおじいちゃんと毎日のように対峙しているのかと言ったら全くそうではないと思いました。このおじいちゃんに神として何かを期待しているわけでもない、なんならいなくても困らない。むしろ平和。でもいないと少し寂しい。そう思いました。
まぁもっと単純な話、この目をうるうるさせたじじいが心底嫌いになれないと思いました。
話しかけると満面の笑みでうれしそうです。
自分も嬉しい気持ちになっていました。
はい。
というわけでこの最凶ニコニコじじいの悪いところも受け入れた結果、未だに毎日絡まれています(泣)
でもやっぱり嫌いになれない。
不思議な徳のあるじじいです。
そしてこれを皮切りに次々にいろんなじじいが現れ、足元を救われるような事態になってしまいました。
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